気になっている人からならあんなに嬉しいのに、全然その気のない相手からだとすごく困る! それがデートのお誘いです。
誘われたからには返事をしないといけない、でもそのまま伝えたら傷つけちゃうかもしれないし、人間関係にヒビが入るかも…… こうした葛藤が生まれ、頭を悩ませた経験をお持ちではありませんか?
当記事では、角の立たない上手なデートの断り方を相手別に紹介します。断りの言葉を考える際の考え方についても説明しているので、あわせてチェックしてくださいね。
1. 相手別・好きでもない人からデートに誘われたときの断り方
その気がない相手からデートのお誘いをもらったときは、相手との関係性によってどう断るかを慎重に判断しないといけません。
出方を間違えると、その後の人間関係にひびが入る事態に発展するかも…… ここでは、相手別の上手な断り方を紹介します。
職場の人や取引先の人
いつもお世話になっている職場の上司や取引先の人からデートのお誘いを断るときには、大人の対応が必要です。
例えば、「今は仕事に専念したいので」「恋人(気になっている人)がいるので」などと伝えれば、常識のある大人であればすんなり納得してくれるでしょう。
ビジネス上の知り合いからの誘いを断るのって、とくにパワーがいりますよね。
気を遣うし、気まずくなったら嫌だな…… という気持ちから、つい回答を先延ばしにしてしまったり、相手に気を持たせるような言い回しをしがちになりますが、それはNG。
「もしかして気があるのかな?」と期待させてしまった結果、一度断った後も何度も誘われてしまうかもしれません。
何度も何度も断るのは精神的にとても消耗しますし、相手も良い気はしませんよね。結果的に関係性がこじれてしまうリスクまであります。
大きなパワーが必要でも、最初の段階でしっかりと断っておくのがベストです。
友達の紹介
友達がよかれと思って紹介してくれた共通の知人から、デートのお誘いを受けた。でも気乗りしない…… こんなときはどうしますか?
こちらもビジネス上の知り合い同様、あまり無下にするとその後の友人関係が心配です。紹介してくれた友達の顔も立てつつ、角が立たないようにすんなりお断りする必要がありますね。
確実なのはやはり、「他に気になる人(好きな人)がいる」と伝えることです。
しかし友達から紹介を受けた経緯の中で、「いい人いないかな~」みたいなことを話していたのであればこれは使えないので、その場合は仕事やプライベートで忙しいことを理由にして断りましょう。
「いい人いないかな発言」については、会話の流れでぽろっとこぼしたら、友達が気を利かせてくれて…… といった方向に持っていけば、話に無理も出ないはず。
多忙を理由に断ろうとしても「いつなら会える?」と食い下がられた場合は、「時間ができたらこっちから連絡します」と伝えましょう。主導権を相手から自分に移せば、立ち回りやすくなります。
そうして連絡のスパンをあけていけば、徐々に相手が脈なしなんだな、と察してくれるはず。
マッチングアプリで知り合った人
マッチングアプリで意気投合して会ってはみたものの、それ以上の関係に進むのはちょっとな…… という人の場合は、早い段階できっぱりお断りしましょう。
マッチングアプリを利用しているということは、相手も恋人探しをしていると考えられます。にもかかわらず先延ばしにしては、相手に余計な時間やお金、労力を使わせることになってしまうので、不誠実です。
できるだけ相手を傷つけずに断るのであれば、「他に好きな人ができた」「恋人ができた」と伝えるのが無難ではないでしょうか。マッチングアプリでの出会いなので、他に出会いがあっても不思議ではありませんよね。
なんにせよ、お断りを決めた早い段階で意思表示することが、相手のためにもなります。
2. 断り方のコツは「仕方ない」と思わせること
相手別にデートの断り方のコツをお話しました。相手が誰であろうと、上手な断り方は「そういうことなら仕方ないな」と相手に思わせる理由を述べることです。
あなたにも、角を立てずに断ろうとして、とっさにスケジュールを理由に断った経験がありませんか?
しかし「その日は無理」と言えば「じゃあいつならいい?」と切り返されるのは、ある意味当然と言えますよね。そうならないための理由をしっかり伝えるのが大切です。
3. ドタキャンは絶対に避ける
なんとなく断れずに約束してしまったものの、やっぱり気が乗らなくて当日になってドタキャン。これ、相手にとって一番ダメージが大きい断り方です。
相手は、その日のデートのためにいろいろと計画を練っているでしょうし、プレゼントを買ったりお店の予約を取ったりしている可能性もあります。
にもかかわらず当日にドタキャンされたらどうでしょう? ちょっと想像しただけでも、どんよりですよね……。
ちなみに、もし本当に行きたかったデートが体調不良などでやむを得ずドタキャンになった場合は、誠心誠意謝るとともに「楽しみだったんだけどどうしても無理で……」という旨をきちんとお伝えするのが大切です。
それに加えて、「○日なら行けます」「楽しみにしていたのに残念、来週頃に埋め合わせされてくれませんか?」など、次につなげるフレーズを伝えましょう。
相手に気持ちが伝われば、また次のチャンスも巡ってくるはずですよ。
4. おわりに
その気のない相手からのデートのお誘いって、対応にとても困ってしまうのは確かです。でも相手からの好意だし、周りとの関係性もあって、無下にできないのもまた事実。
なるべく相手を傷つけないよう最大限の配慮をしつつも、伝えるべきことをしっかり伝えるのも優しさであり誠意です。お断りの意思は、なるべく早めにきっぱりと届けましょう。