日常的に関わる人の中で、空気が読めていないと感じる人はいませんか? 周囲にこのような質問をした時、誰もが共感してくれると思います。また、空気が読めない人との付き合い方に悩んでいる人もいるはずです。
この記事では、空気が読めない人の特徴に加えて、周りからどのように思われているのかを紹介します。自分自身も空気が読めない人になっていないかチェックしてみましょう。
「空気が読めない人」のことを略して「KY」などという言い方をしていますが、そもそも空気が読めない、また空気を読むとはどのようなことなのでしょうか?
空気を読むという言葉を辞書で調べた時、その場の状況や雰囲気から何が求められているのかを察することとされています。察したうえで流れに乗るような発言や行動を取るのが、空気を読むということです。
誰かが決めたわけではないものの、そのようにするのがルールであったり暗黙の了解であったりすることがあります。これらをふまえて行動を取る、発言をするということが「空気を読む」ということです。
例えば、職場の人と食事会をしたとします。その際に、誰かの発言によって急に場の空気が変わって気まずいと感じるシーンになったとしましょう。
その時、空気の読める人なら話題を変えたり、他のことへ意識を持っていこうとしますが、空気の読めない人は周りの雰囲気が変わったことに気が付かなかったり、さっきの発言の続きを求めたりします。周囲や相手の気持ちに鈍感すぎると、空気の読めない人になりやすいです。
一体どのような人が”空気が読めない人”に該当するのでしょうか? ここでは、空気が読めない人の特徴について紹介していきます。
空気が読めない人の中には、自分が1番の自己中心的な人が存在します。そのため相手の気持ちを考える力が弱く、自分の気持ちが優先になってしまうのです。相手が退屈そうにしていても、自分が話したかったら同じ話題で話続けてしまうこともあります。
しかし、自分自身が逆の立場になった時は無理に自分の好きな話題に持っていこうとしたり話に水を差したりします。
空気が読めない人は、そもそも人の話を聞いていません。興味がないこと、つまらない内容などは耳を傾けることもなく、話そのものを聞いていないことが多いです。そのため、コミュニケーションを取りにくいと感じるかもしれません。
空気が読めない人は、思ったことをすぐ口に出してしまうという特徴もあります。空気が読めていれば「この場でこの発言は控えよう」、「ここでこんなことを話すと雰囲気が変わってしまうな」などと感じますが、空気が読めない人はそんなことを考えていません。
例えば自分よりも年上の女性がいるのに、「私はもうおばさんだもの」なんて発言したら年上の女性はどう思うでしょう? この意味が分からないなら、空気が読めない人になっている可能性があります。
その場の状況や雰囲気が分かっていない人は、空気が読めない人です。例えばみんなで食事に行った時、注文した代金を人数で割るのがワリカンですが、空気が読めない人は自分が食べたものだけの料金を払おうとします。
また、退社時刻になって支度するタイミングで質問するのも空気が読めない人に認定されがちです。もちろん、仕事の内容などでこのタイミングになったかもしれませんが、このような状況や相手の様子を見ないまま行動を繰り返している人は、空気が読めない人です。
空気が読めない人は、相手との距離感が違うのも特徴です。親しくない人にプライベートな用事を頼んだり、別の話をしているのに割り込んだりと親しくないのに友達のような距離感を取ってきます。
空気が読めない人にはこのような特徴がありましたが、周囲はどのように思っているのでしょうか?
空気が読めない人は、周囲からマイペースな人だと思われています。自分のタイミングで物事を進めてしまうため、人に合わせるのが苦手だと思われやすいです。
空気が読めない人は、プライドが高いといわれています。自分が傷つけられたと感じれば、その場ですぐに自分の意見を言ってしまいます。また急に不機嫌な態度になることもあります。このような態度からプライドが高いと思われがちです。
空気が読めない人は周囲との雰囲気を乱しやすく、また発言や行動によって誰かを怒らせたり悲しませたりすることがあります。また自分の取った行動は悪くないと言い張ることもあり、面倒な人だと思われやすいです。
人との関わりをスムーズにできなかったり、会話や言いたいことが噛み合わなかったりするため、付き合いそのものを億劫に感じる人もいます。中には、距離を置きたいと思う人もいるでしょう。
空気の読めない人にはこのような特徴を持つ人が多く、周りからもあまり良い印象を持たれていません。空気が読めないことで、周囲との関係性が変わる可能性もあります。自分自身が空気の読めない人になっていないか確認してみましょう。
Written by 早紀