「婚活成功!」という言葉だけ聞くと、私たちはつい「いい男と結婚すること」を想像しがちです。そして、この「いい男」に、世間がほめそやす要素を持った男性をイメージします。
たとえば、「イケメンで、年収600万あって(稼いでいないのも嫌だけど、稼ぎすぎても怖いとされがち)、安定した仕事に就いており、誠実」など……。
「ハイスペックかつ無難」という、矛盾をはらんだ理想像が浮かぶのです。
1. 婚活を成功させたいなら「割れ鍋に綴じ蓋」から学ぼう
しかし、現実に全てをまんべんなく持つ普通の男性(=婚活成功で理想とされる男性)はいません。
「そこそこいい条件を、まんべんなく持っている人」が一番レアだからです。年収1,000万のモラハラ(言葉や態度で追い詰める)男性の方が、まだ多いわい。
それに、何でも揃う男性が「あなたに合う」男性とは限りません。特に恋愛経験が少ないうちは、どんな男性が合うか自分でもわかっていないため「世間でいういい男」を求めがちです。
ですが、あなたは「芸術肌で稼ぐ才能なんかない男だと楽」かもしれませんし「自分より稼ぐ相手だとライバル意識を持ってしまう」とか「浮気症だからお互い公認で不倫できた方がいい」といった、クセのある相手を求めているかもしれないのです。
割れ鍋に綴じ蓋(とじぶた)とは「どんな人にも合う人がいる」という意味のことわざ。
よく「欠けてる人には欠けてる人がお似合い」と誤解されますが、全く異なります。
単純に、自分に合う人が「まんべんない人」とは限らない……という大昔から伝わる真実なのです。
2. 婚活を成功させたいなら、自分が「楽」な人を探す
婚活を成功させたいなら、以下の方程式を覚えてください。
- 結婚で相性がいい人 ≠ 結婚相手に私を選んでくれた人
- 結婚で相性がいい人 ≠ 私が好きになる人
- 結婚で相性がいい人 = 好き・嫌いにかかわらず一緒にいて楽な人
ここまでご覧になって「わかっちゃいるんだけど、別の男を好きになっちゃうんだよ」という方は、私の仲間です。
ここからは、コーチングやカウンセリングの領域。どうして自分が合わない人を好きになるのか、カウンセラーやコーチと相談してみてください。
幼少期に思わぬ理由があったり、親からのプレッシャーがあったり、隠れた見栄が出てきたり……自分でも気づかないところに、原因が潜んでいるかもしれません。
原因がわかれば、答えは見えます。あなたの苦労が少しでも早く終わり、婚活成功へ導かれますよう応援しています。