ボルダリングに重要な保持力をトレーニングで鍛えよう!

ボルダリングで重要な能力の一つに、保持力があります。保持力はホールドを持つ力で、ボルダリングの上達に欠かせない力です。

「上手くムーブができない……」「課題がなかなかクリアできない……」と悩んでいる方は、保持力が不足しているかもしれません。

今回は、ボルダリングの保持力に注目して、保持力を鍛えるトレーニングを紹介していきます。ボルダリング力をあげたいと考えているクライマーの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ボルダリングの保持力とは?

ボルダリングにおける保持力は、ホールドを指でしっかりと確保する力のことを指します。

ボルダリング初心者の方は、ボルダリングに必要な力を腕力と勘違いしがちですが、ボルダリングでは保持力の方が必要不可欠です。

保持力があることで、バランスを保つことができたり、次のホールドへの動きがスムーズになったりするなど、ボルダリングの動きを支えてくれます。

持ちにくい形状のホールドや小さいサイズのホールドに対応できる保持力があると、より難易度の高い課題もクリアする可能性が上がります。

「ボルダリングが上手くなりたい!」と思ったら、ぜひ保持力強化に取り組んでみましょう。

次に、ボルダリングの保持力トレーニングを3つ紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

ボルダリングの保持力トレーニング1:トレーニングボードやハンドグリップなどのグッズを使う

ボルダリングに重要な保持力をトレーニングで鍛えよう!

ボルダリングの保持力を鍛える方法には、ジムでの実践以外にもトレーニンググッズを使ったトレーニングも最適です。

主なトレーニンググッズは、トレーニングボードとハンドグリップです。

トレーニングボードは、実践に近い保持力トレーニングができるグッズで、いくつかの種類のホールドの掴み方も合わせてトレーニングすることができます。保持力強化とホールドへの対応力が上がるおすすめトレーニンググッズです。

ハンドグリップは、本来握力を鍛えるグッズですが、回数ではなく、キープして指に負荷を与える方法で利用すると、保持力を鍛えることができます。場所を選ばず、収納も簡単であるため、時間を見つけて、保持力をコツコツ鍛えていきましょう。

ボルダリングの保持力トレーニング2:懸垂で体幹も合わせて強化

懸垂は腕力を鍛えるトレーニングとしても有効ですが、鉄棒などを握り、体勢を維持することで、保持力も鍛えることができます。

鉄棒といった握りやすいものに慣れてきたら、指だけがかかる場所で懸垂を行ったり、握る手の高さを左右で変えたりして、負荷をかけると、さらに効果的な保持力トレーニングになります。

懸垂には、保持力だけでなく、体幹トレーニングの効果もあります。体幹は、バランスの維持、重心移動などに役立ちます。

懸垂時に体勢を維持しようと体幹に力が入ります。他にも身体を鉄棒などに持っていくための引きつけ力も身につくため、懸垂はボルダリングに必要な能力をオールラウンドに鍛えることができるトレーニングと言えます。

ボルダリングの保持力トレーニング3:ジムで意識的に保持力を鍛える

ボルダリングに重要な保持力をトレーニングで鍛えよう!

トレーニングボードやトレーニンググッズを利用せずに、保持力を実践で鍛えたいという方は、ボルダリング課題でホールドを掴む力を意識して登ってみましょう。

ホールドを持つ時にかかる力や持ち方を感じながら登ることで、自分の保持力を図ることも可能です。

ただ保持力だけで登ろうとすると、指に大きな負荷がかかり、怪我の危険があるため、無理はしてはいけません。

力づくで登るのではなく、ホールドの保持を重点を置いて、課題に取り組んでみましょう。

保持力を支える登り方を身に付けよう

ボルダリングの保持力は、指の力を鍛えるだけでなく、ホールドの持ち方やホールドを取りにいっていない手の使い方などによっても発揮することができます。

保持力を支えるホールドの持ち方のコツは、親指をしっかりと添えることです。親指以外の4本の指に力でホールドを掴み、親指でロックすることで安定感が増します。

ホールドを取りにいっていない方の手は、ホールドを取りにいく手の勢いを付けるために、身体を持ち上げるようにホールドを押しましょう。

ホールドからホールドへ身体を引き付ける力に、押す力が加わって、しっかりと次のホールドを保持することができます。

保持力トレーニングでボルダリング力をあげよう!

ボルダリングの保持力は、ホールドを掴む力で、ボルダリングの動きやバランスの維持などの上達に不可欠です。

トレーニングボードやハンドグリップ、懸垂トレーニングなどで鍛えることができます。

保持力を支える登り方を身に付けることで、よりホールドを保持することができ、ボルダリングの質が上がっていきます。

保持力トレーニングを始めて、ボルダリング力を向上させましょう。

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