婚活パーティに参加する時、悩んでしまうのが服装、メイク、髪型。
できるだけ良い印象を与えるためにも、細かい部分までこだわって準備したいですよね。
年代別･男女別に、適切な身だしなみのポイントを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 婚活パーティの服装：女性編
婚活パーティの服装で押さえるべきポイントは
- 清楚な雰囲気
- お金がかかりすぎていない
- 奇抜すぎない
の3つです。
セクシーな印象の服装は男性ウケが良いですが、恋人や結婚相手というよりは遊びの相手として見られる可能性があるので避けたいところ。
ブランドで固めた服装は「付き合うとお金がかかりそう」と思わせてしまうし、なんとなく近寄りがたいので、第一印象で引いてしまう男性が多いです。
また、奇抜すぎる服装は「この人を理解する自信がない」と不安感を与えてしまうし、一緒にいるのに勇気が必要なので、やはり男性ウケは良くないでしょう。
もちろん、毛玉のついた洋服や伝線したストッキングなど、不潔な印象を与える服装は問題外です。
婚活パーティにあまり参加したことのない人ほど、服装には気合を入れてしまうのですが、男性は「特別な装い」よりも「女性らしさを感じられるごく普通の服装」を求めています。
年代別にこだわりたいポイントも紹介するので、洋服選びの参考にしてみてください。
■20代の女の子におすすめの服装
20代で婚活パーティに参加するなら、その若さを存分にアピールしなきゃ損!
30代、40代では浮いてしまうようなキュートなデザインも、20代なら自然に着こなすことができるので、どんどん取り入れていきましょう。
洋服の色も、男性ウケの良い白やパステルカラーを選ぶと、可憐な印象に見せることができますよ。
スタイルに自信のある女の子なら、膝よりちょっとだけ短い丈のスカートで美脚を披露するのもポイントが高いです。
■30代の女の子におすすめの服装
30代になると、可愛さや女性らしさに加えて、知性や常識も求められるようになります。
20代の頃と同じようなかわいい系の服装ではちょっと頼りなく見えるし、固すぎる服装では融通が利かなさそうと敬遠されてしまうので、落ち着いた雰囲気でありながら、少し隙のあるファッションを目指してみましょう。
具体的には、清潔感のあるネイビーや白を使ったニットやひざ丈スカート、甘すぎない印象のワンピースなどがおすすめです。
身長の高い人ならシックなパンツスタイルでもかっこいいですが、その場合はトップスにVネックを持ってくるなど、ほんの少しだけセクシーな要素を足してあげるとバランスが良くなります。
■40代の女の子におすすめの服装
40代になると体型も多少崩れてくるので、日頃から腰回りやお腹をカバーするデザインのものや、目立ちにくい黒や茶色などの洋服を着る人が増えてきます。
通勤や買い物ならこれでも良いのですが、婚活の場ではちょっと色気がなさすぎ。
同じように体型カバー効果のある洋服を選ぶといっても、そこに雑誌に載っているような流行のエッセンスを取り入れたり、色使いを明るくしてみたりして、華やかな雰囲気を演出するようにしましょう。
ちょっとぐらいぽっちゃりして見えても、男性には暗い色を着ているよりも、明るい色の洋服でニコニコ笑っている女の子のほうが魅力的に見えるものです。
2. 婚活パーティの髪型：女性編
髪型も、婚活パーティでは服装と同じぐらい男性に注目されるポイントです。
枝毛だらけでパサパサの髪や、全然似合っていない的外れなヘアスタイルでは男性陣もがっかりなので、さらツヤで自分のイメージに合った髪型にできるよう頑張りましょう。
最も重要なのは、髪自体が健康であること。
セットやアレンジは、たとえ手先が不器用でも当日美容院に駆け込めばどうにでもなりますが、髪のツヤやうるおいまでは誤魔化せません。
日頃のこまめなお手入れが肝心なので、この機会に正しいケアの仕方を覚えておきましょう。
■髪を傷めないブラッシングの仕方
いつも何気なくしているブラッシングですが、間違ったやり方だと切れ毛や枝毛の原因になるので注意が必要です。
まず、使うブラシは必ずブラッシング専用のものを選ぶようにしましょう。
ブローやスタイリングに使うロールブラシや、パーマのウェーブをほぐすのに便利なスケルトンブラシでは十分な美髪効果が得られないので、デンマンブラシやクッションブラシをチョイスしてください。
素材は、静電気が起こりにくく、髪にツヤも与えることのできる天然毛がおすすめです。
＜ブラッシングの手順＞
- ブラッシング用スプレーやヘアオイルなど、髪へのダメージを抑えながらうるおいも補給できるスタイリング剤をつける。
- 毛先にそっとブラシを入れ、もつれをほぐす。ブラシを動かす方向は、必ず上から下へ。
- 耳の下から毛先へ向かって丁寧にとかす。
- 最後に頭皮から毛先へ向かってとかし、地肌の血行を促しながら全体を整える。
■正しいシャンプー方法
シャンプーの仕方も、美しい髪を作るにはぜひこだわりたいポイントです。
回数は1日1回、1日分の汚れをクリアにして頭皮を健やかに保つため、朝よりも夜寝る前に洗うようにしましょう。
＜シャンプーの手順＞
- 髪全体にブラシをかけ、頭皮の汚れを浮かしながら髪についたほこりやもつれを取る。
- 頭皮の油を取りすぎないよう、38度ぐらいのぬるま湯で予洗いをする。お湯をかけながら地肌をマッサージすると、汚れが落ちやすくなる。
- シャンプー剤は手のひらで十分に泡立て、髪全体を包み込むようにつける。
- 指の腹を使い、リズミカルに頭皮をマッサージする。髪はゴシゴシ洗わなくても泡を行き渡らせるだけで十分。
- シャンプーが残るとフケ、におい、かゆみの原因になるので、3～5分ほどかけてしっかりすすぐ。
- コンディショナーやトリートメントで仕上げる。
- 柔らかいタオルで、上からそっと押さえるようにして水気を拭き取る。長い髪はタオルで挟んで軽く叩く。
＜ドライヤーのかけ方＞
濡れた髪はキューティクルが開き、剥がれやすい状態なので、タオルドライをした後はすぐに乾かすようにしましょう。
ドライヤーは髪や地肌から20㎝以上離して持ち、まず根元から乾かし始めます。
だんだん下へ向かいながらドライヤーを当て、毛先も軽く乾かしたら温風は終了。最後に冷風を当てておくと、開いたキューティクルを閉じることができます。
■ヘアスタイルはできるだけナチュラルに
婚活パーティで男性ウケが良いのは、無難な色や形の落ち着いたヘアスタイル。
特に30代、40代の女の子は、カールのつけすぎや明るすぎる色だと若作りに見え、引かれてしまう可能性があるので気をつけましょう。
どんな髪型にするべきか迷った時は、セミロングで黒髪やダークブラウンの色がおすすめ。
年齢を問わず誰にでも似合い、好印象を与えられるので、会場で浮く心配がありません。
毛先を少しだけカールさせると、女の子らしい柔らかさが出て素敵ですよ。
3. 婚活パーティのメイク
婚活パーティで好感を持たれやすいのは、素顔が想像できないような濃いメイクよりも、自分らしさがにじみ出るナチュラルメイク。
それぞれのパーツのポイントはしっかり押さえつつ、全体を自然な感じで仕上げるようにしましょう。
■まずはベースづくり! メイク前に済ませておきたいスキンケア
肌に余分な皮脂や汚れがあるとファンデーションがうまく乗らないので、メイク前には必ず洗顔と保湿ケアをするようにしてください。
基本的な手順と注意点は次の通りです。
＜洗顔の仕方＞
- 石鹸で手をキレイに洗う。手は意外と汚れているので、そのまま洗顔を始めると肌に雑菌が付着する恐れがある。
- 32度ぐらいのぬるま湯で予洗いをする。温度が低すぎると汚れが落ちないし、高すぎると肌に必要な皮脂まで溶け出してしまうので注意。
- 洗顔料をモコモコに泡立てる。手で泡立てられない時は、洗顔用のネットを使って! 泡立ちが足りないと、指で皮膚を摩擦してしまうので乾燥やくすみの原因になる。
- 脂っぽいTゾーンから、泡を転がすような感じで洗い始める。乾燥しやすい部分は、最後に泡を乗せるだけで十分。
- 予洗いの時と同じぐらいの温度のぬるま湯で、最低でも30回はよくすすぐ。洗面器にお湯をためて使う場合は、こまめにキレイなものに取り替える。
- 柔らかいタオルで、上からそっと押さえるようにして水気を拭き取る。
＜保湿ケアの仕方＞
- 洗顔後の肌は水分不足になりがちなので、すぐに化粧水をつけて水分を補給する。少量を、数回に分けて丁寧になじませていく。
- 肌全体がもちっとして、指が吸い付くようになったら、水分がしっかり浸透した証拠。乾燥度合いに応じて、乳液やクリームで仕上げる。油っぽい部分はやや少なめに。
- 日焼け止めをつける。
■メイクの仕方と押さえたいポイント
＜下地＞
肌の赤みやくすみなどが気になる人は「コントロールカラー」と呼ばれる下地を使いましょう。
▼ピンク
血色の良い肌に見せる。
▼グリーン
肌の赤みやニキビ跡を目立たなくする。
▼パープル
肌に透明感を与える。
▼イエロー
30代、40代の女の子に気になる「黄ぐすみ」をカバーする。
どんな肌色でもなじみやすい。
▼オレンジ
くまやくすみを目立たなくする。
また、毛穴の開きや小じわなどが気になる時は、凸凹を埋める効果のあるシリコン入りの下地がおすすめです。
どのようなタイプの下地を使う場合でも、くれぐれもつけすぎは厳禁!
かえってメイク崩れしやすくなるので、少量を少しずつ丁寧に伸ばすようにしましょう。
凸凹が気になる部分は、下地を軽く叩き込むようにしてなじませてください。
＜ファンデーション＞
ファンデーションは色選びを間違えると不自然な印象になってしまうので、日焼けなどで色が変化しにくい、首筋と顎の境目を基準に選ぶようにしましょう。
できれば、テスターをつけてから半日以上おき、色の変化や照明の下での見え方などを確認することをおすすめします。
▼パウダーファンデーション
使い方が簡単なので、メイクに慣れていない人でも使いやすいです。
また、パウダーが余分な皮脂を吸着してくれるので、テカりが気になるオイリー肌の人に向いています。
▼リキッドファンデーション
パウダーファンデーションに比べて保湿力が高く、肌にも密着させやすいので、乾燥が気になる人やシミ、くま、くすみ、シワなどのトラブルが気になる人に向いています。
▼クリームファンデーション
リキッドファンデーションよりも保湿力が高く、美容成分も多く配合してあるので、乾燥がひどい人や肌トラブルをしっかりカバーしたい人に向いています。
ファンデーションは、指やスポンジよりも専用のブラシでつけたほうがキレイに仕上がります。
いったん手の甲にとって量を調節したら、顔の中心から外側へ向かって、ブラシをくるくると回転させながらなじませていきましょう。
特にトラブルが気になる部分は、もう一度重ね塗りをしてください。
＜アイメイク＞
婚活パーティでは、アイメイクも自然で優しい印象に仕上げましょう。
個性的すぎる色使いや、太く引いたアイライン、盛りすぎのつけまつ毛は、男性にしてみればどこか攻撃的に感じたり、近寄りがたい印象にしてしまったりするものです。
おすすめの色は、ブラウン、ピンク、オレンジなど。
アイライナーは、ペンシルタイプよりもリキッドタイプのほうが、長時間の婚活パーティでも汗や皮脂でにじみにくいです。
眉毛は、髪の色に合ったアイブロウペンシルやパウダーを使い、自然なカーブと太さに整えましょう。
＜チーク＞
チークも、やはりピンク、オレンジなどのナチュラルで健康的に見える色がおすすめです。
入れすぎるとおてもやんのようになってしまうので、手の甲で量を調節しながら少しずつ入れていきましょう。
笑った時に頬が高くなる部分に、内側→外側へ向かってくるくるとブラシを滑らせるとうまく入れられますが、慣れていないと加減が難しいので、やりにくい場合は指でぽんぽんとなじませることのできる「クリームチーク」を使ってみてください。
＜リップ＞
婚活パーティで男性ウケが良いのは、ベージュ、オレンジ、ピンクなどのナチュラルカラー。
アイシャドウやチークとの色のバランスも考えながら、自分を最も華やかに見せてくれるものを選んでください。
また、発色がキレイでも唇がガサガサしていては意味がないので、リップケアをしておくことも大切です。
乾燥が気になる時は、ワセリンやはちみつを唇に塗り、上からラップで覆って保湿成分をたっぷり浸透させましょう。
5～10分放置したらラップをはずし、軽くティッシュで拭き取ってから指でくるくるとなじませてください。
4. 婚活パーティの服装：男性編
男性の場合は、基本的にシャツ&ジャケットの組み合わせなら婚活パーティに通用しますが、中には屋外で行われるものや、カジュアルな雰囲気のものもあるので、会場やパーティの内容に合わせて調整するようにしましょう。
＜ホテルやおしゃれなレストランなどの場合＞
このような場所が会場に指定してある場合は、ドレスコードを意識して、少しかっちりとしたイメージの服装で参加しましょう。
襟のあるシャツに、上からジャケットを羽織り、靴も革靴などのきれいめなものを選んでください。
＜カジュアルなイベント会場の場合＞
カラオケボックスや居酒屋などで行われる、くだけた雰囲気の婚活パーティでは、ちょっと崩したカジュアルファッションがおすすめです。
とはいえ、清潔感ときちんと感は絶対に必要なので、普段着のような服装はNG。
パンツ、シャツ、カーディガンというような、休日のデートファッションを連想させるコーディネートを心がけましょう。
■年代別に押さえておきたいポイント
＜20代＞
シンプルな服装でも十分に自分をアピールできる年齢なので、定番の色や形のシャツ、ジャケット、パンツなどを揃えておけば、婚活には不自由しません。
さらに、流行のテイストを加えると女の子に「おっ!」と思わせることができるので、ファッション雑誌を見たり、お店で店員さんに相談したりして、トレンドの研究をしてみましょう。
＜30代＞
30代になると、無難な服装ではアピールしにくくなる面があります。
また、おしゃれに気を使ってきた人なのか、そうじゃないのかが顕著になりやすい年齢でもあるので、20代の時以上に気を遣うようにしましょう。
たとえば、ジャケットはあえて定番のものにしておいて、中に着るシャツを遊びゴコロのあるものにしてみるとか、パンツと靴の隙間を計算して、くるぶしがちらっと見えるように工夫するなどですね。
30代の男性には経済的な面でも期待が寄せられがちなので、安っぽい印象にならないことも大切です。
＜40代＞
40代の婚活ファッションでは、おじさんっぽく見えないものを選ぶことが重要です。
同じ色のジャケットでも、ちょっとシルエットが違うだけで見た目の印象は驚くほど変わります。
鏡の前でいろいろと試着をしてみて、自分を最も若々しく見せてくれるものを選びましょう。
また、サイズがちゃんと合っているかどうかも必ずチェックしておきたいところです。
40代になると体型が崩れてくるので、オーバーサイズの洋服を選んでしまう人も多いのですが、だぼっとした服装はだらしなくて野暮ったい印象に見えます。
きちんと試着をして自分の体型に合ったものを選び、きちんと感を演出しましょう。
5. 婚活パーティで男性が注意したいポイント
婚活パーティで勝利をつかむには、なんといっても清潔感が重要です。
男性は女の子ほど美容に気を使わないことも多いですが、最低限、次のポイントだけは押さえておきましょう。
■洋服のシワや毛玉
せっかくのおしゃれファッションも、洋服にシワが寄っていたり、毛玉がついていたりしたら台無し。
だらしない人と思われるだけでなく、女の子に経済的な面で不安を与えてしまうことにもなるので、婚活パーティでは状態の良いものを身に着けるようにしましょう。
■髪
男性はホルモンの関係で頭皮が脂っぽくなりやすいので、地肌に優しいアミノ酸系のシャンプーを使い、毎日キレイに洗うようにしましょう。
シャンプー剤を原液のまま頭皮にふりかけると洗い残しでフケやにおいが出やすいので、きちんと泡立てて使うことが大切です。
地肌の調子が悪い時は毛穴に皮脂や汚れが溜まっている可能性があるので、美容院でも相談してみてくださいね。
また、婚活パーティでの髪型は、きちんとして見える、すっきりとしたものがおすすめです。
流行の要素も取り入れつつ、美容師さんと打ち合わせをしながら自分に似合うヘアスタイルを考えてみましょう。
40代の男性の場合は、白髪もきちんと染めておいてくださいね。
■髭や口臭
ファッションのために伸ばしている髭なら良いですが、無精ひげは不潔でだらしない印象なので、女の子から嫌われてしまいます。
また、会話をした時に口が臭うのも好感度を下げる要因に。
虫歯や歯周病が気になる人は、歯医者さんに通ってしっかり治療をしておきましょう。
タバコやコーヒーによる着色汚れは、ホワイトニングを受けるとある程度キレイになります。
■肌
男性は肌に全く気を使わないことも多いですが、放置しているとシワ、たるみ、シミ、ニキビなどのトラブルが出やすいので、スキンケアもしっかり行うようにしましょう。
洗顔は1日2回、刺激の少ない洗顔料で丁寧に洗ってください。洗顔後は化粧水と乳液で肌を整え、乾燥させないようにしましょう。
髭を剃る時は、素肌に直接カミソリやシェーバーを当てると傷つけやすいので、シェービングクリームを塗ってから行い、最後に保湿ケアをして仕上げてください。
6. おわりに
年齢別･男女別に、婚活パーティで気を付けたいポイントについて解説しましたが、いかがでしたか?
外見から受ける印象は、その後の恋の行方を大きく左右します。
身だしなみには日頃から十分に気を配り、思わず声をかけたくなる魅力的な人になりましょう。
