どんな夫婦も元は他人。大好きで結婚した夫でも、習慣や嗜好があわず、やむを得ず我慢していることの1つや2つはあるものです。
そこで今回は、妻が夫のために我慢していることを皆さんの声を交えてお伝えします!「どこの家庭もそうなのね」と思えれば、少し気も休まるかもしれません。
◼️私は浪費家で、独身時代は貯金をしてこなかった人間。一方で夫は倹約家。予算を決めてしっかり貯蓄をしたい人です。仕方がなく私も思うがままに買い物するのは我慢して、家計簿をつけるようになりました。(35歳/女性/主婦)
◼️夫はアイドルのファンです。ファンクラブ・ライブ・グッズ……果てしなくお金を費やしています。日々の節約がばかばかしくなりますが、夫のストレス発散になっているので、精神衛生上、健康を保つために我慢しています。(42歳/女性/主婦)
浪費家と倹約家。どちらが良いか悪いかはさておき、お金の使い方に関する価値観の違いは、夫婦のいずれかが我慢するハメになります。
独身時代に美容やファッション・人付き合いにかけてきた出費を我慢している妻は多いのではないでしょうか。
◼️夫はすごく好き嫌いが多く、私が好きな食べ物はことごとく嫌いです。夫がいる時は食卓に並べないようにしていますし、一人分だと大好物でも作る気にならなくなってしまいました。(33歳/女性/脱毛サロンスタッフ)
◼️独身の頃はお酒が大好きで、外食に行く時もお酒ベースでお店を決めていた私。ですが夫はお酒が飲めないので、今はなるべく我慢しています。(31歳/女性/専業主婦)
夫婦の好物や嫌いな食べ物に極端に違いがあるのは困りものです。特に食事を準備する側としては、「自分のためだけに作っても……」と諦めがち。たまには外食や惣菜で楽しみましょう!
◼️私はテレビが好きで家にいるときはずっとつけておきたいタイプ。特に朝の情報番組は時計代わりにつけていたいのですが、夫に「声がうるさい」「準備の邪魔になる」と言われてしまい、見るのを我慢しています。(48歳/女性/経理)
◼️週末や在宅ワークの時は朝から寝るまでテレビがついています。お昼寝していても、仕事中で見ていなくても、ずーっとついているのです。私はあんまりテレビを見ずに生活しているので、一日の間で少しは音のない時間が欲しいなと思っています。(46歳/女性/主婦)
テレビの音が落ち着く・落ち着かないも、育ってきた生活環境で変わります。テレビをつけておく時間を決めたり、つけっぱなしにするなら音量を小さめに設定するなど、お互いに譲歩したいですね。
◼️家でゆっくりしたい私ですが、夫は外出が好きで休日になるとどこかに行く、と騒いで連れ回されます。私は行きたくない。(47歳/女性/事務員)
◼️もともと山登りが趣味でアウトドア派の私。夫は完全なインドア派なので、週末はどこにも行かずダラダラ。夫に付き合い私もだらけた生活をしています(48歳/女性/派遣事務)
休日の過ごし方はストレスの発散につながりますから、軽視できない問題です。休みの日くらいは家族で過ごそうと、パートナーに合わせて我慢してしまう人も多いですよね。
家族の時間も大事ですが、できる範囲で一人の時間も大切にしましょう。
◼️脱いだもの、持って帰ってきた鞄や荷物……すべてのものを床に置く。出したものを元の場所に戻さない。本当にだらしない。片づけるという言葉を知らないのか!(51歳/女性/エステティシャン)
◼️仕事のストレス発散のため、週末は土日とも終日釣りに行ってしまう。家のことで頼みたいこともあるけれど言わない。(51歳/女性/家政婦)
家事分担の不満を我慢してしまう気持ちに、心当たりのある女性は多いのではないでしょうか。「自分は夫より早く帰るから」「専業主婦なんだから」と口をつぐんでしまうのでしょう。喧嘩にならないように伝える努力も重要です。
◼️ハゲを異様に気にするあまり、温泉などの泊まりがけの旅行を嫌がります。私は温泉も旅行も大好きなので、人生がつまらなくなったと感じます。(43歳/女性/パート)
夫のために趣味を我慢しているというケースも。お金のかかるようなものではなくても、昼寝やカフェでのんびりなどの日常のささいな幸せの時間も我慢しているとの声もありました。
夫婦の時間として共有できなくても、自分の趣味の時間は持ち続けたいですね。
結婚生活の維持には、妻も夫も、譲り合いと我慢が必要です。とはいえ、自分の気持ちを押し殺してばかりいるのも人生の大切な時間がもったいないではありませんか。
他の夫婦の声も参考に、良いバランスを探ってみてくださいね。
Written by 田中なお