「褒められたい」「注目されたい」気持ちが人一倍ある、承認欲求だけが強い人と一緒にいると疲れやすいです。適切な付き合い方を心がけていきましょう。
今回は、承認欲求だけが強い人の特徴と、職場にいる場合の対処法について紹介します。
まず初めに、承認欲求だけが強い人の特徴について紹介します。
承認欲求だけが強い人は、話の聞き手に回ることが少なく、自分の話が多い傾向があります。共感してくれる方がいたら、もっと話しても良い合図と勘違いして、マシンガントークを炸裂します。
相手の話を聞くふりをしながら「そうなんだ。俺(私)なんてさ〜」と、話題泥棒する部分も特徴的です。趣味の話から、自虐風自慢まで、さまざまなエピソードを話します。
寂しがり屋なので、自分の存在を認めて欲しい気持ちが人よりも強いです。
承認欲求だけが強い人は、周りのアドバイスをスルーすることが多いです。自分を否定する言葉に聞こえるため、頑なに受け入れようとはしません。
一応「わかりました」とは言ってみるものの、内心は「俺(私)に意見してくるな」と反発しています。ミスをしても改善点を求めず、自己流を貫き続ける方が当てはまりやすいです。
承認欲求だけが強い人こそ、他者には自分のことを全肯定して欲しいと感じています。
承認欲求だけが強い人は、ミスすることを過剰に恐れている方が多いです。自尊心が傷ついてしまうからです。
自分自身と真正面から向き合うことを避けている方でもあります。
承認欲求だけが強い人は、チヤホヤしてくれる人を無条件で好きになることが多いです。褒められることに飢えているためです。
たとえ、騙す目的で近づいてきた相手でも中々突き放すことができません。「すごい」「さすが」などの褒め言葉が大好きです。
逆に、チヤホヤしてくれる人がけなしてきたら、すぐに気持ちが冷めます。「あいつ嫌い」と恨みのような感情を持つこともあります。
承認欲求だけが強い人は、肩書きを重視することが多いです。本質を見抜こうとせず、一般的に良いとされている、わかりやすいものに惹かれやすいです。
友達や恋人も肩書きで選ぶことがあるでしょう。何かを始めるうえでも、自分がしたいからするのではなく、他人から尊敬されるかどうかを重視している傾向があります。
続いて、承認欲求だけが強い人が、職場にいる場合の対処法について紹介します。
まず初めに、相手を承認欲求が強い人と認識することが大切です。知らず知らずのうちに、気持ちが振り回されることを防ぎます。
承認欲求が強い人は、目立つ行動を取ったり、何かと他人と比較したりすることが多いです。
承認欲求が強い人と関わる時は、話半分に聞くようにしましょう。真正面からすべてを受け止めると疲れます。
特に、自虐風自慢や、自分の話しかしない時は「そうなんだ」「すごいですね」と、あっさりとした相槌を打つのがおすすめ。
間違っても「もっと話を聞かせてください!」というような、相手を気持ち良くさせる言葉は使わないでください。
相手も、あなたに話しても何も張り合いがないと、必要以上に関わってきません。
承認欲求が強い人と関わる時は、プライドを傷つけないようにしてください。敵に回すような態度を取ると、逆に執着されることがあります。
例えば、相手の自慢話に対して「もうそれ聞き飽きました〜。他に言うことないんですか?」と返すと、神経を逆撫でてしまいます。
相手はあくまでも仕事仲間であることを理解した上で、時には「さすがですね」と空気を読んでお世辞を言うことも大切です。
職場にいる承認欲求が強い人とは、適度に距離を取りましょう。必要以上に首を突っ込んでしまうのは、実はあなたも「承認欲求が強い人」だからという場合があります。
挨拶など、最低限のコミュニケーションは取りつつ、プライベートは関わらないように一線を引くのもおすすめです。疲れやすいのは、相手と関わりすぎている証拠とも言えます。
適度な距離を取るほど遠慮ができるので、相手の性格も気にならない場合があります。
今回は、承認欲求だけが強い人の特徴と、職場にいる場合の対処法について紹介しました。
承認欲求が強い人は、チヤホヤしてくれる人を無条件で好きになることがあります。必要以上に相手を褒めると、依存されてしまうので気をつけましょう。
職場に承認欲求が強い人がいる場合は、相手の性格を理解した上で、適度な距離を取るのがおすすめです。
Written by 森野有