お世話になっております。株式会社たかだまなみです。
顔出し実名、足の短さをはじめとした自分の短所をネットに公開することで、ターゲットを明確にしぼる……という手法でお婿さんをゲットするプロジェクトをやっております。詳しくはこちらをご覧くださいませ。
新宿でこの原稿を書きながら隣のカップルをじーっと眺めて色々思い出しています。クラスに一人はいた、女友達がいないけどモテる娘。ブリッ子、性格が悪い、女子ヒエラルキーに従えない、いろいろクセがすごい! と言いたくなります。
やめておいたほうが良いのに、と大半の女子から思われている娘に限って好きになってしまう男性。残念です。おつかれさまでした。
しかしそんな娘でも、恋愛や結婚ができている時点で、世間的には相手は勝ち組です。けれど私たちも負けちゃいられません! しかも黙っていれば、みすみすお目当ての男性もお手付きされるかも。許せることではありませんね! 今回はそんな彼女たちから学んでいきましょう。
何にでも王道や、通すべき筋があります。私達、善良な市民はいつもそれに従い、順番を守り、列ができていれば横から入らず最後に並びます。しかし、あの娘は違います。あれは数年前、渋谷での合コンのこと……。
仮にA子としましょう。A子は女子と男子の対応に差がある典型的ブリッ子で、美人だけど女友達が少ない。けれど合コン受けはすると思って連れていったんです。案の定、たかだの合コン幹事スキルは急上昇。その日はホクホクとした気分で終電でみんなで帰った。私はそう思っていました。数日後。
A子「おつかれ~。この前の合コンで会った人たち、4人中3人は頂いちゃいました~~。でもどの人も興味ないから、私のコト、気にしないで恋愛してね~。」
合コンに参加した他の女子たちは、男性に頑張って「趣味野球って言ってましたよね。昔もやってたんですか? え? すごーい! 今度野球行きましょうよ~。」とメッセージを送っていたわけですよ。危うく、A子が試食した食べ残しをいただくところでしたね。
で、A子のやり方を聞いたらスゴいんです。どうやって会って間もない男性を落としたか聞くと「え? 酔っちゃった~~って彼の肩にもたれて、私酔うとキスしたくなっちゃうの~~って言うだけだよ?」
遠慮せず、したたかに。チャンスがあれば女友達にもはばからず。いいですね~勉強になりましたねっ! そんな大胆な行動マネできねーわ、って人はキスでなく手をつなぎたくなるとか、チャーミーでクリーンな感じから始めましょう! 次!
私たち善良な市民は、相手との会話をする時、父と子がするようなキャッチボールを目指してボールを投げ合っています。なるべく相手の取りやすいところを狙ってボールを投げ、もしボールが他のところへ飛んで行ってしまえば謝ります。
しかし、あの娘はそうではありません。ボールをビュンビュン右へ左へ飛ばしまくります。
しかも自分はその場から一向に動こうとしません。まるで犬のようにボールをキャッチするために駆け回る男性を喜んで見ています。
あろうことか男性の方も振り回され、たくさん走ると、次第に興奮してくるのです。「こんなに頑張っているんだから、ご褒美がもらえるはずだろう」と絶対にもらえないエサを想像しているのです。ナイナイ、絶対にもらえない。そんなこんなで相手を振り回さないにしても、貞操の堅い女でなく少しもったいぶった女、みたいな態度で“ご褒美感を演出する”のは、技術として持っていて損はなさそうです。
たぬき顔で可愛らしいC子は自称女友達ゼロ。それなのに私にいろいろ話してくれるのは、私のことを人間以下だと思っていることに他なりません。まぁそこは良いでしょう。ペットの猫に話しかける女性は多いですから、私も猫と同じくらい可愛いのだと自分を納得させることにします。
彼女のスゴいところは、「この現実、環境が間違っていて、私やあなたが輝けるはずの別の世界がある……。」と儚げな顔で言えるところです。C子は私が知る中で1番キャバクラで稼いでいます。
モテる男性は女性に夢を見させます。俺と一緒になれば将来は安泰だとか、好きなものはなんでも買ってあげるとか、俺尽くすタイプだからさ、とか単純なやつだとそんな夢です。モテる女性はこう言います。「ここではないどこかへいきましょう……。」村上春樹の小説によく登場するタイプの女性です。男性ってこういうフェアリーにすぐ魂を持って行かれてしまうようなのです。ピーターパンかよ。
キャバクラ自体が非日常を売る仕事なのに、さらに違う世界を見せてくれる期待感。日頃から疲れている男であれば、誰しも求めてしまうなにかのかもしれません。なんだったら奥さんや彼女は、現実しか見せてくれないことの方が多いですからね。
いかがでしょう。女友達のいないあの娘の行動から、男性の心理が見えてきました。私達、善良な市民は抜け駆けなんてせず、きちんとプロセスを辿って結ばれるのが普通と思っていますが、あの娘たちはそうではありません。さて、これから私達はどうしましょう?
もちろん結婚や恋愛成就だけを目的とするなら、恋の市場にルールもへったくれもありません。手段に迷っている場合ではない、ってことです。さぁ、ここではない何処かを目指して、合コンや街コンなど、恋愛市場に今すぐに繰り出しましょう!
Written by 株式会社たかだまなみ