ボルダリングのホールドとは? ホールドの種類や持てるようになる秘訣をご紹介

初心者の人でも分かるように、ホールドとはどういうものなのか、ホールドの種類や持ち方などご紹介します。

また、初心者の人がホールドの持ち方を気を付けるだけで、今までより持ちやすくなる方法をご紹介します。

ボルダリングのホールドとは? ホールドの種類や持てるようになる秘訣をご紹介

ボルダリングとは?

ボルダリングとはスポーツの一つです。どんなスポーツかというと、5m以下の人口壁(ウォール)についている突起物を使い、決められたルート(課題)を登っていく競技なんです。

決められた課題というのは、レベル(グレード)で分かれており、初めてボルダリングを行なう人も楽しめる課題があることが特徴です。

ボルダリングの「ホールド」って一体何?

ボルダリング体験にいくと、「ホールドを持って……」など“ホールド”という言葉を聞いたりしませんでしたか?

ホールドというのは人口壁についている突起物のことをいいます。いろいろな形をしているホールドがたくさんあるので、登るときによく見てみると良いでしょう。

ボルダリングのホールドとは? ホールドの種類や持てるようになる秘訣をご紹介

ホールドには種類がある!

ウォール一面にホールドがついているのですが、よく見るといろいろな形をしているのが分かると思います。

どれも全てホールドには間違いないのですが、ホールドの形によって呼び方が変わります。

「ガバ」「カチ」など聞きなれない単語を耳にしたことはなかったですか? ここではホールドの種類について詳しくご紹介します。

ホールドの種類を詳しくご紹介

ホールドには大きくわけると5つあります。

  • ガバ

大きくて持ちやすく、初心者用の課題に多く使われています。ガバッと指を深くかけることができることから、「ガバ」という名前が定着したのです。

  • スローパー

大きめで丸い形状が特徴のスローパーは、指をかけて持つガバと異なり、手のひら全体で包み込んでフリクションを効かせて持つのが特徴。中級者から上級者向けの課題に多く使われています。

  • カチ

指の第一関節くらいまでしかかけることができない、浅いホールド。指をカチッと揃えて持つことから「カチ」という名前が定着したのです。

  • ポッケ

ポッケというのは、ホールドに穴があいており、そこに指を引っかけて持つホールドのことをいいます。ポッケの穴の大きさや指の太さによって、かける指の本数が違うということが特徴です。

中級者から上級者の課題に多く使われていますが、ガバのようにしっかり持てるポッケは、初心者用の課題にも使われていますよ。

  • ピンチ

親指とその他4本の指で挟みこむようにして持つホールドをピンチといいます。ピンチもホールドの大きさによって、持ち感がかなり変わります。中級者から上級者の課題に多く使われています。

ホールドには持ち方がある

ホールドを持つとき、適当に持っている人はいませんか? ホールドによって持ち方があるのです。ここではホールド別の持ち方を詳しくご紹介します。

ホールドの持ち方と持てる秘訣をご紹介

  • ガバ

ガバはホールドの奥に手を入れて、指を引っかけて持つようにします。またホールドの向きをよく見て、どの方向に体重をかけると持ちやすくなるのか、考えてみると良いです。

ボルダリングのホールドとは? ホールドの種類や持てるようになる秘訣をご紹介

  • スローパー

スローパーを持つときは、フリクションが大事です。手のひら全体でホールドを包み込むようにして持ちます。なかなか持てないときは、一度ブラッシングをして、ホールドの隙間に入っているチョークを出しましょう。

それでもなかなか持てないときは、何回も同じホールドを触ってみると良いですよ。

  • カチ

カチの持ち方は、人差し指から小指までの4本をホールドに沿えます。そして親指は握りこむ力を入れやすいよう人差し指の爪の上に置きましょう。この持ち方が「カチ持ち」といいます。

また4本の指の第一関節部分だけホールドに引っかけて、手のひらや親指を開く持ち方が、「オープンハンド(オープン)」といいます。

ホールドによってカチ持ちの方が持ちやすいのか、オープンの方が持ちやすいのか、まずは試してみると良いですよ。

  • ポッケ

ポッケの持ち方は、ポッケの形状によってさまざまなので一概にいえませんが、指を引っかけるイメージで持つと持ちやすいポッケが多いです。

あまりにも力を入れすぎてしまうと、指の腱を痛めてしまう場合があるので、注意が必要です。

  • ピンチ

親指と他4本で挟むようにして持つピンチは、持ち方の名称も「ピンチ持ち」。ピンチの幅が広くなるとその分挟みこむ力が必要になります。

どうしても持てないときは、親指を離したり、持つ位置を変えてみたりすると良いでしょう。

 

初心者の人にオススメする「ホールドが持てるようになる秘訣」は、ホールドをブラッシングすることです。

上級者になればなるほど、ブラッシングを丁寧に行なっています。これはホールドのフリクションを良くするためで、ブラッシングをするのとしないのでは滑りやすさが変わり、持ちやすさが断然異なります。

「どうしたら持てるようになるの?」と課題に行き詰っている人は、まずホールドを磨いてみましょう!

ホールドの種類と持ち方を知って、レベルアップしちゃおう!

ボルダリングで使われているホールドはさまざまな種類があり、その種類によって持ち方があります。各ホールドの持ち方を知っているのと知らないのとでは、登るときのホールドの持ちやすさがかなり変わります。

また、ブラッシングをして綺麗にしてあげることも、フリクションを良くして滑りにくくするのに必要なアクションですよ。

ホールドの種類を知り、持ち方をマスターし、ブラッシングをして、あなたもレベルアップしちゃいましょう♪

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