ビレイデバイスって知っていますか? ロープクライミングを楽しむのに必須のギアですが、実際「ビレイデバイスって何?」そう疑問を感じている人も多いでしょう。
ここでは、ビレイデバイスとはどういうギアなのか、どんな種類があるのか、初心者におすすめのビレイデバイスは何か? についてご紹介します。
ビレイデバイスは「ロープクライミング」には必須のギア!
ビレイデバイスとは、クライマーが落下したときに安全を確保するためのギアのこと。
ビレイデバイスを使用せず、クライマーが落下すると、そのまま地面へたたきつけられてしまい、大怪我や最悪死に至ってしまうことが考えられます。
ビレイデバイスは、ロープクライミングをする上で、安全確保をするための必須ギアです。
ビレイデバイスには5つの種類がある
ビレイデバイスには、5つの種類があります。初心者が扱いやすいもの、上級者が使っているもの、さまざまあります。
それぞれの特徴を理解し、ご自身にあったビレイデバイスを選ぶことが大切ですよ。
ビレイデバイス①:バケツ型
「バケツ型」のビレイデバイスがあります。
このバケツ型というのは、穴が二つあり、バケツのような形になっていることから、バケツ型ビレイデバイスと呼ばれています。
シンプルな構造で使いやすいことが特徴。また、ミスを引き起こしにくいことから、初心者が選ぶものとして、人気が高いビレイデバイスです。
ビレイデバイス②:V字型
「V字型」のビレイデバイスとは、バケツ型と同じように、穴が二つあるものですが、穴の片方がV字型になっていることから、V字型ビレイデバイスと呼ばれています。
V字型になっているため、バケツ型よりも摩擦が大きいので、力を入れることなくブレーキがかかりやすいのが特徴です。
女性の方や、自分よりも体格の大きい(重い)方のビレイ時におすすめのタイプになります。
ビレイデバイス③:スポーツクライミングタイプ
スポーツクライミングタイプのビレイデバイスは、穴が一つあります。
ジムのロープクライミング専用に作られているので、ロープ1本しか使えないタイプになります。
外岩のロープクライミングを考えている人ではなく、ジムの中でしかロープクライミングをしない人におすすめのビレイデバイスです。
ビレイデバイス④:多機能タイプ
多機能タイプのビレイデバイスは、マルチピッチやアルパイン要素のあるクライミングなどをする人におすすめです。
今後、マルチピッチやアルパインクライミングを考えている人は、「こういうビレイデバイスもあるんだな」と把握しておくといいでしょう。
ただし、多機能タイプは、他のビレイデバイスと比べると、重いのが残念なところ……。
ビレイデバイス⑤:セルフブレーキ型
セルフブレーキ型とは、クライマーが落下したときに自動でブレーキがかかるタイプのビレイデバイスです。
自動でブレーキをかけるため、ビレイデバイス自体の構造が少し複雑になるのが難点……。
また、ロープ径やビレイデバイスのセット方法なども決まっているので、ビレイの基本ができるようになってから、考えたいビレイデバイスのひとつです。
初心者におすすめはコレ!
初心者が購入するビレイデバイスのおすすめは、バケツ型かV字型が初心者です。
ポイントとしては、バケツ型のロープの出し入れでミスが起こりにくい造りということ、V字型は力を使わずに確保できること。
他のビレイデバイスでもいいとは思うのですが、何もわからない状態からビレイを始めるのであれば、バケツ型とV字型をおすすめします!
自分にピッタリのビレイデバイスを購入しよう!
ビレイデバイスを選ぶときは、ジム内でロープクライミングを行なうのか、外岩へ行って行なうのかにもよって、選ぶ種類が変わりますよ。
また、初心者におすすめは、バケツ型とV字型なので、初めてビレイを行なう人はこの2つを選ぶといいでしょう。
ただし、初めてビレイをするときは、ビレイする前に必ず経験者から基本的な知識などを教わることが大切。
基本のビレイの動きができるようになってから、実践するようにしてくださいね。