女性不信で寄せ付けない雰囲気を持っている男性って、アピールするのが難しいですよね。
正攻法じゃあっさりふられそうだし、あまりしつこくしすぎたら嫌われてしまいそう。
女性不信の男性にうまくアプローチし、心を開いてもらうには、どうすれば良いのでしょうか。
1. 急ぎすぎないで! まずは友達になることから始める
子どもの頃の母親や女きょうだいとの関係が悪かった、女性にこっぴどくふられたり恥をかかされたりしたことがあるなど、男性が女性不信になる原因は様々です。
共通するのは「女なんか信用できない」「心を開いたらその途端ひどい目にあわされる」という恐怖心。
女性そのものを自分の敵だと考えているので、いきなり近付いて「私と恋愛しましょう」なんて言っても受け入れてもらえないのは当然です。
まずは軽い雑談のできる友達関係を目指し、少しずつ「私はあなたの味方。決して敵じゃない」と伝えていきましょう。
「女性にもこんなに安心して付き合える人がいるんだ」と思ってもらえれば、あなたが彼の恋人になれる日もそう遠くはないかもしれません。
2. 彼のトラウマには絶対に触れてはいけない
会話を重ねていくうち、あなたは彼がどうして女性不信になってしまったのか、その理由を知ることになるでしょう。
しかし、そこでなんとかしてあげたいと張り切り、「きっと相手にも悪気はなかったのよ」「私も協力するから一緒に克服しよう!」などと踏み込んではいけません。
その途端、彼は「やっぱりこの子も他の女と一緒だ。無神経で、俺のことなんにも分かっちゃいない」と再びガードを固くしてしまい、よほどのことがない限り、再び心を開いてくれることはないでしょう。
それだけ、過去のトラウマによって彼の心は傷ついているのです。
直接核心に触れるのは、彼の古傷を無理矢理開き、土足でズカズカ入り込むのと同じこと。
彼のほうから女性不信になった原因を話してくれたとしても、「辛かったね」と同情を示し、それ以上は触れないようにしましょう。
3. しばらくはフランクな関係を続けてみる
彼と友達同士になり、一緒に食事をしたり、お互いの悩みを相談し合ったりすることができるようになっても、まだ次のステップに進むのは待って!
固まっていた氷が少しずつ溶けていくように、彼の「女性が怖い。信じられない」という気持ちは徐々に氷解(ひょうかい)していく最中です。
特に過去に付き合っていた女性によって深く傷つけられたことのある男性は、恋愛に臆病になっています。
好意を持てる女性が現れても、また昔のように傷つけられたらたまらないと怯えているので、告白したいと思ってももう少しだけ待ってあげてください。
デートに誘う時も、恋愛を匂わせるようなムードのある場所じゃなく、カラッとした雰囲気で楽しく遊べる場所(遊園地やハイキングなど)がおすすめです。
4. 母親との関係がトラウマになっている場合はどうする?
母親から十分な愛情を受けられずに育った男性は、「ありのままの自分を受け止めてくれる」「落ち込んだ時、優しく包み込んでくれる」といった体験が不十分で、いわゆる幼児的願望を満たされないまま大人になっています。
そのため、心を許した女性に対して無意識に母親を求めてしまうケースが多いのです。
具体的には、筋の通らないわがままを言って困らせる(どこまで自分を受け入れてくれるのかを試している)、嫌なことがあった時「ずっとそばにいてほしい」と哀願する、少しでも他の男性と仲良くしようとすると激しく怒り出すなど。
要は、自分という存在をまるごと受け入れてくれて、他の男性には見向きもせずに自分だけを愛してくれる女性でいてほしいと願うのですね。
この状態の男性に付き合うのは、はっきり言って大変です。何度も「私はあなたのお母さんじゃない!」と言いたくなるでしょう。
しかし、女性不信の男性に信用されるには必ず乗り越えなくてはいけない壁なので、無理をしすぎない程度に彼の気持ちを受け入れてあげてください。
誤解があったり、彼が心を閉ざそうとしてしまったりした時は、時間をかけてじっくり話し合うことも大切です。
5. めでたく恋人関係になれたら気を付けたいこと
忍耐と努力の日々が過ぎ、めでたく彼から「付き合ってほしい」と言われたら、良い関係を続けていくために次のような点に注意するようにしましょう。
嘘をつかない
「女性は裏切る」という根強い不信感を持っている男性は、自分の彼女に嘘をつかれると「やっぱり……。」と、ものすごく落ち込んでしまいます。
相手を思いやるための嘘は仕方ありませんが、保身のための嘘はNG!
できるだけ正直でいることで、彼は安心してあなたと付き合うことができます。
彼を責めない
子どもの頃に母親から厳しく叱責されたり、付き合っていた彼女に「あなたって本当にダメね」などと言われてきた男性は、もうそれ以上の攻撃に耐えられない状態です。
人間なのですから付き合っているうちにはいろいろと問題も起こすでしょうが、そんな時はきつい言葉で責めるのではなく、しっかり言い分を聞いた上で「そうだったのね、よく分かった」と肯定し、それから優しく「でもね……」と自分の気持ちを話すようにしましょう。
繰り返すうち、彼のほうもだんだんこちらの失敗を優しく受け入れてくれるようになります。
6. おわりに
女性不信の男性に振り向いてもらうのは決して簡単なことではありませんが、焦らず、時間をかけて信頼関係を築いていけば、いつかきっと心を開いてくれる日が来ます。
自分自身に磨きをかけつつ、彼の心に寄り添い、関係を深めていく努力を続けていきましょう!