恋活女性だけでなく、婚活女性からは特に男ウケが良いと信じられている、「料理上手はモテる」論。決して嘘ではありませんが、男性との間にはちょっとした食い違いがあるようです。何が誤解で何が真実なのでしょう?
また、そこをきちんと見極めることで、男性にアピールするべき「料理上手」の正しい方向性が見えてくるはずです。
男性は料理上手な女性が好きです。恋人としても魅力的ですし、結婚相手には絶対に求めたい条件でしょう。でも、やたらと凝ったり、我流のこだわりを持ったりするタイプは、特技が料理でもありがたいとは思わないようです。
たとえば、いわゆるカフェめしのような小洒落たものを作っても、男性は「これっぽっち?」とか「なんか気取ってて食べづらい」「皿の半分がレタスサラダって……。もっと肉食いたい」などと感じてしまいます。
また、私の周りには、彼女(奥さん)が作る“創作料理”が苦手という男性が複数います。
「カレーはお店で売ってる固形ルーで作ってほしい。粉から何時間もかけて作るんだけど、正直おいしくない」(28歳、販売)
「残り物をリメイクするよりは、そのままチンしてほしい」(37歳、営業)
「創作料理って、料理が下手な女の子が作るものでしょ?」(40歳、自営)
ちなみに、私の実兄(39歳既婚、建築士)は豚骨を煮込んでラーメンを作り、義弟(38歳既婚、エンジニア)は粉から生地を練ってピザを焼きます。出来上がりはオーソドックスですが、彼らは「妙な創作料理に凝るよりは、普通のメニューを普通に美味しく作れた方がポイント高いと思う」と言っていました。
では、男性は何をどんな風に作ってほしいのかというと、【定番】と呼ばれるメニュー。「わかりやすい味の美味いモンを腹いっぱい食べたい」が男性の本音だといえます。
たとえばカツ丼、カレーライス、豚肉の生姜焼き、ハンバーグ、豚汁、ミートソーススパゲティ、ラーメン、焼肉などを凝ったりひねったりしなくていいから、定番の味で上手に作ってほしいのだとか。
ハイ……小中学生男子が挙げる好きな食べ物とあまり変わらないんです。オトコって、そんなモンなのかもしれません。
実際に、アラサーのあるジャニーズアイドルも「自分は“子ども口”」を自称して、オムライスや唐揚げを好物に挙げ、寿司の美味さはわからないなどと言っていました。
もちろん、若いのにアン肝が好きとか、鮪はトロより赤身が旨いなどと言う「通」な男性だっています。みんながみんな、カレーやラーメンを好むわけではありませんが、定番メニューは普通に美味しく作れて損はないでしょう。
本音は色々あるにせよ、結局のところ男性が1番心を揺さぶられるのは、「好きな人を喜ばせようと努力する女性」です。
とんでもなく料理がヘタでも、複雑な味の創作料理ばかり作るとしても、男性は「自分のために頑張ってくれている」と思えば、文句なんか言いません。マズいと感じながらも、笑顔で美味しいと言うものです。
また、努力を評価せず、料理の良し悪しだけを論じるオトコは、むしろ要注意! 気遣いのない自己チュー男子の可能性が高いので、その点は正しく見極めるようにしましょう。