年末に向けての準備の一つと言えば、やはり大掃除です。しかし、大掃除となるとどこから手を付けたらいいのか分からなかったり、スムーズに進まずおざなりな掃除になってしまったりすることはありませんか?
大掃除は意外と計画性が重要となってきます。そこで今回は、大掃除が捗るコツから1日で大掃除をする際のスケジュール例、大掃除に便利なアイテムなどをご紹介していきましょう!
1. 大掃除が捗るコツは3つあった!
大掃除は、何日にも分けて徐々に家全体を掃除していく方法もありますし、1日ですべて終わらせるように掃除していく方法も家庭によって様々です。
どちらを選ぶかは各家庭で異なりますので、それぞれで都合の良い方を選ぶようにしましょう。
大掃除は大抵の場合、年末の忙しくなってくる頃に始まります。大掃除にばかり時間をかけていられない家庭も多くあるでしょう。ここからは、大掃除が捗るコツを3つご紹介していきます。
大掃除のスケジュールを決める
まずは、大掃除のスケジュールを決めます。これは、ゴミ収集日なども含めて決めると良いでしょう。
大掃除をするとどうしても不用品も多く出ますし、掃除で使用し終わったスプレーや洗剤などのゴミも出てしまいます。
大掃除後、せっかく綺麗になった家に不用品やゴミがある状態はできるだけ避けたいのでゴミ収集日をあらかじめチェックしておくとゴミもすぐに捨てられてスッキリしますよ。
どの日に大掃除をするか決めたら、今度はどこから大掃除を始めるか、というスケジュールを立てましょう。
掃除は手間がかかってしまうところを後回しにしがちですが、掃除は「奥から手前」「上から下」が基本となります。そのため、面倒な天井などを後回しにしてしまい、床掃除から始めてしまうと天井掃除後に再度床の掃除が必要となってしまうのです。
そのため、どこから掃除をし始めるかで大掃除のスケジュールを決めるようにしましょう。
いらない物を捨てる
大掃除に取り掛かる前に、ぜひ行っていてほしいのがいらない物を捨てる作業です。どうしても大掃除をする際に物が多くあると掃除もしにくく、大掃除が捗らない原因となりがちです。
そのため、いらない物は大掃除前に捨てておきましょう。いらない物とする基準は、一般的に一年間で使用しなかった物とされています。
どんな物かにもよりますが、大切な物とそうでない物の区別をつけるのにも非常に役立ちます。出来るだけ、いらない物を捨ててから大掃除に取り掛かりましょう。
事前に掃除道具や使用する洗剤などを準備する
大掃除では、普段掃除しない箇所の掃除も行います。そのため、普段使っている掃除道具や洗剤だけでは大掃除が予定通りに進まないこともあるでしょう。
どこから大掃除を始めるかというスケジュールを決める際に、ここの掃除にはこういった道具や洗剤が必要だと考えて準備しておくことをおすすめします。
もし、足らなかった場合買い物に行ってしまうとそれだけで大掃除の時間が多くかかってしまいますし、道具や洗剤が足りないと掃除できない箇所や汚れが落としきれなかった箇所も出てきてしまいます。
必要となる掃除道具や洗剤はあらかじめ把握し、しっかりと大掃除に挑めるように準備しておくことがコツだと言えるでしょう。
2. 1日のスケジュール例と便利アイテム
大掃除をスムーズに終わらせるためには、事前のスケジュールを立てることが非常に大切です。
大掃除は何日にも分けてする家庭もありますが、忙しく何日にも分けて掃除できない家庭もあるでしょう。
そこで、1日で大掃除を終わらせるためのスケジュール例と便利な掃除アイテムを併せてご紹介していきます。
大掃除はしっかりとスケジュールを立てて行えば、1日でも終えることは可能です。掃除の基本となる「上から下」、さらに「奥から手前」を意識してスケジュールを立てることが大切です。
上から掃除を始める
天井や電球、壁、家具の上、カーテンレールの上、窓枠などの上から掃除を始めてください。普段掃除することの少ない天井や電球、壁などには思っている以上に埃が溜まってしまっている可能性があります。
そのため、上から掃除を始める際には必ずマスクなどを着けて行うようにしましょう。
床に掃除機をかける
上から埃を落としたら、埃が落ちている床に掃除機をかけておきましょう。掃除機をかけておけば、移動する際にも埃が飛び散りません。
また、この時窓を開けてしまいたくなりますがまだ窓は開けずに掃除機をかけましょう。
窓を開けて掃除機をかけてしまうと、床に落ちた埃やダニが外からの風で舞い上がってしまい、うまく掃除機で吸えなくなってしまう可能性があるためです。
しつこい汚れには洗剤を馴染ませておく
大掃除では普段はなかなか掃除できない箇所の掃除を行ったり、しつこい汚れがある場所の掃除も行ったりしなければなりません。しつこい汚れには先に洗剤を馴染ませておくことで、後々掃除に取り掛かる際に楽に汚れを落とすことができます。
キッチンではレンジフードに、浴室ではカビに、トイレでは便器内に洗剤を馴染ませましょう。
窓や網戸を掃除する
窓や網戸の掃除には、ぜひ市販のガラスクリーナーや網戸用のワイパーなどを用いてみてください。これらを用いることで、ガラスは二度拭きいらず、網戸も効率良く綺麗に掃除することができますよ。
キッチンの掃除
洗剤を馴染ませておいたレンジフードからキッチンの掃除を始めましょう。洗剤が馴染んでいるので、ブラシやたわしなどで簡単に汚れが落ちます。最後に水で綺麗に洗い流せばレンジフードの掃除は簡単に終わりますよ。
レンジフードが終わったら、キッチン周りの掃除に取り掛かりましょう。シンクや冷蔵庫、オーブンなどにも油汚れや水垢などの落ちにくい汚れがついてしまっていることが多いです。
油汚れには重曹を、水垢や排水口のぬめりにはクエン酸などを使用すると汚れが落ちやすいです。
浴室掃除
まずは、浴室のカビに馴染ませておいたカビ取り剤を流しましょう。浴室にはカビ汚れの他に、皮脂汚れや排水口の汚れ(髪の毛詰まり)などがあります。
キッチンで使用した重曹やクエン酸をそのまま使用すれば、こびりついている皮脂汚れなども綺麗に落としやすくなるでしょう。
また、排水口に詰まっている髪の毛には水酸化ナトリウムが入っている洗剤が効果的です。水酸化ナトリウムはたんぱく質を溶かす性質を持っているので、髪の毛も溶かして掃除しやすくしてくれるでしょう。
ただし、水酸化ナトリウム入りの洗剤は単体で使うこと、また皮膚も溶かしてしまう恐れがあるため手袋を用いることを徹底してください。
トイレ掃除
トイレにも洗剤をあらかじめ馴染ませておいたので、尿石などの黄色い便器汚れは落としやすくなっています。ブラシで便器内を掃除し、拭き取りシートなどで便器全体を綺麗にしましょう。
トイレは、便器以外にも天井や壁にも汚れが飛んでしまっていることが多いのでトイレ全体を綺麗にするためには天井や壁までしっかり拭き取ってください。
その際にはクエン酸などを用いると、汚れを落とすだけでなく雑菌が繁殖するのを防いでくれる効果が期待できるのでおすすめです。
床の拭き掃除
大掃除もいよいよ終盤です。床などの拭き掃除をする際には、静電気対策を徹底して行うと埃が付きにくくなります。
静電気対策には、静電気防止作用のある柔軟剤を用いましょう。柔軟剤はそのまま使用するのではなく、水で5倍程度に薄めて使用します。
拭き掃除で埃が逆に付着しやすくなってしまった、気になってしまうという人はぜひ試してみてください。
玄関掃除
大掃除の最後は玄関周りの掃除です。玄関にある下駄箱の掃除も一緒に行いましょう。下駄箱に入っている靴を一度すべて外に出し、砂の汚れや埃を綺麗にします。
その後、エタノールなどの除菌成分を含ませた雑巾やシートで下駄箱内を拭くと、下駄箱特有のカビっぽい臭いを除去できます。
仕上げに乾いた雑巾で下駄箱を拭いて終わりです。玄関の床は、ほうきとちり取りでしっかりと砂や埃を掃いてください。
3. おわりに
大掃除は年末の忙しい時期にやってくる大変なイベントの一つです。どうしても大掃除できないという時には、無理にスケジュールを立てずにプロに依頼するという手もあります。
特に汚れが落としにくい場所だけでもそういったサービスを利用することで、自分の負担もぐっと軽減できます。
自分で大掃除できそうであれば今回ご紹介したコツやスケジュール例、便利アイテムなどを参考に、大掃除を進めてみてくださいね。