スマホにその人の名前が表示されただけで、少し気が重くなる……。嫌いとまでは言えないけれど、なんとなく会うのが負担になっている相手はいませんか。今回は、関わり続けると自分が損をしてしまう「距離を置くべき人」に見られる特徴と、角を立てずに離れていくためのコツを紹介します。
距離を置くべき人の特徴として、まず気をつけたいのが悪口の多さです。ランチの席に着くなり「ねえ、あの人ってさ」と、その場にいない誰かの話が始まります。そんな人は、あなたがいない場所であなたの話をしている可能性も高いんです。
相づちを打っているだけのつもりでも、周りからは「一緒に悪口を言っていた人」と見られてしまうことがあります。
距離を置くべき人には、相手の話をまず否定するクセがあります。仕事の悩みを打ち明けても「でもさ、それはあなたも悪いよ」「それは甘いって」と返され、話すたびに自信がしぼんでいきます。
一度や二度なら意見の違いですが、毎回となると話は別です。気づけば「この人には何も言わないでおこう」と、自分の気持ちを隠すようになっていませんか。
距離を置くべき人に見られる特徴には、頼みごとの変化もあります。最初は「ごめん、今回だけお願い」だった頼みごとが、いつの間にか「いつものやっといて」に変わっていませんか。
お礼の言葉が減り、断ったときに不機嫌になるようなら要注意。あなたの好意が、相手の中で「やってもらって当然のもの」になっています。
頼まれるたびに自分の予定を後回しにしているなら、その関係はもう対等ではありません。
距離を置くべき人の中には、親切そうな顔で相手の行動を決めようとする人もいます。転職を考えていると話せば「今辞めるなんて絶対やめたほうがいい」、新しい恋人の話をすれば「その人、本当に大丈夫?」。
すべてが「あなたのため」という言葉で包まれているので、なかなか反論できないんですよね。ただ、自分の人生の選択に、いつもこの人の顔色がちらつくようになったら、少し離れたほうがいいサインです。
距離を置くべき人と過ごしたあとには、独特の後味が残りがちです。会っているときは楽しく話していたはずなのに、帰り道で「私の言い方、悪かったかな」と考え込んでしまうのです。
実は私にも、学生時代から続いていた友人で、会うたびにこうなる相手がいました。冗談まじりに私の服装や仕事をいじる人で、その場では笑って流していたのですが、家に着くといつも気持ちが沈んでいたんです。会う回数を減らしてから、休日の気分が驚くほど軽くなりました。
いきなり連絡を断つと、相手を刺激してしまうこともあります。まずは、すぐに返していたメッセージを数時間後、翌日と、少しずつゆっくりにしてみましょう。
内容も「そうなんだ」「了解」など短めで十分です。やりとりの熱量が下がると、相手からの連絡も自然と減っていきます。
悪口や口出しの多い相手には、自分の恋愛や家族、仕事の悩みといった深い話をしないのがいちばんの予防策です。聞かれても「最近はまあまあかな」とさらりと答え、話題を相手の趣味や天気など当たりさわりのないものに移します。
話の材料を渡さなければ、ほかの場所で話題にされる心配も、否定される場面も減らせます。
頼みごとをすべて断る必要はありません。ただ、「資料の確認だけならできるけど、作るのは難しいな」と、できる範囲をはっきり言葉にして返しましょう。
引き受ける範囲を自分で決めることで、「言えば何でもやってくれる人」という見られ方が少しずつ変わっていきます。
距離を置くことに、罪悪感を持つ人は少なくありません。けれども、無理に付き合い続けて自分がすり減ってしまっては、ほかの大切な人に向ける余裕までなくなってしまいます。
相手を嫌いになる必要も、関係を完全に切る必要もありません。会う回数を少し減らして、そのぶん一緒にいてほっとできる人との時間を増やしていけば十分です。
Written by 紬(つむぎ)