こんにちは、トイアンナです。「本当の友達」って、中学生だったころによく使いましたが、それから何年もたって、だんだんと減っていったように思います。
社会人になると仕事関係の友人も増え、”心は許しているけれど利害関係もある”相手が増えるからでしょうか。
心の底から何でも語り合えることは「本当の友達かどうか」にそこまで関係がないと知るからです。
1. 本当の友達は、思い起こして気づくもの
いい大人が本当の友達をどう線引きしていくのか、考えれば面白いものです。
利害があって「〇〇について触れるのはタブーだけど、心から信頼している相手」というのもいますし、逆に何でも話せるけど、金や恋愛関係で一切信頼できない人もいます。
年を経て心の許し方が複雑になっていく中で残る「本当の友人」は、思い出して「あのときの〇〇ちゃんがそうだった」と気づくものではないでしょうか。
私にもそんな相手がいます。かつて、クラスメイトで仲良くしている女子がいました。といってもグループで会うばかりで、個別に話すことはゼロ。それなのに卒業後は、年に1回くらいのペースで彼女に会っています。
というのも、彼女は私と真逆のキャリアを歩んだので話が刺激になるうえ、はちゃめちゃな道を歩いている私のことも「いいと思うよ」と受け入れてくれる度量があるからです。いま思い起こせば、彼女は昔から器の大きな方でした。
「彼女がどう思っているかは知らないけれど、私にとって本当の友達は彼女だったんだなあ」と、今なら思えるのです。
2. 本当の友達がいないと今感じていても大丈夫
もしこれをご覧になっているあなたが「本当の友達なんていない」と感じているとしても、大丈夫です。
いま目の前にいる方、一緒にいる時間が長い相手が本当の友達かどうかなんて、その時には分からないから。
数年後、思い返して「そういえばあの子と話すときだけは、自然体でいられたな」「なぜか離れてもたまに会いたいのはあの子だな」と、本当の友達が分かってくるからです。
永続しない友情がニセモノとは言いませんが、後からじっくりと思い返して分かる友達には、代わりがいません。
もし環境が変わってからも、たまに会いたくなる友達ができたら連絡を取ってみましょう。
あの頃より会う頻度は下がるかもしれませんが、たまに会ってポツポツと話ができる。そんな相手こそ最後に残る本当の友達だと実感できるでしょうから。