人と話すのは嫌いではないのに、なぜか親しい関係にまで発展しないと、もどかしさを感じることがありませんか?今回は、友達がいない人がついやってしまいがちな「嫌われる行動」と、人と打ち解けるためにできることを紹介します。
友達がいない人は、相手から話題を振られても「うん」「そうだね」と短く返すだけで、会話を終わらせてしまうことがあります。本人は緊張していたり、何を話せばいいかわからなかったりするだけ、というケースがほとんどです。
しかし相手の側からすると、会話のボールが返ってこない状態が続くため「私と話したくないのかな」と受け取られてしまいます。悪気がないぶん、誤解が解けにくい行動です。
友達がいない人にありがちなのが、相手が話し終える前に「でもさ」「それって〜じゃない?」と口を挟んでしまうことです。沈黙が怖くて、つい早く言葉をつなごうとしてしまうのが理由のひとつです。
話を途中で遮られた側は、最後まで聞いてもらえなかったという小さな不満を抱えます。一度ではささいなことでも、何度か重なると「この人とは話しにくい」という印象につながります。
友達がいない人の行動として、初対面で「私、人見知りなので」と先に伝えてしまうことも挙げられます。うまく話せなかったときの言い訳を用意しておきたい、という気持ちから出る言葉です。
ただ、聞いた側は「気を遣って話しかけなければいけない」と身構えてしまいます。相手に歩み寄る役割を任せる形になるため、かえって距離が生まれやすくなります。
友達がいない人は、打ち解けようとするあまり、相手の見た目や失敗をいじって笑いをとろうとすることがあります。実は以前、職場の後輩に「その服、今日も同じだね」と軽い気持ちで言ったところ、その日から少し避けられるようになったことがありました……。私としては親しみを込めたつもりでしたが、後輩は周りの前で指摘されたことを気にしていたと、あとから別の同僚に聞いたのです。
いじりは、信頼関係ができあがった相手との間でしか成り立ちません。距離を縮める前に使うと、逆効果になりやすいのです。
友達がいない人の中には、「今度の飲み会の場所教えて」「これ代わりにお願いできる?」など、用事があるときだけ連絡をする人もいます。人付き合いに慣れていないため、用もなく連絡するきっかけがつかめないのです。
その結果、相手には「困ったときだけ頼られている」という印象が残ります。連絡がくるたびに身構えられるようになると、自然と関係は細くなっていきます。頼みごと自体が悪いわけではなく、ふだんのやりとりがないまま頼るところに問題があるのです。
「うん、そうだね」で終わらせず、「それでどうだった?」と質問をひとつ足してみましょう。質問は相手に話す機会を渡す合図になるため、それだけで会話が続きやすくなります。
初対面で「人見知りなので」と言いたくなったときも、代わりに「このお店、よく来るんですか?」と質問から入ると、相手も自然に話しやすくなります。
話の途中で割り込むクセがある人は、相手が話し終えてから心の中で「1、2」と数えてから口を開くように意識してみてください。沈黙はほんの一瞬でも、相手には「しっかり聞いてもらえた」という安心感が生まれます。
うなずきや「そうなんだ」というあいづちを挟むことも、話を最後まで聞いている姿勢を伝える助けになります。
頼みごとの連絡ばかりにならないよう、月に一度くらいは用事のない連絡を送ってみましょう。「この前話してたカフェ、行ってみたよ」「最近寒いけど元気にしてる?」といった一言で十分です。
相手に負担をかけない短いメッセージを重ねることで、「困ったときだけの人」という印象は少しずつ薄れていきます。
打ち解けたいときほど、相手の欠点ではなく長所に目を向けて言葉にしてみてください。「その色、似合うね」「説明がわかりやすかった」など、具体的に伝えるのがポイントです。
褒められて嫌な気持ちになる人はほとんどいません。いじりよりも安全に、相手との距離を縮められる伝え方です。
友達がいない人の「嫌われる行動」は、どれも性格の問題ではなく、人付き合いに慣れていないことから生まれるものです。だからこそ、言葉の選び方や連絡の仕方を少し変えるだけで、周りの反応も変わっていきます。
一度にすべてを直そうとせず、まずは次の会話で質問をひとつ足すところから意識してみてください。
Written by 佐和