みなさんの周りに屁理屈ばかり言う人はいませんか? あるいはあなた自身が屁理屈な人だと思われてしまってはいないでしょうか? 屁理屈な人は嫌われてしまいます。この記事では屁理屈な人の特徴に加えて、その対処法についてご紹介しているのでぜひご覧ください!
1. 屁理屈の意味とは?
社会生活を送っていると、「ちょっと関わりたくないな」「要注意かも」と感じる人と出会うことがあります。屁理屈をいう人は、その最たる例でしょう。
そもそも屁理屈とはどういう意味なのでしょうか。屁理屈とは、非論理的で説得力がないことを理屈っぽく言うことを意味する言葉です。男女関係なく、屁理屈をいう人に対して親しみを感じる人はほぼいないでしょう。どちらかというと、不快感を抱く人が多いはずです。
屁理屈の使い方
屁理屈は、いい意味で使われることはまったくない言葉です。ここでは、屁理屈という言葉の使い方についてチェックしておきましょう。
たとえば、誰かに誤った行動を指摘された時に素直に謝罪せず、責任逃れのための言葉を重ねたり、他人に責任転嫁をしようとする人に対しては、「屁理屈ばかり言う人だ」というフレーズが使われます。
屁理屈の類語・英語
では、屁理屈と似た言葉としてどのようなものがあるでしょうか?屁理屈の類語としてまず挙げられるのが「詭弁」や「言いがかり」、「こじつけ」です。屁理屈は無理やり事実を捻じ曲げたり自分の都合のいいように解釈しようとすることなので、こうした表現で置き換えることが可能でしょう。また「屁理屈」は、英語だと「quibble」や「split hairs」といったフレーズで表現されます。
2. 屁理屈な人の特徴10個
みなさんの周りに、屁理屈ばかり言う人はいませんか? あるいは、あなた自身が何かにつけて屁理屈を言ってしまってはいないでしょうか? 残念ながら、屁理屈を言う人は周囲から疎まれ、嫌われてしまう可能性が高いです。
人から愛されたいならば、屁理屈をやめる必要があるでしょう。ここからは屁理屈な人にありがちな特徴を解説していきますので、ぜひ反面教師としてチェックしてみてくださいね。
屁理屈な人の特徴1:悪いところを認めない
屁理屈な人の特徴としてまず挙げられるのが、自分の悪いところや過ちを決して認めようとしないということです。大きなミスを犯してしまった時はもちろんのこと、日常生活の中でよく起こるような些細なミスであっても、屁理屈な人は認めようとしません。何かと言い訳をしたり、あるいは責任転嫁をして「自分は悪くない」と主張するのです。
屁理屈な人の特徴2:謝ることが苦手
悪いことをしてしまったならば、きちんと謝ることが大切ですよね。ちょっとしたことであっても、誰かの気分を害してしまったと感じたならば、素直に謝罪することで人間関係を良好に保つことができます。
ですが、屁理屈な人は謝ることがとても苦手なのです。「ごめんなさい」「すみませんでした」と言えばそれですむのに、頑なに謝罪しようとしないため、人間関係を悪化させてしまいます。
屁理屈な人の特徴3:人の話を聞いていない
屁理屈な人の特徴のひとつとして、他人の話に耳を傾けようとしないということも挙げられます。屁理屈な人は、「自分が話すことには価値があり、周囲の人々は絶対に耳を傾けるべきだ」と信じています。同時に、「他人が話すことには価値がなく、聞く必要がない」と思い込んでいる可能性があります。そのため、誰かが話している途中であっても平気で遮り、自分の話をしようとするでしょう。
屁理屈な人の特徴4:プライドが高い
プライドが高いというのも、屁理屈な人によく見られる特徴のひとつです。プライドの高さゆえ、人に否定されることを嫌います。だからこそ、自分を正当化するために屁理屈を言うのです。誰かからミスを指摘されると、感情的になって「自分はそんなミスをしていない!」「なんでそんな上から目線で物を言うんだ!」と逆ギレするでしょう。
屁理屈な人の特徴5:皮肉をよく言う
屁理屈な人の特徴のひとつとしてご紹介したいのが、皮肉をよく口にするということです。皮肉ばかり言う人と一緒にいると気分がよくありませんし、楽しくありませんよね。ですが、屁理屈な人は「斜に構えてアイロニカルなことを言える自分はかっこいい」と勘違いをしているのでしょう。物事を素直に受け止めることができず、意地悪な方向に解釈してしまうのでしょう。
屁理屈な人の特徴6:否定的な言葉ばかり使う
あらゆることに対して否定的な考えをもつ人は、指摘された内容などに対して「それは違う!」と言いたいがために屁理屈を言うことがあります。自分の意見を話してくれるにしても、全てを否定してばかりでは、一緒に会話していて楽しいとは思いにくいですよね。
会話の流れで、自分にアドバイスを求めてきたはずなのに、何かひとつこちらが提案するたび「〇〇がない」「〇〇ができない」と否定されてしまっては、会話を続ける気が起きなくなってしまうでしょう。
屁理屈な人の特徴7:器が小さい
屁理屈をいう人の中には、ものすごく自信家なタイプもいれば、自信がないゆえに否定的で屁理屈をいう場合もあります。ただ、いずれにせよ、人としての器が小さいのは否めないでしょう。他人の意見を受け入れる心の余裕がないからこそ、屁理屈をこねてしまうのでしょう。そして、自分の器が小さいことに全く気づいていないというのも、屁理屈な人ならではの特徴です。
屁理屈な人の特徴8::自分を正当化しがち
屁理屈をいう人は、自分を正当化する場面が多く見られます。例えば、屁理屈をいう人が自信満々に語った内容が間違っていたとします。しかし今度は「自分は絶対に間違っていない」という理屈を話し始めることでしょう。
明らかに自分が間違っていても、自分を正当化する特徴があります。もっと最悪なパターンには「自分を正当化するために、人のせいにする」が挙げられます。その人を正当化するための材料にされるのだけは、避けたいところです。
屁理屈な人の特徴9:自分は頭がいいと思い込んでいる
屁理屈な人の特徴のひとつとして欠かせないのが、「自分は頭がいい」と思い込んでいるということです。学生時代に成績がよかったからと言って、人として賢いかどうかはまた別の話といえるでしょう。
ですが屁理屈な人は、自分は誰よりも賢く優れていると思い込んでいるため、理屈を並べて自分の思い通りに事を進めようとするのです。また、周囲の人が呆れて何も言わなくなっただけなのに、それに気づかずに「論破してやった」と得意げになるのも屁理屈な人ならではといえます。
屁理屈な人の特徴10:他人に認めて欲しいと思っている
自分のことを認めてほしいという心理から、屁理屈をこねてしまう場合もあります。自分を他人と比べがちで、自分のことを認めてほしいと強く思ってしまうがゆえに、屁理屈を並べてしまうのです。このタイプの場合には、それ以上の屁理屈を言わせないためにも「屁理屈を受け入れてあげる」対処法がおすすめです。受け入れるという姿勢によって、認めてほしいという心理を多少は満たすことができるでしょう。
3. 屁理屈な人の対処法3つ
たまたま交流を深めることになった人が屁理屈をいうタイプだった場合、どのように対処すればよいのでしょうか? できるならば屁理屈な人とは関わりをもちたくないものですが、職場関係の人や近所の人など、どうしても付き合いが避けて通れないこともありますよね。そこでここからは、屁理屈な人への対処法をご紹介していきます。
屁理屈な人の対処法1:指摘をする
もしも屁理屈な人との関係がこじれても特に支障がないのならば、正面から相手の間違いや矛盾を指摘するとよいでしょう。「あなたはこう言っているけれど、〇〇という点で矛盾しているよ」「屁理屈ばかり言うのはやめたらどう?」と言ってみてはどうでしょうか。ただし、屁理屈な人は正論を言われると逆ギレすることも多いので、注意が必要です。
屁理屈な人の対処法2:相手にしない
潔く「相手にしない」というのも、選択肢のひとつです。ただし、目の前にいる相手に対して、相手にしたくないからと無視を決め込んでしまうと、少々態度が悪く見えてしまいます。
そこでおすすめなのが「屁理屈を軽く受け流した後、話題を変える」という方法です。「そういえば」と自然に会話の流れを変えれば、相手も「全く相手にされなかった」と傷つくことはないのではないでしょうか。
屁理屈な人の対処法3:受け入れる
屁理屈をいう人は「自分が正しい」と考えて、自分を正当化する人が多いはずです。そのため屁理屈を否定してしまうと、また新たな屁理屈を展開して会話を進める人も少なくありません。あなたに心の余裕がある場合には、それ以上の屁理屈を聞かずに済むように、「へー! そうなんだ」と相手の屁理屈を受け入れてあげましょう。
屁理屈をいう人の中には、受け入れられるだけでは満足せず、相手からの感心を求めるタイプもいます。その場合には、少々オーバーリアクションで返答すると、相手の心を満足させることができるかもしれません。
4. 屁理屈の人の特徴をつかみうまく付き合おう!
今回は屁理屈をいう人の特徴と対処法についてご紹介しました。出会った人がたまたま屁理屈をいうタイプだった場合には、無難に「屁理屈を受け入れる」のがおすすめの対処法です。
ただ、屁理屈を言われて気が滅入ってしまうのであれば「相手にしない」対処法でいきましょう。屁理屈を言う人の特徴や心理を知り、上手く対処できるようになりたいものですね。