つい「私なんて……」と謙遜したり、自虐をしがちな人の自分の魅力や長所の見つけ方!
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褒められても上手く受け入れられない。ついつい謙遜したり、卑下してしまう。
恥ずかしがり屋で控えめな人だけじゃなく、明るく社交的に振る舞える人の中にも、褒められ下手は多いものです。
「どうせ、自分なんて……」と心の中で言いながら、他の人の長所が眩しく見えたりすることも……。
自己肯定感が低いままでは、他人と心地よいコミュニケーションは築きにくいものです。
自分の魅力や長所ってどこにあるのか見つける方法を身につけましょう。
1. 自虐するのは「出る杭は打たれる」のが怖いから?
「出る杭は打たれる」ということわざがあるように、私たちは同じであれと教育されてきました。
そして、同調圧力が高まるSNS社会ではみんなと「同じ」もしくは自虐をしてみんなより「下」であるかのように振る舞うことが、うまいコミュニケーションであるかのようになっています。
そもそも日本の社会には胸を張って目立つと攻撃されやすい質があります。
自分の魅力も長所も、手足があるのと同じように、ただあるもので他人と比較するものではありません。
ですが、長所を示すことが他人と上下をつけるものと信じる人がいます。
そうした信念をもっている人はただ長所を示している人を「偉そうにしやがって」とやっかみます。
ひどい時は悪口を言うだけにとどまらず足を引っ張ります。
2. 長所や魅力を示している人を攻撃する人の心理
どうしてこの人たちは、長所や魅力を示している人を攻撃するのでしょうか?
それは長所を示す人に己が攻撃されたように感じているからです。
自分勝手に上下を比較して、相手より自分が下だと傷ついて、その傷の痛みを理由に相手を攻撃するのです。
なので、自分は正義なので、輝いて魅力的な長所を自覚してる人をどれだけ攻撃しても心は痛みません。
むしろ世界の不均衡を正してやっている! と言う誇りさえあるのです。
こうした歪んだ幼稚な精神構造の持ち主に遠慮して、縮こまって自虐と自己卑下で自分を守りながら生きている人は多いのではないでしょうか?
でも、それはあなたの生き方、あなたの幸福にとって必要なコミュニケーションスキルなのでしょうか? 自虐と卑下はあなたを元気付ける自己認識でしょうか?
あなたがあなたの長所を示し、魅力を発揮することは、あなたの生まれもった権利であり、むしろ果たさなくてはいけない人生の責任です。
どんな人も自分の魅力を発揮し、長所でもって世界とつながることは大切です。そうした状態で生きるとき、あなたの本質を愛する人と巡り合い、あなたの天職とも呼べる仕事ができるのです。
偽った自己では、偽ったあなたを愛する人に好かれ、相応しくない仕事に消耗させられます。
3. 三週間で自分の魅力や長所を見つける方法
どんな人も自分の魅力を発揮し、長所でもって世界とつながることは可能です。
では、自分の魅力や長所ってどこにあるのか見つける方法を身につけましょう。
キーワードは、周りの人は自分とよく似てる! です。
周りにいる人たちの魅力や長所を書き出してください。友人、家族、会社の人、親しくしている人ならどんなつながりでも関係ありません。
いま現在、忙しくて親しい人が周りにいない! という方は学生時代や昔の友人やお世話になった人でも構いません。
出来るだけたくさんの人の魅力と長所を見つけ出してください。
書き出した長所と魅力を眺めてください。そこには共通点が浮かび上がってくると思います。
優しい、頭の回転が早い、趣味がいい、笑顔が素敵……。
「え! 周りの人は素敵だけど、私はそうじゃないよ!」と自己肯定感が低いと言いたくなるでしょう。
でも、そうした自己卑下は横に置きましょう。朱に交われば赤くなるのです。
もしあなたがそういう性質じゃなくとも、仲良くしているうちに似てくるのです。
世間をみれば、仲間や親しくしてるもの同士似ていませんか?
表面的な性格や振る舞いではなく、咄嗟の行動や人生観を見てください。長く付き合っている人たちはそこが似ています。
あなたの周りの人の魅力と長所は、自分自身ももっているのです。
納得できなくとも、とりあえずそういうこともあるのかもしれないと思ってみましょう。
人の認識というものは書き換えられます。
書き出したことをリストにして、よく見えるところに表示しておきましょう。紙に書き出して貼るのも良い方法です。
そしてリストを目にしたとき、心の中で読み上げてください。可能であれば声に出すともっと良いです。
自覚は大切です。自分の長所も魅力も、「あるんだ! 出来るんだ!」と意識することで、日常で能力を発揮できるようになります。
優しい、が長所かもしれないと自覚することで、自分の振る舞いの優しさに気がつきます。
隣の人の振る舞いに傷つくのは、相手の冷酷さに傷ついているからで、自分の行動原理には優しさがある! と発見するかもしれません。
当たり前だと思っていた、じっくり人の話を聞く姿勢が、己の優しさの現れと気がつくかもしれません。
4. あなたの魅力と長所を発揮しよう!
三週間もすると、リストにある長所や魅力が自分にもあることが納得できるでしょう。
そして納得することで、あなたはさらにその長所や魅力を使いこなせるのです。
自分の魅力や長所ってどこにあるのか見つける方法を身につけ、褒められたとき上手く受け入れられるようになりましょう。
褒め言葉を受け止められる自己肯定感の高さは他人と心地よいコミュニケーションのベースになるのです。