「ヤンデレ男」とは、付き合う彼女に対して異常に執着し、束縛しまくる男性のこと。そのため、普通の男性には有効な恋愛のテクニックも、ヤンデレ男に使ってしまうとかえって逆効果な場合があるのです。
「自分の彼氏はヤンデレかも?」と思った人は、次の点に十分に注意してください。
1. 焦らしはNG
男性への焦らしは、自分のことをより強く意識してもらうために欠かせないテクニックですよね。ハラハラドキドキさせることで恋愛が盛り上がり、もっと大切にしてもらえるようになります。
しかし、相手がヤンデレ男の場合は別。彼らは異常に被害妄想が強く、自分に自信がないので、焦らしてくる彼女を「ひどい奴だ」と憎むようになるのです。
こちらが「もっと気にしてほしい」と願っている間、ヤンデレ男の頭の中でどんどん膨らむ不信感。逆恨みされないよう、焦らしはほどほどにしておきましょう。
2. ミステリアスな雰囲気を演出するのをやめる
ヤンデレ男は心の中にいつも大きな不安を抱えているので、付き合っている彼女がいても常に「いつか、自分の元から離れていってしまうかもしれない」と怯えています。
そのため、彼女が分かりにくい行動をとると「どういうこと!?」とパニック状態に。しつこく食い下がって説明を求めたり、中には「どうしてそういうことをするんだよ!」と怒り出したりする人もいるので、注意が必要です。
ヤンデレ男と付き合うなら、こうした小細工はせず、ありのままの自分を見せてあげたほうがうまくいきますよ。
また、ヤンデレ男子は、好きな女の子のことならなんでも把握しておかないと気が済みません。そのため、付き合っている彼女と連絡がとれないと不安になり、ストーカーのような行為に出ることも。
これを防ぐためには、できるだけ細かく自分のスケジュールを伝えておく必要があります。「自分は自分。いくら付き合っているからといって、何もかもオープンにする必要はない」という考え方の女の子とは合わないかもしれませんね。
3. 電話やLINEに応じすぎない
好きな男性との仲を深めるためには、積極的にコミュニケーションをとっていくことが必要ですが、ヤンデレ男は寂しがりやで束縛が強いので、一般的な男性に比べて電話やLINEの回数も多いです。
これは女の子には嬉しいこともでもありますが、あまり回数が多すぎたり、内容が重かったりすると、付き合うのも大変ですよね。
しかし、ヤンデレ男に「もう少し控えてほしい」と言ってしまうと怒り出す可能性があるので、付き合うことが決まったら、最初にルールを決めておくことをおすすめします。
たとえば、電話やLINEは1日2回まで。忙しくて応えられないこともあるけれど、返事を催促しない、というように。
ヤンデレ男には素直なところもあるので、最初にこうして2人の間のルールを決めておけば、思い通りにいかずにキレることの防止に役立ちます。
4. 過剰な愛情に反応しない
彼に「かわいい」と思われるためには、示してくれる愛情に対して素直に喜びを表現することが大切です。しかし、相手がヤンデレ男の場合は、それがかえって裏目に出てしまうことも……。
なぜなら、ヤンデレ男は好きな女の子にできるだけ尽くそうと頑張るので、喜ぶ顔を見せてしまうと、誕生日でもないのにしょっちゅうプレゼントをくれたり、なんでもやってくれようとしたりするからです。
ありがたいことではありますが、度が過ぎればやはり重たいだけですよね。
もし、付き合っている男性にこのような兆候が見られたら、それは物を贈ったり、自分を犠牲にしたりすることで、相手の愛情を試している証拠。
「断ると悪いし」なんてそのまま受け取ってしまうと、彼に「これで良かったのだ」と間違った自信を与えることになるので、愛情が重いと感じたら、なるべく早い段階で拒絶の意思を示しましょう。
その場合、きつい言い方や態度だと相手を深く傷つけ、怒らせてしまう可能性があるので「あなたが愛情をくれるのは嬉しいけれど、こうしたやり方は私の好みではない。一緒に幸せになりたいから、これ以上無理をしないで」と、柔らかい口調で伝えることが大切です。
5. 落ち込んでいても間違った同情をしない
男性は、自分が落ち込んだ時に優しく慰めてくれる女の子が好きです。
しかし、ヤンデレ男はいわゆる「かまってちゃん」なので、付き合っている彼女の気を引くためなら何でもします。
ちょっと冷たくしただけでこの世の終わりのように絶望したり、自殺願望をほのめかしてみるなんて序の口。それにいちいち誠実な対応をしていると、味を占めてますます調子づいてしまうので気をつけましょう。
このような状況はだんだんエスカレートしていくので、最初の段階でうまくスルーすることが大切です。といっても、露骨に無視をすれば良いというわけではありません。
ヤンデレ男が「僕はかわいそうな奴で、そばに君がいないとダメなんだ」と言い始めたら、あっけらかんと「あら、あなたなら大丈夫よ!」と言ってあげてください。
ヤンデレになってしまったのは、子供の頃からのつらい出来事の積み重ねで、自分に自信をなくしてしまっているから。
同情して共倒れになるよりも、男としての自信をつけさせてあげたほうが、問題解決しやすくなります。
とにかく、絶対に同情して言いなりにならないことが重要! 一度でも甘えを許せば「この子なら自分を分かってくれる」と勘違いさせてしまいます。
6. 「理解のある女」を目指し過ぎない
ヤンデレ男の特徴の1つに「誰にでもいい顔をしたがる」というものがあります。ありのままの自分に自信がないので、周囲のご機嫌をとって存在を認められようとするのですね。
そして、最も厄介なのが、自分の価値を上げるためなら彼女を平気でおとしめるということ。たとえば、本当はすごく一途な女の子なのに、周囲の同情を集めるために「浮気ばかりして、ひどい子なんだ」と言いふらすぐらいのことは当たり前にします。
そしてさらに、そうして彼女の悪評を流して周囲から孤立させることで「自分を分かってくれるのはあなたしかいない」という状況に仕向けようとするのです。
悪評を流す相手がたまたま自分をよく知ってくれている人なら良いのですが、あまり親しくない人たちにやられてしまうと、周りはそれをそのまま信じてしまうでしょう。接点が少ないだけに、弁解をする機会もありません。
こうなることを防ぐためにも「彼のプライベートには立ち入らない」と理解のある女になるのではなく、誤解されたくない相手とは適度にコミュニケーションをとっておくようにしましょう。
7. 彼色に染められすぎないようにする
男性は、自分の価値観に共感し、尊敬してくれる女の子が好きです。そのため、聞き上手な女の子はモテるのですね。
しかし、ヤンデレ男は常に自分が正しいと思っているので、付き合う相手をとことん自分色に染めようとします。会話の中に「こうしたほうがいいよ」「君は間違ってる」などというフレーズが多く出てくるようなら要注意!
正しいことならリスペクトしてしまっても良いですが「うん?」と引っかかることにまで頷いてしまうと、だんだん自分の本当の気持ちが分からなくなります。
ヤンデレ男に対して大人しくしていると、こうした支配がどんどんエスカレートしていくので、おかしいと思ったことにははっきりと反論をすることが大切です。
最初が肝心なので、相手に主導権を握られないよう、しっかり自己主張していきましょう。
8. ヤンデレ男からは、できれば離れたほうが良い
どうしても好きで、彼じゃなきゃダメだというなら仕方ないですが、できればヤンデレ男とはあまり付き合わないほうが良いです。
なぜなら、彼らが愛しているのは、目の前のあなたではなく自分自身だから。依存心や束縛が強いので、すごく愛されているように錯覚してしまうのですが、本当に大切だと思っていたら、自由を奪ったり中傷したりするはずがありませんよね。
ヤンデレ男は人当りが良いので、実際に付き合い始めるまでは理想的な男性に映るかもしれません。
よほど恋愛経験の豊富な女の子じゃなきゃ見抜けないケースも多いですが、ふとした瞬間にここで紹介したような言動が出るなら、念のため、しばらく様子を見てから付き合うかどうかを決めることをおすすめします。
9. おわりに
ヤンデレ男は、彼女への執着が強く、自分の思い通りにならないと危害を加えることもあります。それ故、焦らしなどの王道テクニックが裏目に出ることも多いし、付き合うなら様々な覚悟が必要です。
できれば、もっと普通にお付き合いできる男性を選んだほうが良いですが、どうしても付き合いたいという場合は、くれぐれも支配や洗脳に気を付けてくださいね。