女の子は外でバリバリ稼ぎ、ヒモ男は家でご飯を作って待つ…そんな男女の関係をどう思いますか?
アリかナシかは人それぞれの価値観。
一概に良いとも悪いとも言えませんが、もしあなたが「それはナシでしょ…」と思うならちょっと読んでいってもらいたい、ヒモ男の特徴と別れるための魔法の言葉を紹介します。
ヒモ男ってどんな男?
まずは「ヒモ男」の意味についておさらいしておきましょう。
日本語俗語辞書によると
「ヒモとは女性に働かせ、金銭を貢がせたり、女性に養われている情夫をいう。男女の年齢の上下や年齢差は関係ない」とあります。
参考元:「ひも」ー日本語俗語辞書
つまり自分はまったく働かず、女の子(つき合っているとも限らない)にお金を貢いでもらって生活をしている男性のことをさす言葉ですね。
ちなみにヒモの語源は、
「女性を働かせて貢がせる情夫をヒモ、そのような情夫がいる女性をヒモ付きというのは、たぐっていくと男性がいるところからである」ということです。
参考元:「ひも」ー語源由来辞典
ちょっとしたトリビアですね。
職業「ヒモ男」ってどう思う?
さてこのヒモ男について、あなたはどう考えますか?
「ヒモなんてありえない! やっぱり男性はしっかり働いて、稼いできてくれなきゃ!」という考えが一般的だと思いますが、「稼ぐのは自分でもできるから、ヒモを養うのもアリかも」と中には、こんな現代的(?)な意見も聞かれます。
と、そんな例外はひとまず置いておいて、やっぱり「ヒモ男はナシでしょ!」という女の子が大多数です。男性側の意見としてもそれは同じで、「男なら安定した職業に就いて一人前」と考える人がほとんどでしょう。
とはいえ、本音として「まぁ、可能ならヒモになってみるのもいいけどね…」という甘い夢を見ている人もいるようで…?
つまり、この人は絶対に大丈夫! と信じた男性であっても、ちょっとしたきっかけでヒモ男に豹変してしまう可能性も潜んでいるということなんです。
「ヒモ男なんて絶対に避けたい!」という女の子に向けて、ヒモ男・ヒモ予備軍の特徴について見ていきましょう
ヒモ男の特徴
■とにかく優しい! 基本的にお願いはなんでも聞いてくれる
「ヒモになりたい」という夢を見ている男性は多いですが、実はヒモになるといってもそう簡単ではありません。
なぜなら、ヒモは女の子に養ってもらう存在。つまり女の子を満足させてお給料を得るという、いわば「ヒモという仕事」をしていると言っても過言ではないからです!
お給料は働いたことへの対価として支払われるものですよね。ということは当然、養ってくれる女の子を満足させられなければ即刻解雇! ヒモ男は路頭に迷うことになってしまいます。
ですから、ヒモ男は女の子に「自分といることの価値・メリット」を提供し続ける必要があります。その価値の一つとして、優しさがあります。
男性一人を養うためには、相応の資金力が必要です。いわゆるバリキャリ女子でガンガン稼いでいる! というケースが多いので、毎日の仕事が終わればクタクタ。
そんな疲れた女の子をふんわりと包んでくれる、肌触りなめらかな毛布のような存在がヒモ男。
帰宅時間に合わせて美味しい料理を作って待っていてくれて、雨が降れば駅まで傘を持って迎えに来てくれて、仕事の愚痴もうんうんと遮らずに最後まで聞いてくれる…心のオアシスですね。
その優しさの対価は、彼の生活費、娯楽費のすべてですが。
■卑屈さなし。いつだってポジティブシンキング!
長年ヒモをやっている男性であっても「ヒモ最高!」と心から思える人ばかりとは限りません。「男である自分が女の子に生活させてもらっている」という感覚は、そう簡単には受け入れがたいものなのです。
でもそこで卑屈になってしまっては、立派なヒモ男にあらず!
ヒモ業はあくまで仕事です。仕事としてお給料をもらうために、ウジウジと卑屈になった姿を女の子に見せるわけにはいきません。そんな男性と、高いお金を出してまで一緒にいたいと思いますか? まぁ無理ですよね。
ヒモを続けるためには、その男性にそれだけの価値があることが大前提。それを忘れてヒモは成り立ちません。
だからヒモ男は底抜けにポジティブで、ヒモである自分を受け入れています。
「むしろこれが自分」
「こんな俺だからこそ、キミは一緒にいたいんでしょ?」
くらいのところまで、自分を高めているんです。
お金を貢いでもらい、生活させてもらっているわけなので、物質的にはヒモ男の方が下。ですが精神的にはあくまでも対等な立場になります。
■夢を語る男はかっこいい? 現実を見て!
ヒモ男はお金を持っていませんが、壮大な夢を持っていることがほとんどです。
「将来絶対ビッグになって、お前に恩返しするからな」
「俺たちのバンドは絶対売れる! 俺の書いた曲でミリオンヒット出してやる」
「今は見習いだけど、いつか自分だけの店を出すんだ」
などなど、こんなのが代表的な例でしょうか。とにかく地に足がついていない・ふわっとしたビッグドリームを、キラキラと少年の瞳で語ります。
気づけば毎日の仕事に忙殺され「夢って、希望ってなんだっけ…?」状態となってしまった女の子にとって、夢を語る少年はまぶしすぎます。
そのピュアでまっすぐな視線の先にある未来を、一緒に見ていたい、一緒にめざして走りたい。彼の夢はわたしの夢! そう思わせてくれる魅力が、たしかにヒモ男にはあるのです。
ヒモ男予備軍にご注意を!
■母性本能をくすぐるワンコタイプ
女の子に「家にいてくれるだけで癒やし」だと感じてもらうことが、ヒモ男の必須条件。癒やしの象徴といえば従順なワンコです。
「ただいま」と玄関を開ければ満面の笑みで出迎えてくれるその姿は、まるでしっぽを振りながら走ってくるチワワのよう。その愛らしさには、たまに見せるダメ男っぷりでさえ「しょうがないなぁ」と許せてしまうパワーがあります。
ダメ男にもいろんな種類がいるのですが、こういった「母性本能をくすぐるワンコタイプ」は特にヒモ男になりやすい性質を備えています。
ほっとけない系男子をついお世話したくなっちゃう! という女の子は要注意。
■最初は小さくお金を出させる
ガチのヒモ男は生活費のすべてを女の子にまかなってもらいますが、ある日突然「養って!」と言われて、簡単にお金を出す女の子はまずいないでしょう。
でも、彼がたまたま財布を忘れてきた日なら? ランチ一回分なら? 特別な日の特別なプレゼントなら? 「今回だけならいいよ」と、わりとあっさり払ってしまうのではないでしょうか。
これが本当にその時だけなら問題ありません。が、そうやってちょこちょこお金を出させて、お金を出すハードルをじわじわ下げていく手法はヒモ男の常套手段です。
ふと気づくと、
・ものすごい高いプレゼントをねだられた!
・デート代、毎回私が払ってない?
・彼が家に転がり込んできて、二人分の生活費を払ってる!
なんてパターンに陥ってしまうかも。気をつけて!
ヒモ男に引っかかりやすい女の子の特徴
■さみしがりや
さみしがりやで、常にそばに男性がいないと不安…というタイプの女の子は、ヒモ男にカモにされやすいです。彼らはとても優しく、女の子の扱いに長けていて、心のスキマにするりと入り込むことにかけては超一流。
さみしがりやタイプの女の子は恋愛に依存しやすいため、一度できてしまった関係を断ち切るのは容易ではありません。どんどんお金ばかりを要求され、肝心のさみしさは全然満たされない…なんて悪循環に陥る前に、二人の関係を見直してみて。
■お金の使い道がない
ヒモを養うことができるのは、それだけのお金を持っている女の子だけですよね。
ということは、一流企業でバリバリに働いてる! というバリキャリばかり? いいえ、意外にもそうとは限りません。どこにでもいる普通のOLが、実は家に男を飼っている…というケースもめずらしくないんです。
高給取りでもないOLが、どうやって人間一人を養うの? と不思議に思いますよね。こういう女の子って、稼いだお金を自分のために使うのがヘタなんですよ。
・これといった趣味がない
・友達が少ない
・貯金ばかりがどんどん溜まっていく
こういったタイプの女の子は、ふっと現れた男性の甘い言葉に心を許し、あっという間にお金を貢いでしまう危険性をはらんでいます。
■好きな人と自分をシンクロさせてしまう
彼の夢はわたしの夢、だから彼の夢を叶えるために、わたしは馬車馬のように働く!
ヒモ男のために身を削り、心身がボロボロになっても彼のために尽くすんだという状態ですね。このようなマインドはとても危険!
共依存関係になりやすく、関係がうまくいっている間はまだ良いですが、のちのちトラブルに発展することも。恋人が変わる度に服の趣味や聞く音楽が変わるタイプの女の子は、特に注意してくださいね。
人生も、恋愛も、軸は常に自分自身にあるべきです。たとえそれが大好きな人であっても、誰かの人生は所詮誰かのものだということを忘れないで。
もうお金を払わない! ヒモ男との関係を断ち切るには?
よほど資産があって、自分のためにお金を使ってもまだまだ使い切れない! という女の子が、剰余金を使ってヒモ男を飼う分には問題ないでしょう。
でも普通の女の子は、そんなにお金ありませんよね? 毎月のお給料からやっと捻出できたお小遣いの中で好きな服を買ったり、サロンへ行ったり…そうやってなんとかやりくりしているものです。
本来なら自分のために使うべきお金。それを赤の他人(とあえて言います)である男性にポンとあげてしまっていいのか? 一度胸に手をあてて考えてみましょう。
お互いが納得のうえで「主夫×働く妻」というスタイルで生活している夫婦だっています。男性なら絶対に働くべき! とは限りません。
でももし「なんで私が払わなきゃいけないの?」という気持ちが少しでもあるなら、その関係はどこか歪んでいるということ。ぜひ彼に、その正直な気持ちをぶつけてみてください。
彼の愛情が本物であれば、その言葉に奮起して働き始めるかもしれません。ただ養ってくれる女の子としか見ていなければ、その関係はどのみち長続きしなかったとあきらめましょう。
「なんで私が払わなきゃいけないの?」は二人の関係を見極める魔法の言葉。二人の関係性に悩んだら、ぜひつぶやいてみてくださいね。
男はやっぱり安定感!安定男子を探しにいこう
男女のおつき合いを長い目で見れば、やはり安定した職業に就いている男性を選ぶ! これがもっともリスクの少ない、安パイと言えるでしょう。
今の時代、「上場企業で働いているから安心とは限らない」なんて言われることもありますが、上場企業で働いているということはそれだけ向上心があり、働く意欲が強いということの裏返しでもあります。
万が一何かあったときでも、スマートに窮地を乗りきってくれるのでは? という安心感・頼もしさがあります。
「ヒモ男なんてありえない!」という女の子におすすめしたいのは、やっぱり安定男子。物質的にも、精神的にも、対等な関係を築ける男性を探しにいってみませんか?