『優しい人』は褒め言葉でも、『優しいだけの人』となると話は別。特に男性が女性からこう評価された場合、「人間としては◎だけれど、異性としては×」といわれたも同然です。
では、女性が考える『本当に優しくて魅力的な男性』とはどのような男性なのでしょうか。
本記事では、『優しいだけの人』がモテない理由と、女性が考える『本当に優しくて魅力的な男性』について解説しています。「優しい人とはいわれるのに、なぜか恋愛に発展しない」と感じる人はぜひチェックしてください。
女性に好みのタイプの男性を尋ねると、かなりの確率で「優しい人」との返事が返ってきます。
一方で「自分は女性からよく『優しい人』って言われるのにまったくモテない」と感じている男性は少なくありません。
この食い違いの原因について知るためには、女性の考える『優しいだけの人』について理解することが必要不可欠。
まずは、『優しいだけの人』の主な特徴から確認していきましょう!
男性からすると「何を言っているんだ?」と感じてしまう事実かもしれませんが、『誰にでも平等に優しい人』は、女性にとって『異性として魅力的な人』ではありません。
というのも、誰にでも優しい男性は、女性に『愛されている実感』を与えにくいからです。
『愛されている実感』は、多くの場合、特別感の中から生まれます。
「ほかの人にはしないことを、わたしにだけはしてくれる」という特別感が、女性の優越感とともに恋愛感情をグッと刺激するのです。
一方で『誰にでも優しい人』は、女性に特別感を与えられないために、どんなに優しくてよい人だったとしても女性の恋愛感情を刺激できません。
たとえ相手の女性を特別に思っていたとしても「○○くん優しいな。でも誰にでも優しい人だからな」と、思いに気付かれることなく流されてしまう可能性が高いのです。
「自分は優しい人だ」と思っている男性の中には、一部『事なかれ主義なだけの人』が存在します。
事なかれ主義の人が他人の気持ちに寄り添ったり、相手の意見を優先したりするのは、必ずしも純粋な優しさからではありません。
ただ単に、人間関係に波風を立てるのが面倒だったり、人に嫌われることに対する恐怖心が強かったりするからです。
このタイプの人は、自分自身を守るため、長いものに巻かれることが習慣化しています。目の前の相手に合わせて意見を変えるので、『八方美人』や『日和見主義』と評されてしまうことも……。
男性に頼りがいを求める女性にとって、事なかれ主義は大きなマイナスポイントです。
「この人と結婚して嫁姑問題が起きたとしても、どちらにもいい顔をするだけでわたしの味方にはなってくれないだろうな」と感じさせてしまうタイプといえるでしょう。
『自分の意思がない人』も、優しい人でありながら、女性にはモテにくいタイプです。
このタイプの人は、人の気持ちに寄り添うことは得意ながら、自分自身の考えや欲求を表現できません。
もちろん、心の中にはさまざまな思いや願望があるのですが、それを人に伝える習慣がないのです。
本人の自覚の有無にかかわらず、このタイプの人は、人の心に強い印象を残すことができません。
「優しい人けれど、それだけの人」「よく分からない人」といったイメージを持たれることが多い傾向にあります。
恋愛においても同様で、相手に「優しいだけで、何を考えているか分からない」と感じさせ、結果的に距離を置かれてしまいがちなタイプです。
では、女性にとって『本当に優しくて魅力的な男性』とはどのような男性なのでしょうか?
以下、『優しいだけの人』の特徴を踏まえ、女性にとって『本当に優しくて魅力的な男性』の特徴を紹介します。
・自分を特別扱いしてくれる人
・ダメなときは「ダメ」と指摘してくれる人
・譲れないものを持っている人
・頼りがいのある人
・自分の考えをしっかりと表現できる人
つまり、優しさに加えて昔ながらの『男らしさ』も感じさせる男性こそ、多くの女性にとって『本当に優しくて魅力的な男性』といえます。
・気になる女性がいたら、少しだけ特別扱いをしてみる
・明らかに間違っていることに対しては、自分の責任のもと指摘をする
・自分の気持ちや願望を伝えることから逃げない
これらの点を意識してみることで、『優しいだけの人』から『本当に優しくて魅力的な男性』へと大きく近づくことができるでしょう。
女性からモテている『優しい男性』は、ただの『優しいだけの人』ではありません。
仮にそう見えたとしても、実は頼りがいや厳しさといった、昔ながらの男らしさも兼ね備えている人です。
もしもあなたが「自他共に認める『優しい人』のはずなのに、女性からモテない」と感じているのなら、ぜひここまでご紹介したポイントを参考にしてください。
あなたの『優しさ』は女性が求める『本当の優しさ』となり、女性との関係性も徐々に変わっていきますよ。
Written by やまだうめ