世の中には『生理のツラさを分かってくれない彼氏』に悩んでいる女の子がたくさんいます。
では、どうすれば彼氏に生理のツラさを分かってもらったり優しくしてもらったりできるのでしょうか?
今回は、彼氏に生理のツラさを伝えるコツや注意点について考えてみましょう。
1. 生理中の女の子が彼氏に望むこと
実は、生理中のツラさを分かってほしいと考えている女の子はとても多いです。そこで、まずは世の中の女の子が彼氏に望んでいることからお話します。
あなたは、生理がツライときに彼氏にはどんな風に接してもらいたいですか?ユニ・チャームによるアンケートでは、このような結果が出ています。
1位 家事を手伝ってほしい 50.2%
2位 イライラやワガママを受け入れてほしい 50.0%
3位 いつもより優しくしてほしい 36.6%
4位 放っておいてほしい 26.6%
5位 いつも通りで良い 14.9%
引用元:男性の生理の理解度はどのくらい?
1人1回答制ではないので、1~3位までの項目すべてを選んだ女の子や3位と4位の両方を選んだ女の子もいるのではないでしょうか。
一緒に住んでいるカップルでない限り家事をしてあげることはあまりないと思いますが、2位以降を見ても「生理中のツラさを分かってほしい」と思っている女の子が大半を占めていることが分かりますね。
2. 彼氏にツラさを伝えるコツ
「彼氏に分かってほしい」と望む女の子は多いですが、残念ながら彼氏に生理のことを分かってもらうのは難しいでしょう。
なぜなら、『生理』に興味がある男性は少ないからです。
人は、興味のあることにしか興味をもてない生き物です。そして、それは男性に限ったことではありません。
きっとあなたも、「興味のないことについてアレコレと説明されても困る」と感じたことはあるハズ。
例えば、彼氏が趣味や仕事について熱弁し始めたときに
「どうでも良いんだけどなぁ……」
「よく分からないし、早く終わらないかなぁー」
などと思ったことはありませんか?
それと同じで、たとえ生理の話を最後まで聞いてくれたとしても、彼氏は結局ほとんど理解していないまま「ふーん」で終わってしまう可能性は高いでしょう。
あなたの特性として伝える
生理についてよく分かっていない男性にとっては、生理中や前後の症状が人によって大きく違うことすら知らない可能性もあります。
でも、中には本当にベッドから出られないほど生理痛がひどい女の子もいれば、喜怒哀楽が異常に激しくなってしまう女の子もいるようです。
そんな女の子の中には「一緒にいるとお互い気を使うから……」とデートを延期してもらう人も多いと思いますが、やっぱり理由をきちんと話さないと彼氏は不安に感じてしまいます。
そこで、人によって生理の症状には差があることや、自分は他の人よりも症状がキツい方だということだけはあらかじめ彼氏に教えてあげてください。
生理自体のことを理解してもらうのは難しくても、あなたの生理前後の特徴として覚えていてもらえれば急に生理がきたときもきっと理解してくれるでしょう。
3. 何でも生理のせいにしてはいけない
生理中や前後に感情をぶつけてしまう直接の原因は、生理ではなく性格です。
生理中にイライラしたり憂鬱になったりするのはホルモンリズムなどが理由なので、それ自体は仕方のないこと。でも、それは彼氏のせいではありませんよね。
もちろん自分のせいでもありませんが、生理中や前後の症状を言い訳にして彼氏に八つ当たりしたり感情を全部ぶつけたりするのはちょっと違うのではないでしょうか。
男女には生理的な現象に違いがあります。でも、それを「男はこうだから仕方ない」「女はこうだから仕方ない」と言い切ってしまえば元も子もありません。
仮に女の子が「生理中や前後のイライラや憂鬱は仕方ないことだから周りの人に分かってもらって当然」と言い切るなら、性欲を抑えられない男性の衝動も認めざるを得なくなってしまいます。
強姦や痴漢を犯した男性が「俺は性欲が強いんだから仕方ないだろ」と言っても、それは通りませんよね。
中には生理中や前後の症状が軽い人もいますが、生理痛が全くない人は少ないです。それに、ほとんどの女の子は生理中や前後に憂鬱になったり情緒不安定になったりしています。
でも、だからと言って彼氏に感情をぶつける女の子ばかりかと言えばそうではありません。
つまり、彼氏に感情をぶつけるのは「生理前(生理中)だから」ではなく「元々そういう性格だから」だと考えられます。
もし『生理前のイライラ』を理解して受け止めてくれない彼氏=優しくない彼氏だと考えているなら、その考え方は改めた方が良いですよ。
4. おわりに
何でも『してもらって当たり前』ということはありません。それに、「理解してもらいたい」「優しくしてもらいたい」などの『何かをしてもらうこと』ばかり考えていると、自分も彼氏も疲れてしまいます。
「男なんてそんなもんよね」と割り切ることも恋愛においては意外と大切で、それだけで随分お互いにラクになるものです。
『以心伝心』なんて夢物語ですから、伝えたいことはきちんと言葉で伝えましょう。