『バットマン』の最凶ヴィランとして知られるジョーカー。俳優ホアキン・フェニックスは、2019年に公開された映画『ジョーカー』で、悪のカリスマへと堕ちていくコメディアンの青年アーサーを演じました。
ホアキンは役を演じるにあたり24キロの減量を行い、狂気に満ちた演技で、心優しい青年がジョーカーへと変貌する姿を熱演。その後、ベネチア映画祭では金獅子賞を、アカデミー賞では主演男優賞を受賞しました。
そんな彼には共演がきっかけで交際に発展した婚約者がいます。
1. ホアキン・フェニックスとルーニー・マーラ
婚約者の名はルーニー・マーラ。2011年に公開された映画『ドラゴン・タトゥーの女』でピアスとタトゥーだらけのパンクな女性を演じ、話題を呼びました。
そんなルーニーとホアキンの出会いは2013年に公開された映画『her/世界でひとつの彼女』。ルーニーはホアキン演じる主人公の元妻を演じていました。
アメリカの雑誌「Vanity Fair 」のインタビューで「ホアキンは『her』の撮影中、マーラに嫌われていると思っていた」とつづられています。しかし「実際にはマーラはシャイなだけで、実際には彼女も彼が好きだった」と続きます。
ここではいち共演者だった二人。2018年に公開された『マグダラのマリア』で再会した二人は、この作品がきっかけで交際を始めます。なお『マグダラのマリア』撮影時に、撮影地のホテルのバルコニーで仲良くタバコを吸う姿がパパラッチされています。
ホアキンもルーニーもプライベートを公にすることは少ないのですが、2017年のカンヌ国際映画祭では、会場で二人が仲良く手をつないでいる様子が撮影されています。2017年、ホアキンは「The New York Times」のインタビューで同棲していることを明かしました。
そして2019年5月、ついに二人は婚約します!
2. プライベートを公にしない二人だけど……
プライベートを公にしていない二人ですが、婚約後は比較的その関係をオープンにしています。特にホアキンがルーニーに向ける愛情表現はあらゆる場所で目撃されています。
たとえばゴールデングローブ賞。ルーニーがレッドカーペットでドレスルックの写真を撮られているとき、ホアキンは少し離れた場所から見守っていました。ルーニーをじっと見つめるホアキンのうっとりするような視線に思わずルーニーが照れ笑いする場面も。
ゴールデングローブ賞で主演男優賞(ドラマ部門)を受賞したホアキンは、受賞スピーチでもルーニーへの愛を伝えました。ノミネートされた他の俳優を絶賛した後、ホアキンはルーニーを見つめ、「ルーニー」と名前を呼びました(その後、会場のざわめきで聞き取りづらいのですが「I love you」と言っているように聞こえます)。
名前を呼ばれたルーニーは恥ずかしそうな笑顔を見せ、そんな二人の様子に会場からは感動の声が溢れていました。
3. 愛情は隠さず伝えることが大切
ホアキンとルーニーの関係から学ぶことができるのは「自分の愛情を隠さずに伝えることの大切さ」。彼らはプライベートこそ公にはしませんが、互いの愛をひた隠しにしているわけではありません。
「好き」という想いを伝えるのに恥ずかしさを感じる人もいるかもしれませんが、わざわざ愛情を隠す必要はないのです。
もちろん、他人に対してラブラブアピールをする必要はありません。ホアキンとルーニーもそんなことは決してしていません。彼らがやっているのは、人前で飾ることなく、互いの愛情を伝え合っていること。
「この人が好き」「こんなところが好き」という想いがあるのであれば、正直に伝えるようにしましょう。実際、素直に「好き」と伝えられたら嬉しいですよね。
なお、些細な感情や想いを伝えることは関係を長続きさせる秘訣でもあります。
付き合っていくうちに、蓄積していく小さな不平や不満。また「好きだな」「一緒にいて落ち着くな」という想いも、付き合いが長くなればなるほど「言わなくても伝わるかな」と思うようになってしまうもの。
でも、どんな小さな内容であれ、それが不平や不満ではなく愛情表現であっても、言葉にして伝えなければ相手には伝わりません。
それから、想いを伝えるのに格好つける必要はありません。ホアキンがルーニーの名前を呼んだように、名前を呼ぶだけでも「好き」と伝えるだけでもいいのです。想いは素直に口にしましょう。
4. リラックスした二人の姿にほっこり
最後に紹介するのは、リラックスしたホアキンとルーニーの姿です。
カメラマンのグレッグ・ウィリアムズのインスタグラムでは、ホアキンとルーニーの仲の良さ伝わる写真を見ることができます。
ルーニーの頬にキスをするホアキンの姿やゴールデングローブ賞の会場で抱きしめ合う二人の姿、アカデミー賞のオフショットにはヴィーガン(完全菜食主義者)の二人が仲良くヴィーガンハンバーガーを頬張る姿も!オスカー像を地べたに置き、自分たちも地べたに座り、リラックスした様子で食事を楽しむ二人の姿にほっこりしてしまいますよ。