大好きだった人との別れや、告白した相手からの拒絶。どんな形であれ、失恋ってとても痛くてつらいものですよね。できれば経験したくないものですが、相手の気持ちが絡む恋愛では自分ひとりでコントロールすることはできません。
当記事では、失恋で学んだこと、次の恋に生かせることについて紹介します。
1. 失恋で学んだことその1:相手と過ごす時間の大きさ
恋人がいると、自分が思っているより多くの時間を相手に費やしているものです。直接会っていなくても、連絡を取り合っていたり、相手のことを考えていたりする時間も含まれますよね。
予定を1つ入れるのにも、恋人の都合を考慮することもあるでしょう。失恋するとすべての時間が自分1人のものになり、良い意味でも悪い意味でも「時間があるな」と感じるようになるはずです。
2. 失恋で学んだことその2:他人に対する依存心
これは恋愛の向き合い方によってそれぞれですが、恋人に対する依存心が大きい人の場合、失恋により一時的に心のよりどころを失ったような喪失感にとらわれます。
自分がどれほど、相手に対して依存していたのかを思い知らされることもあるでしょう。
3. 失恋で学んだことその3:心の傷は時間が癒やしてくれる
失恋してすぐは、とにかくつらくてつらくて、食事も喉を通らないほどかもしれません。けれど昔から言われるように、心の傷は時間が癒やしてくれるもの。
悲しいときは気の済むまで悲しめば、少しずつ傷も癒えていきます。それは当然のことであって、悲しめなくなった自分を責める必要はまったくありません。
4. 失恋で学んだことその4:変わらないものはない
別れるつもりでつき合い始める恋人なんて、そうそういませんよね。ほとんどのカップルがお互いに幸せな未来が待っていると信じて、一緒に恋愛をスタートするのです。
けれど人の気持ちも、2人を取り巻く環境も、変わらないものなんて1つもありません。かつて永遠を誓った2人の愛が、時間が経って風化してしまったとしても、あの頃の気持ちが嘘だったわけではないのです。
変わらないものを追い続けるより、変わり続けるものに対応していく。次はそんな恋ができたらいいですね。
5. 失恋で学んだことその5:失恋を"自分のせい"にしなくていい
失恋直後はとくに、「どうすれば別れを回避できたんだろう」「自分の何が悪くて相手に愛想を尽かされてしまったんだろう」と自分を責めてしまいがちです。
反省するのが悪いとは言いませんが、傷の深いうちはできるだけ自分を追い込まない方が良いでしょう。どんどん悲しみの沼に沈んでいってしまいます。
それに人間関係において、「1人が100:0で悪い」なんてことはあるはずがない、ということも忘れずに。心変わりは相手の単なる気まぐれで、あなたに非があったとは限りませんよね。
人と人が関わるところには、どうしたってタイミングや相性の問題が生じます。最善を尽くしたのにうまくいかなかったときは、自分を責めるのではなく「タイミングが悪かったんだな」と割り切る気持ちも必要です。
6. 失恋で学んだことその6:別れの理由は次に生かせる
とはいえ、起こってしまったことから何らかの学びは得られるはずですから、振り返りや反省は必要です。失恋から少し時間が経って、気持ちの整理がついた頃に改めて振り返ってみてください。
別れの原因が100%自分ではないにしろ、何%かは反省すべき点があったはず。それは「そもそも相手選びがまずかった」のか「自己中心的な自分の態度が相手を疲弊させてしまった」のか「仕事が忙しすぎて恋愛に取れる時間が少なかった」なのか、それは人によって異なるでしょう。
反省点が導き出させれば、それを次に生かすことができます。同じ失敗を繰り返さずに済む、というわけです。
よく言いますよね、失敗するのはダメじゃない。同じ失敗を繰り返すことがダメなんだ、って。ビジネスシーンでよく聞かれる言葉ですが、恋愛においても同じことが言えると思います。
7. 失恋で学んだことその7:誰だってまた恋ができる
大好きだった人、絶対にこの人と一生一緒にいるんだと思った人、そんな人と突然別れることになったら、誰だって絶望の淵に叩き落とされることでしょう。「あの人以上の人なんていない」「もう恋なんてしない」「私は一生ひとりだ」そんな風に感じてしまうかもしれません。
でも「時間が心を癒やしてくれる」「変わらないものはない」とお伝えしたように、時間が経てば、誰だってまた恋ができるんです。それは人が生きるうえで自然なこと。
「あの人のことがあんなに好きだったのに」と戸惑う気持ちもあるかもしれませんが、次のステージに進むべきときがきたのだと、喜んで受け入れましょう。
8. まとめ
誰だって痛い思い、悲しい思いはしたくありませんよね。失恋って、自分自身を100%否定されたような気持ちになるものだから、とくにダメージが大きいと思います。
失恋したときに、まず思い出してほしいのは「自分を必要以上に責めない」ということ。その恋が終わってしまったのはあなたが100%悪いから、ではなくてタイミングや相性などいろいろな要素が絡んでいることがほとんどだからです。
そのうえでもちろん反省もして、1人の時間を楽しんで、時がきたらまた新しい恋を始めましょう。変わらないものなんかない、というのは、決して寂しいばかりではありません。悲しみもやがて癒えていく、ということなのだから。