よかれと思ってやってことに、嫌な顔をされてしまった経験はありませんか?
自分では気遣いのつもりが「おせっかいな人」として認識されてしまうことも。そうなってしまっては悲しいですよね。
そこで、気遣いが実はおせっかいだったエピソードと、おせっかいにならないための気遣いのポイントをご紹介します。
1. 気遣いのつもりがおせっかいに! 残念エピソード3つ
余計なお世話! まさか人のデスクにまで手を出すなんて
友人からの愚痴で聞いたおせっかいエピソード。
友人は片付けが苦手な人。それは家だけでなく職場でも。そのため、職場のデスクもとっ散らかっているようで、よく注意を受けていたそう。
あまりにも片付けができないものだから、とうとう上司が友人のデスクを勝手に片付けてしまったとか。
あったはずのものがどこに行ったかわからなくなり、仕事に支障が出たようです。
たとえだらしがないとしても、人のスペースにまで手を出すのは良い判断とは言えません。それぞれのテリトリーがあるのですから、度を超えたおせっかいはNGですね。
気を遣いすぎ! せっかくのデートが楽しめなかった
初デートでは、嫌われたくなくてどうしても気を遣いすぎてしまいますよね。
私も若かりし頃の初めてのデートで、気遣いすぎて相手をガッカリさせたことがあります。
お金を気にして行きたいところを言えず、相手の好みを気にして食べたいものも言えず、挙げ句には時間を気にしすぎて早く帰りたいのかと思わせてしまいました。
気遣いすぎて距離が遠く、堅苦しさばかり感じさせてしまったようで、もちろんその後に良い方向へは発展せず、相手にも申し訳ないことをしてしまいました。
楽しませようとしてくれている人に対して気遣いすぎてしまうのは、ある意味でおせっかいになってしまうのだなと学んだデートでした。
これオシャレですけど! 思わず吹いたおせっかい
私にはオシャレが好きな妹がいます。日頃から洋服や化粧品をチェックしており、流行りにも敏感。
あるとき妹が、流行りに乗って「トップスの前だけボトムスにインするスタイル」を取り入れたのです。
妹はばっちり決めているつもりだったのですが、若い女性のオシャレに疎い父がそれを目にし「シャツがズボンに巻き込まれてるよ」と、一言。
トイレから出た後ということもあり、気遣って言ってくれたのでしょう。最近流行りの着こなしと知っている私は爆笑してしまいました。
その人自身がオシャレとして着こなしているのか、おっちょこちょいなのか、判断は難しいものですよね。このときは、父なりの気遣いが裏目に出てしまいました。
2. どうすれば良い? おせっかいにならないための気遣いポイント
気遣いのつもりだったのに「おせっかい」と思われてしまっては、やるせないですよね。おせっかいにならないよう、気遣いのポイントをご紹介します。
相手の気持ちを尊重する
気遣いがときに「おせっかい」となってしまうのは、お互いに価値観や常識、考えが違うから。捉え方が異なるからこそ、相手の気持ちを尊重することを優先しましょう。
自分の価値観や常識を押し付けてしまうのは、相手を尊重できていない証拠です。
価値観を押し付けないためには、自分を基準として行動しないことがポイントです。
十人十色、人それぞれに考え方やこだわりがあります。だからこそ、相手の立場に立って考えることも大切なのです。
見返りを求めない
見返りを求めるのは自分中心の行動ということ。相手の気持ちを尊重できていないうえに、気遣いの押し売りをしています。
たとえば「これをしてあげたのだから、感謝されて当然だ」という考えのもと行動しているならそれは「おせっかい」です。
素敵な気遣いをしたいなら、損得を考えずに相手の気持ちを考えて行動しましょう。
相手のとの距離を把握する
気遣いで大切なのは、相手のとの距離を知っておくこと。
人は、関係性によって「踏み込まれてよい部分・ダメな部分」があります。相手との仲によって、どこまで踏み込むか判断する必要があるのです。
初対面の人にいきなりプライベートに踏み込まれるのは、気持ちの良いものではないですよね。それと同じように、相手との今の関係性で踏み込んでいい距離の話題を見つけなければいけないのです。
遠慮しすぎず素直になる
遠慮しすぎ、丁寧すぎなど、心を開いていないように見える行動は非モテに繋がります。相手との距離感がわかったら素直になりましょう。
丁寧に堅苦しくしすぎず、隙を見せることが大切です。「気を許してもらえない」というのは、人によっては「拒絶されている」と判断される場合も。
親しくなりたい人の前では、素直でいることを心がけましょう。
3. 相手の表情や行動に注目しよう
気遣いとおせっかいは、最終的に相手の受け取り方次第といえます。そのため、考えすぎずに行動することも大切です。
自分中心ではなく、相手を尊重して行動することを意識すれば、周りも理解してくれます。相手の表情や行動に注目すると、気遣いが裏目に出ることを減らせますよ。