夏は浴衣の季節です。彼がいる人もいない人も、普段は見せない浴衣姿に男性は注目しています。しかし、浴衣をただ着ているだけでは浴衣美人にはなれません。今回は、まわりの人よりもワンランク上の浴衣美人になるポイントを3つお話します。
浴衣は着物とは違い、自分で着つけできることが大きな魅力です。最近は手ごろな値段の浴衣も多いため、夏のイベントに浴衣を着る人も増えています。ただ、簡単に着ることができるからこそ、小さなことまで気を配らなければ浴衣美人の域には到達できないのです。
浴衣美人の髪型には共通点があります。まず、うなじは必ずスッキリと出しています。おくれ毛を垂らす人もいますが、うなじにおくれ毛を垂らしてしまうと色気が勝ってしまうかもしれません。
品のある浴衣美人を目指すならば、後ろはスッキリとアップにしましょう。しかし、すべての髪をきっちりとまとめてしまうと隙がない女性になってしまいます。うなじで「ツン」を表現したら、横の髪は垂らして「デレ」を表現します。
後ろ姿は凛としているけれど、前から見ると髪が垂れているツンデレ髪型になるのです。
しばしば夏のイベントに行くと、浴衣姿にブランド物のバッグを合わせている女性をみかけます。あきらかに「浴衣のバッグを持っていなかった」と分かり、浴衣美人とは程遠い姿です。
浴衣と合わせたバッグを持っていればいいのですが、バッグを持っていないときには風呂敷を使いましょう。最近の風呂敷は模様がおしゃれです。幾何学模様ならば浴衣の柄を選ばずに合せることができます。
風呂敷は「包む」だけではなく、結び方によってバッグにも巾着にもなるのです。風呂敷の結び方をいくつか覚えておくと、荷物が増えたときや贈り物を持っていくときなどにも役立ちます。
浴衣を着慣れていない人は、時間が経つにつれて歩き方も座り方も変になってしまい、浴衣が着崩れしてしまいます。どんなにきれいな人でも、浴衣が着崩れしてしまうと浴衣美人とはいえない状態になってしまうのです。
浴衣に限らず、和服を着たときには姿勢を正して歩いたり座ったりします。姿勢が曲がってしまうと、それだけで着崩れが始まります。
また、浴衣を着るときには、ウエストを細く見せようと思ってはいけません。ときどき、浴衣の帯でウエストをキュッとしめている人がいますが、和服のときにはウエストが寸胴なほどきれいに着こなすことができるのです。
ウエストが細い人は、浴衣を着る前にタオルを使ってウエストを寸胴にしておきましょう。洋服はウエストが細く、全体的に細いシルエットが美人に見えるものです。しかし、浴衣美人はウエストが太く、しめすぎないことが乱れないポイントになります。
帯をきつくしめてしまうと短時間で体調が悪くなり、せっかくのイベントを楽しむことができません。帯は苦しくない程度にしめるようにしましょう。
乱れないポイントは、メイクにも共通しています。浴衣美人に濃いメイクは似合いません。髪型同様に下地はしっかりと「ツン」のメイクをして、ポイントメイクは「デレ」のナチュラルに仕上げるといいでしょう。
Written by 幸寿