近年、一生のうちに一回も結婚しない生涯未婚率が増えていると言われていて、ニュースなどでも度々目にすることがありますよね。結婚生活に憧れる女性がいる一方で、結婚をする必要性を感じないという女性もいます。
今回はそんな「結婚しない」という選択肢を選んだ場合のメリット・デメリットに加え、結婚しない場合の暮らし方について見ていきましょう。
1. 結婚しない人は増えている
時代の移り変わりと共に男女共に未婚率は年々増加傾向にあると言われています。これは、生き方が多様化したことも関係しているのでしょう。
昔は結婚することにとても重きを置いてあり、相手がいない場合には周囲からの紹介なども多く、お見合い結婚も珍しくありませんでした。
ですが、最近では結婚は恋愛の先にあるものとして考える人も増えており、結婚や家庭に対する考え方も昔とは変化しています。さらに、今の楽しい生活をわざわざ結婚をして壊したくないと考えている人も少なくありません。
また、女性の社会進出も進んだ結果、結婚に対するメリットを感じにくくなっていることも関係しているでしょう。
2. 結婚しないメリットとデメリット
結婚に対する価値観の変化など、さまざまな要因によって生涯結婚をしない人も増えていると言われていますが、結婚しないメリットにはいったいどんなものがあるのでしょうか。デメリットも併せて見ていきましょう。
3. 【結婚しないメリット】
趣味や仕事に打ち込める
仕事に遣り甲斐を感じている女性にとって、家庭など他のことを気にすることなく、仕事に打ち込めることはメリットでしょう。また、稼いだお金は趣味など自分の好きなことに割けるのも大きいです。
自由である
結婚をすると自分以外にかかる費用も大きくなるため、自分のために費やせるお金の割合はほとんどの場合減るでしょう。
また、独身の頃のように時間を気にせず遊びに行ったり、旅行をしたりと気の向くまま自由に行動することは難しいです。さらに、子供が生まれれば子育ての負担も大きくなります。
恋愛を楽しめる
一人の人とずっと一緒にいるよりも、まだまだ色んな人と恋愛を楽しみたいと考えている人にとって結婚は魅力的ではありません。結婚してから配偶者以外に恋人を作ってしまうと、不倫だなんだと離婚や裁判沙汰になってしまい揉めてしまう原因となります。
4. 【結婚しないデメリット】
メリットがあればデメリットもあるものです。続いては結婚しないデメリットについて見ていきましょう。
いざというとき頼れる相手がいない
病気や怪我など万が一動けなくなってしまった際に、既婚者であれば配偶者や子供たちが気付いて助けてくれるでしょう。
しかし、未婚者で一人暮らしをしている場合には、頼れる家族もいないため、全てを自分で行う必要があります。近くに助けてくれる兄弟や親がいるならまだしも、そういった場合の相手がいない場合には孤独を感じてしまうことも少なくありません。
経済的に余裕がない
夫婦共働きの場合に比べて、当然ですが経済的余裕が少ない場合が多いです。もし結婚していれば、病気や怪我で一時的に働くことができなくても配偶者が働くことで生活できますが、独身の場合働けない=収入がなくなることに直結します。
結婚しないことで自由にお金を使える一方で、働かないという選択肢はないため、万が一の場合に備えて将来設計を立てる必要があるでしょう。
周囲にうるさく言われる
結婚しない人が増えているとはいうものの、未だに結婚しない人に対して偏見を持っている人も少なくありません。特に親世代では「いい年なのに結婚しないなんて、何かあるのでは」と疑う人もいます。
結婚は人のためにするものではありませんが、することで親を含め周囲を安心させる手段であることは確かでしょう。
5. 結婚しない場合の暮らし方
結婚せず生涯において未婚を貫く場合、どのように日々の暮らしに備える必要があるのでしょうか。
女性の平均寿命は男性に比べて長いですが、長生きすればするほど病気や入院するリスクも高くなります。
特に独身の場合、一人での生活が難しくなったら介護施設や老人ホームに入居しなければならない可能性もあるため、こうした場合に備えてお金を蓄えておく必要があるのです。
ゆとりある老後を過ごすためには独身の場合年間収入の約3割を貯蓄することが望ましいと言われています。現在の仕事や将来のどのように生活するかによって差はあるものの、仕事をを辞めた後も暮らしていけるだけの資金を貯めておきましょう。
6. おわりに
生涯未婚率を見てもわかるように、今や結婚をしないことは特別珍しいことではありません。
時代の変化とともに、結婚をしないという選択肢を選ぶ人も増えているように、結婚したいと言う人がいる一方で、結婚したくない人がいるのもまた事実です。
結婚しないからこそ得られる幸せもあるでしょう。自分は結婚したいのか結婚しないのか、一度考えてみるのもいいかもしれませんね。