昨今では遠距離お見合いでの結婚も珍しくありません。婚活中の人は、遠距離の相手が気になるという人も多いのではないでしょうか。この記事では遠距離お見合いのメリットやデメリット、成功へのコツをまとめました。婚活中の人はぜひ参考にしてみてください。
近年では、婚活もインターネットを利用したものが主流になり、出会いの場も全国各地に広がっています。つまり、興味のある相手が遠距離に住んでいる場合でも、お見合いは可能です。
通常、出会いの場というと職場や知人からの紹介など、生活圏内にとどまることが多いですが、婚活スタイルの変化により、遠距離の相手との出会いも珍しくありません。
遠距離お見合いは出会いの数も広がるため、より条件に近い相手と出会える可能性も高いといえるでしょう。
距離が離れている分、デメリットのほうが多いように感じられる遠距離お見合いですが、遠距離ならではのメリットにも注目してみましょう。メリットをうまく活かしながら交際を続け、結婚に結び付いたケースも数多くあります。
実際に遠距離での出会いやお付き合いにどのようなメリットがあるのか、解説していきましょう。
遠距離での交際では、相手と頻繁に会う機会が少なくなります。その分、時間を有意義に使えるのは、大きなメリットのひとつです。
仕事やプライベートが充実していると、恋愛や婚活に時間を割くのも躊躇してしまう人は少なくありません。遠距離お見合いでの交際なら、相手と会える時間が少ない分、仕事や趣味にも打ち込めます。
「自分の時間も大切にしながら婚活したい」という人には、遠距離お見合いはうってつけともいえるでしょう。
「今は地方に住んでいるけれど、いつかは都会に住みたい」という人も多いのではないでしょうか。遠距離お見合いなら、憧れの地域に住んでいる人を条件にして、実際に出会える可能性もあります。
田舎での婚活は、そもそも出会いの数自体が少ないのが現状です。結婚相手に求める条件を都会にまで広げれば、それだけで良い出会いの可能性も高まります。
逆に、都会から離れて田舎で結婚し、子供を育てたいという人もいるでしょう。このような場合でも、遠距離でのお見合いで地方在住の相手との出会いを実現できます。
遠距離お見合いの場合、頻繁にデートすることが難しいため、マンネリ化が少ない傾向にあります。
例えば、最初はお互いの住んでいる場所を紹介しながら観光、その後は相手の交通費の負担にならないように中間地点でデートプランを練るなど、デートの場所選びだけでも幅が広がるでしょう。
結婚を前提とした交際でのデートとなると、自然と会話もお互いの将来のことなど、真剣な内容になっていきます。実際に会える回数が少ないからこそ、1回1回のデートは貴重な時間となるでしょう。
普段の生活では出会えない様々な職種、地域の人と出会えるのは大きなメリットです。
自分の住居の近隣だけでなく、遠距離の相手との結婚も視野に入れることで、出会いの確率は上がります。生活圏内ではなかなか出会えない珍しい職種の相手や、海外勤務が多いなどの特殊な仕事に理解を示してくれる人にも、地域を限定しなければ出会える可能性があります。
遠距離お見合いは、より良い出会いのチャンスを広げる手段ともいえるでしょう。
メリットも多い遠距離お見合いですが、その反面、遠距離での交際につきもののデメリットも知っておく必要があります。
先にデメリットを把握しておけば、遠距離お見合いへの心構えも出来るでしょう。
遠距離での交際となると、物理的な距離があるため、頻繁に会うのは困難となります。
デートするにも移動時間がかかるため、仕事などでスケジュールが詰まっている人には、遠距離での交際自体が負担になる可能性もあるでしょう。
デートでの交通費がかかるため、金銭的負担が大きいのもデメリットのひとつです。
デートが月に1回だとしても、飛行機や新幹線での移動費が必要となると、数千円から数万円の出費となります。会う回数を増やすほど負担が増えるため、結婚資金も貯めにくくなる可能性があるでしょう。
実際に、遠距離でのお見合いで出会って結婚に至った人には、どのような特徴があるのでしょうか。ここからは遠距離お見合いで成功する人の特徴を3つ挙げて、解説していきます。
遠距離お見合いに興味がある人は、自身の性格や考え方と比較して参考にしてみてください。
時間的にも金銭的にも負担が大きく、なかなか会えない遠距離での交際だからこそ、相手への感謝の気持ちを忘れないことが大切です。
遠距離でのお見合いだと、男性の方が女性に会いに行くというイメージがある人もいるでしょう。しかし、交際の時点で一方的に男性側へ負担を押し付けていては、結婚後に支えあっていくイメージも持てません。
お互いに感謝の気持ちを大切にすることで、より強い絆を築けるでしょう。
遠距離での交際の場合、結婚した後のお互いの生活をどうするのか、細かく話し合う必要があります。具体的に将来の話を重ねていけば、真剣なお付き合いをしているという心構えにもなるでしょう。
逆に、このような話し合いができないままズルズルと付き合っていくと、将来への不安や疑問を抱えたままの交際になり、結婚につなげることは難しいとも言えます。
お見合いで真剣に付き合いたい、結婚したいと思える相手に出会えたのなら、将来についての話は早めに切り出しましょう。
時間的な負担も大きい遠距離での交際では、お互いの時間を大切にすることも重要です。
例えば、交際相手との電話の頻度は人によって様々です。毎日電話したいという人もいれば、多忙な人なら平日はLINEだけで、週末に会話をしたいという場合もあるでしょう。些細なことのようですが、お互いの生活リズムにも関わる事のため、事前に話し合って決めておきましょう。
また、深夜に電話したりLINEを送ったりするのは控えましょう。相手の生活に負担をかけない時間を見計らって連絡するのも、相手への思いやりです。
時間もお金もかかる遠距離お見合いだからこそ、良い出会いがあれば成功させたいものです。ここからは、遠距離お見合いからの交際、結婚までを成功させるための10のポイントを解説していきます。
遠距離お見合いを視野に入れた婚活を考えている人や、遠距離の相手との気になる出会いがあった方は、ぜひ参考にしてみてください。
気持ちのこもったプレゼントは、遠距離恋愛に限らず嬉しいものです。遠距離の場合、相手の誕生日やお祝い事の日に会えるとは限りませんが、その分配送でのプレゼントも思いもよらないサプライズになるでしょう。
お見合いの場合は交際期間も短く、相手の生活環境や細かい好みが把握できていない場合もあります。場所を取りすぎる家電や高価なものは、相手が重荷に感じる可能性もあるため、注意が必要です。
好みや必要なものがわからない場合は、フラワーボックスや疲れを癒すバスグッズ、お酒が好きな相手ならおつまみのセットなど、相手の重荷にならない程度のプレゼントに、メッセージをつけるのも良いでしょう。
多くの場合、結婚後はお互いの生活が大きく変わります。遠距離での出会いであれば、距離がある分、結婚後の生活の変化は想像もつかない程でしょう。
特に、相手に転居してもらう場合は、結婚後の生活のイメージを掴みやすいよう、自分の住んでいる地域を事前に案内しておくのがおすすめです。他にも下記のような項目を話し合っておきましょう。
・新たな住居をどうするか
・共働きか、どちらかが専業主婦(主夫)か
・お互いの家族とはどのように関わっていくか
・子供を持ちたいかどうか
お見合いでの交際なら相手も結婚を希望しているため、このような話題を出しやすいという利点もあります。
頻繁に会ってデートするのは難しい分、こまめに連絡を取り合うよう心がけましょう。
出会って間もない頃はお互いのことが何もわからないため、LINEや電話、オンラインでのコミュニケーションで相手のことを理解し、距離を縮める必要があります。また、こまめに連絡することで、相手に誠実な印象を与えられるでしょう。
理想とする連絡の頻度や時間は、相手によって変わります。仕事や生活の邪魔にならない時間帯を事前に聞いておきましょう。
遠距離での交際の場合、会うだけでも金銭的な負担が大きいため、長期的な交際は不向きです。交際期間をあらかじめ決めておき、期限までにプロポーズするかどうか判断しましょう。
「4か月交際が続いたら婚約」など、二人の間で期限を決めておくことで、限られた時間で相手の事をより知ろうという意識も生まれます。
また、お見合いを希望する人の多くは婚活中のため、お互いの時間を無駄にしないためにも、交際期間を決めておくのは重要です。
遠距離お見合いでは、お互いデートの際の金銭的・時間的な負担がつきものです。なかなか相手に会えない分、無理をしてしまう人もいるでしょう。
「毎週必ずデートしなければならない」と、頑張り過ぎて負担が大きくなってしまうと、精神的なプレッシャーからデートも楽しめなくなってしまいます。お互いに無理をしすぎず、会えない時は電話やオンラインでのデートを楽しみましょう。
相手に会えない週末などは、趣味などに没頭して一人の時間を充実させましょう。
恋愛を長続きさせるには、相手に依存しすぎないのも大切です。次に会う時までに相手に喜んでもらえるよう、ダイエットや筋トレで自分磨きをしたり、どんな場所でも仕事に活かせるような資格の勉強をしたりするのも良いでしょう。
ずっと相手のことを考えて思い詰めていると、相手にとって負担になってしまいます。いきいきと人生を楽しんでいるほうが、相手にはより魅力的に見えるでしょう。
遠距離での交際の場合、気軽に会える距離での交際とは違い、定期的に会う約束をしないと疎遠になってしまいがちです。できれば、「月に1度はデートする」などの目安を決めて、直接会える時間を確保しましょう。
相手の負担が大きい場合は、デート代を負担したりお土産を渡したりするなどの気遣いも必要です。お互いに忙しくどうしても会えない場合は、週に1度はオンラインで会話するなど、お互いにコミュニケーションの時間を取る努力が不可欠といえるでしょう。
お見合いでの出会いは自由恋愛とは違い、条件などを先に挙げてしまうため、肝心な気持ちを伝え忘れてしまいがちです。愛情はきちんと口に出して伝えるようにしましょう。
LINEやメッセージではなく、できれば直接会っている時に伝えたほうが、真剣な想いは伝わりやすくなります。「ずっと一緒にいたい」「将来を真剣に考えている」と直接伝えれば、遠距離交際でも相手に安心してもらえるでしょう。
相手に改善してもらいたい点や気になる点がある場合も、直接伝えるのがおすすめです。ある程度信頼関係が築けていたら、素直な気持ちを伝えていきましょう。
一般的に、遠距離に限らず恋愛での不安の原因は、相手が自分に本気ではないのかもしれないといった「思い込み」が多数を占めるのではないでしょうか。実際何事もないのに過剰な不安に駆られるより、相手を信じて交際を続けたほうが賢明です。
また、相手から信頼してもらうためにも、定期的なデートや連絡の約束は必ず守りましょう。都合が悪い場合は相手を待たせることがないよう、すぐに連絡を入れてフォローするのも重要です。
相手が目の前にいない遠距離での交際は、自分の都合や気持ちを優先して相手を軽んじてしまわないよう、お互いを尊重し、信じ合うことが大切です。
結婚相談所を利用してのお見合いの場合、遠距離相手へのお見合いの申し込み時に疑問点や悩みがあったら、コンシェルジュなど担当のアドバイザーに相談するのがおすすめです。
有料のサービスを利用しているなら、これを利用しない手はありません。結婚相談所のスタッフは数多くのお見合いカップルを見てきています。遠距離でのお見合いのコツや、プロの目線でのアドバイスも受けられるでしょう。
お見合いから遠距離恋愛に発展した場合、注意すべきポイントがいくつかあります。
普通の恋愛とは違い、お互いに負担が大きい遠距離だからこそ、より相手のことを思いやる気持ちが重要です。
すぐに会えない距離での交際では、会えない事を相手に責めるのは禁物です。相手にも都合があり、また物理的な距離の問題もあります。
不満をため込むのはあまりよくありませんが、直接会えなくても電話やオンラインで繋がることは可能です。相手への愚痴は控えて、ポジティブな会話を心がけましょう。
もし、相手側の金銭面の不安で会えないのなら、自分から会いに行くのもおすすめです。交際時から支えあうことで、より強い信頼関係が生まれるでしょう。
遠距離恋愛で、相手を放置してしまうのはタブーです。疲れていたり、忙しくて連絡が取れなかったりなど、近距離では察せる都合でも、距離を挟むと相手には伝わらない可能性があります。
仕事が忙しくなって定期的な電話が難しくなりそうだったり、毎週のオンラインデートができなかったりといった場合には、必ず事前に相手へ連絡して、合間にLINEやメールを送るなど、フォローを入れましょう。
「忙しいから仕方ない」などと、自分の理由ひとつで連絡を絶ってしまっては、相手を傷つけてしまいかねません。
お互いの負担が大きい遠距離恋愛ですが、自分の都合を優先して相手に負担を強いるのはやめましょう。
「男性が会いに来るのが当たり前」「電話しているのに出てくれない」などと、一方的に甘えてばかりでは、相手も疲れてしまいます。
お互いが納得して付き合えるよう、交際が始まった時点で連絡の頻度や電話に出やすい時間帯、お互いに負担が偏らないデートプランなどを話し合っておきましょう。
遠く離れた場所に住む相手との結婚は、今や珍しいことではありません。理想の相手は、遠距離お見合いで見つかる可能性もあります。
また、最初から結婚に向けた出会いであるお見合いなら、相手が結婚を希望するお付き合いをしたいのかどうか、相手の真意をはかりかねてやきもきする手間も省けます。
「運命の相手と出会いたい!」という婚活中の人は、ぜひ遠距離お見合いも検討してみてください。
Written by KOIGAKU