ボルダリングのための手のひらテーピングで痛みを防ぐ。マメ予防の巻き方を紹介

ボルダリングを始めたばかりの頃は、「ボルダリングが楽しい!」「ボルダリングをもっと上手くなりたい!」と、とにかくたくさん登りたくなるものです。

ボルダリングに慣れていないうちに何度も登ると、手に負担がかかりやすく、手のひらや手首、前腕などが痛んできます。

特に手のひらは、ホールドに接する部分で、痛みがあるとボルダリングに影響がでてしまいます。

今回は、手のひらの痛みを防ぐテーピングについて、巻き方やメリット、おすすめテープを紹介していきます。

ボルダリングで手のひらが痛くなる原因を知ろう

手のひらテーピングでボルダリングの痛みを防ごう! 巻き方やメリットをご紹介

ボルダリングにおけるテーピングは、手の痛みを和らげたり、予防したりするために有効な方法です。

テーピングの巻き方やメリットを解説する前に、ボルダリングで手のひらが痛くなる原因を理解しておきましょう。

ホールドの保持で手に負担がかかる

ボルダリングは、ホールドを手で掴んで登っていくため、手全体に負担がかかります。ホールドによって保持の仕方が異なります。

小さいホールドであれば、指の力が重要です。サイズが大きく、手全体でホールドをつかむ時には、手のひらもホールドと接します。手のひらとホールドが擦れて痛みが現れます。

初心者は手の皮が薄く痛みやすい

ボルダリングを長年続けているベテランクライマーは、何度もホールドをつかんだことで、手の皮が厚くなっています。

ベテランに対して、初心者は手の皮が薄いため、負担が痛みにつながりやすいです。登るほどに皮が厚くなっていきますが、初めのうちは、痛みと上手く付き合う必要があります。

手のひらをテーピングすることで得られるメリット

手のひらが痛むことを解決するためには、テーピングで手のひらを保護することが有効です。テーピングのメリットは、手のひらを保護するだけではありません。

手のひらに対して、テーピングがどのようなメリットを与えるのか解説していきます。

手のひらの皮を保護する

手のひらにテーピングをすると、手のひらを保護することができます。ホールドと手のひらの間に、テーピングがあるため、負担を軽減します。

手のひらの中でも、指の付け根に近い部分がホールドに接しやすいため、痛みの軽減だけでなく、マメの予防にもメリットがあります。

手のひらの皮を強化する

手の皮は、登るほどに厚くなり、強化されていきます。テーピングなしでも厚くなっていきますが、テーピングによって、痛みを軽減し、長くボルダリングに取り組むことで。継続的に手の皮の強化ができます。

手のひらテーピングの巻き方を身に付けよう

手のひらテーピングでボルダリングの痛みを防ごう! 巻き方やメリットをご紹介

手のひらにテーピングをすると、皮の保護ができ、痛みを軽減しつつボルダリングを楽しむことができます。

手のひらテーピングの巻き方のポイントは、手の甲から巻き始めること、軌道をずらして巻くことです。二つのポイントだけでなく、コツも紹介していきます。

手の甲から巻き始める

手のひらでテーピングをする位置は、指の付け根の部分に設定しましょう。テーピングのスタートは、手の甲にします。

手のひらにテープのスタートがあると、ホールドなどと擦れてはがれやすくなってしまいます。手の甲から始めて、手の甲で終わるように巻くと、はがれにくいテーピングができます。

軌道をずらして二周ほど巻く

テープを巻く際に、二周目のテープを一周目にぴったりと重ねると、粘着力に不安があります。

二周目と一周目のテープの軌道をずらし、皮膚にも粘着するようにしましょう。テープの接着面が増え、持続力が強化されます。

二周という点もポイントです。きつく巻きすぎると、かえって手のひらが痛み、可動域が狭くなってしまいます。

おすすめのテープ① 3M(スリーエム) キネシオロジー テーピング マルチポアスポーツ レギュラー

3Mのテーピングは、撥水性が強く、ボルダリングで汗をかいても剥がれにくく、長く手のひらを保護することができます。

伸縮性も備えているため、手の動きを邪魔せずに、手のひらを保護します。

手のひらテーピングだけでなく、関節や筋肉の固定・サポートにも活用できるマルチな性能も魅力です。

ボルダリングは、全身運動で、手のひら以外にも痛む箇所がでてきます。手のひらと他の部分も、テーピングでサポートをしましょう。

▶ 3M(スリーエム) キネシオロジー テーピング マルチポアスポーツ レギュラー

おすすめのテープ② ニチバン バトルウィンテーピングテープ 非伸縮タイプ 25mm幅 12m巻き 2巻入り

3Mのテーピングと並んで、人気のあるテーピングです。テープの巻数や幅のバリエーションが豊富で、テーピングをする箇所や手の大きさなどに合わせて選ぶことができます。

手で切りやすく、必要な時に素早く簡単に、テーピングを可能にします。保持力が高く、テーピングが持続するため、トライを繰り返しても問題ありません。

テーピングに保持力や使いやすさを求める方におすすめのテープです。

▶ ニチバン バトルウィンテーピングテープ 非伸縮タイプ 25mm幅 12m巻き 2巻入り

手のひらテーピングをして快適なボルダリングを実現しよう

ボルダリング初心者は、手の皮がまだ薄く、手のひらが傷みやすいです。手のひらテーピングは、手のひらを保護し、手の皮の強化を助けてくれます。

手の甲から巻き始め手の甲で巻き終わること、軌道をずらして巻くこと、きつくしすぎないことなどを守ることで効果がより発揮されます。

テーピングで手のひらの痛みを予防・軽減し、長くボルダリングに取り組み、レベルアップしましょう。

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