些細なことで落ち込む性格のせいで、生きづらさを感じたことはありませんか? 世の中には物事を前向きに考えられる人がいれば、何でも後ろ向きに考えてしまう人もいます。
心が繊細だと、仕事や人間関係で悩むことも多いですよね。
そこで今回は、メンタルが弱い人に共通する特徴や、心を鍛える方法をご紹介します。
メンタルが弱い人の心と頭の中は、常に不安で一杯です。とくに、まだ起きていない“未来”への不安が強く、あれこれマイナスに考えてしまいます。
「仕事で失敗したらどうしよう……」「恋人に嫌われたかもしれない……」など、最悪な場面を想像することは多くありませんか?
メンタルが弱い人は、自分が喜んだり、幸せを感じたりする姿を想像できないため、考えることは悪い結果ばかり。仮にいい出来事が起きても「次は嫌なことが起こるのでは?」と考えてしまうことが多いです。
メンタルが弱い人は、まさに感情にコントロールされている状態なんです。
嫌なことをズルズルと引きずってしまったり、何も手につかなくなったりするなら、心が繊細な証拠です。メンタルが弱い人は、立ち直るまでに時間がかかります。
悩みが解決しても、負の感情から抜けられないため、長期間苦しい思いをすることも……。その結果、やるべきことに集中できず、ミスや失敗が続いてしまいます。
日々の生活の中で、次のような経験はありませんか?
・周りで笑い声を聞くと自分が悪く言われている気がする
・友達や恋人の様子がいつもと違うと「自分のせいかも」と思う
・自分のコンプレックスを隠すために外出時は必ずマスクをつける
・些細なミスでも「周りに迷惑をかけてしまった」とひどく落ち込む
メンタルが弱い人は、他人の評価を過度に気にしがちです。「嫌われたら」「うざいと思われるかも」などと想像してしまいます。
その結果、人前に出ることに疲れたり、億劫になったりすることも……。周りから「気にしすぎ!」と言われても、気にしてしまうのがメンタルが弱い人なんです。
メンタルが弱い人は自分に自信がなく、自己否定する癖がついています。たとえ周りから褒められても、素直に受け取れません。
「そんなことないよ」「私なんて全然……」と、せっかくの褒め言葉を自分で打ち消してしまいます。
また、失敗を恐れるあまり、新たな挑戦を避けることも多いです。うまくいかないと考えてしまい、なかなか前に進めません。
否定的な言葉は、言う度に自信ややる気を奪うもの。自信をつけることは時間がかかりますが、失うのは簡単です。
メンタルが弱い人は責任感が強く、自分の役割や仕事にとても真剣です。「自分がやるしかない」という意識を持っており、周りに頼ることが苦手です。
そのため、やるべきことが多すぎると、強いプレッシャーを感じてしまいます。そのプレッシャーによって、さらに追い詰められてしまうことも……。
また、メンタルが弱い人はミスをしたときに自分を厳しく責める傾向があります。
責任感が強いことが裏目に出てしまうこともあるのです。
人間は誰しも完璧ではありません。長所があれば、短所もありますよね。
完璧を追い求めると、何事にも高いハードルを設けてしまい、達成できなかったときに大きなストレスを感じます。常に100点を目指すより、80点でもいいと考えることが大切です。
仮に仕事でミスをしても、自分を責めすぎないようにしましょう。
メンタルを鍛えるためには、ときに失敗や困難、傷つくことも必要です。苦しい経験をするからこそ、成長できるのです。
自分と他人を比較すると、自分に足りない部分ばかりに目が行ってしまいがちです。「あの人みたいに〇〇だったら……」という比較癖は、自信を失う原因にもなります。
あなたという人はこの世にたった1人だけ。自分のことがちっぽけに思えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、そんなあなたでも素敵だと感じたり、大切に思ってくれたりする人は必ずいます。
自分と他人を比較するのではなく、あなた自身と戦いましょう。「もっと〇〇だったら」という思いは、自分の成長のために使うべきです。
強くなろうと、何でも1人で抱えてばかりいませんか? メンタルを鍛えるためには、1人で抱え込むことはNG。
辛いとき、苦しいときこそ信頼できる人に助けを求めましょう。他人に弱さを見せるのは、決して恥ずかしいことではないんです。
涙を流したり、弱音を吐いたりすることも強さの1つ。
誰かに話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。周りの意見から、学べることもあるはずです。
周りにどう思われるかは気にせず、素直な気持ちをぶつけてくださいね。
今回は、メンタルが弱い人に共通する特徴や、心を鍛える方法をご紹介しました。
メンタルが弱いと、生きづらさを感じることもありますよね。しかし、メンタルが弱いのは決して恥ずかしいことではなく、心が繊細で優しい証拠です。
まずはありのままの自分を受け入れましょう。無理に変わろうとせず、ゆっくりと自分のペースで前に進んでいってくださいね。
Written by danon