不倫の始まりって何がきっかけなんでしょうか?
既婚者だと知っていたら好きになってしまっても大体は心で抑えますよね? そこから不倫に発展するのはどういうきっかけなんでしょうか?
私は不倫したいという気持ちがわかないので、よくわかりません。
(28歳/女性/薬剤師)
ご質問誠に有難う御座います。
日本では1年間で約100万件の犯罪が発生しています。しかし、この中で「犯罪をしたい」という理由で犯罪を行った犯人がどれほどいるでしょうか?
警視庁の統計によると、犯罪の動機の約半分が金銭関係で御座います。それに次いで恨みや怒りなどが動機になっており「犯罪をしたいからした」なんていう動機で犯罪を行う人間は統計では現れてこないほどの微々たる数しか存在いたしません。
「犯罪をしたいから犯罪をする」なんていうぶっ飛んだ人間はこの世にほとんど存在しないのです。
ご質問者様も「犯罪をしたい!」なんて思ったことはないでしょうが、犯罪者もまたその多くは犯罪をしたいなどとは思っていません。止むに止まれず、自身の生活が苦しくて仕方なく犯罪に手を染めてしまった人がほとんどなのです。
幸いにして私は犯罪をしたことが御座いませんし、おそらくはご質問者様も犯罪をされたことはないでしょう。
しかしそれは私たちに「犯罪をしたい!」という欲求がなかったからではなく、たまたま偶然犯罪に手を染めなくても生きていける人生を歩んできたからなのです。
その点を勘違いしてはいけません。私もご質問者様も善人だから犯罪をしていないわけでもなければ、犯罪者に人格的問題があるわけでもない。
もしもご質問者様が薬剤師の仕事を失い生活に困窮すれば、犯罪に手を染めることもあるでしょう。
もしも私がラブホテルの職を失い生活に困窮すれば、犯罪に手を染めることもあるでしょう。
ご質問者様は「既婚者だとわかれば好きになっても心で抑えることができる」と仰っておりますが、私は人間の心の自制心を少しも信用していません。
もしも人間が心だけで行動を自制できるのなら、ライザップは倒産しています。
パチンコ屋は全滅しています。麻薬は撲滅されています。犯罪はこの世から消滅しています。それこそソ連も崩壊しなかったことでしょう。
人間が心で自身を律することができる生き物であったなら、共産主義すら成功していたと私は思います。
人間の自制心など、少しもあてになりません。もちろん世の中には自制心で偉業を成し遂げる化物も存在致しますが、多くの人間の自制心など大した効力を発揮しないのです。
ご質問者様は人間の自制心を信用されているようですが、私は良い意味でも悪い意味でも人間の自制心を信用しておりません。そして恐らくは私の考えの方が正しいことでしょう。
もしもご質問者様が想像されている通り、人間に自制心があるのであれば、私はラブホテルスタッフという職を失い、犯罪に手を染めていることでしょうから。
不倫の善悪を語るつもりは御座いませんが、少なくとも今の日本において、不倫は犯罪では御座いません。
民法上の不貞行為には該当するので違法行為ではあるのですが、刑法上の罰を受けることはないので犯罪ではないのです。
しかし人類の歴史を見てみれば、不倫が犯罪であった時期の方がはるかに多いのです。
中世キリスト教国家において不倫は概ね死刑。イスラム教もまた死刑。
その時代でも不倫がなくなることはなかったのですから、不倫は理性どうこうの問題ではないのでしょう。
さて、最後に私なりの「どうしてここまで不倫が発生するのか」という話をさせて頂ければ幸いです。
不倫が発生しやすい原因。それは男性の能力差にあると私は考えています。
男性と女性を比較すると、私は「平均的には」女性の方が優秀であると考えています。
女性はおしなべてそこそこ優秀です。化物じみた天才が少ない代わりに、信じられないほどの無能もまた女性には少ないと言えるでしょう。
一方で男性は基本的に両極端で御座います。化物じみた天才も多い反面、信じられないくらいの無能もまた男性には存在します。能力の差が男性の方が圧倒的に大きいのです。
するとどうなるでしょうか? ここで面白いデータを1つご紹介させて頂きます。
35歳以上男性の結婚率を出したデータなのですが、年収200万円以下の男性の6割が未婚であるのに対して、年収1000万円以上の男性は7%しか未婚男性がおりません。
良い男は結婚するのです。そして未婚の男性は傾向的に問題のある男性が多くなると言えるでしょう。
つまり「魅力的な未婚男性」が周りにいないのです。たとえ未婚でも魅力的ではない男性と付き合うくらいなら、魅力的な既婚男性と付き合うのは極めて合理的な選択であると私は思います。
結婚しても絶対に幸せになれない魅力的ではない男性と付き合うくらいなら、魅力的な男性が奥さんと離婚してくれるという1%の可能性に賭けた方が期待値は高くなるのです。
Written by ラブホスタッフ 上野