ボルダリングにハマってくると、ボルダリングジムだけでなく、家でもボルダリングしたいという方もいるのではないでしょうか。
特に、ボルダリング中級者・上級者は、自宅でボルダリングを上達させたいという方も多いでしょう。
自宅でもボルダリングをする方法には、クライミングウォールを設置するという方法があります。自宅でのボルダリングトレーニングやフィットネスなどに効果的です。
今回の記事では、自宅にクライミングウォールを設置する方法について、ホールドやコンパネ、クライミングウォールの実例などをご紹介していきます。
自作クライミングウォールに使用するホールドを選ぼう
自宅にクライミングウォールを設置する際に準備するものは、壁になるコンパネ、ホールド、工具などです。
中でもホールドは、タイプによって設置方法やメリットに違いがあります。
スクリューオンタイプとボルトオンタイプの違いを確認して、自分に合ったホールドを選びましょう。
①スクリューオンタイプ
スクリューオンタイプは、ネジで固定するタイプのホールドです。
ネジを締めるだけで簡単に設置ができるため、初めてクライミングウォールを自作するという方でも失敗は少ないと言えます。
一度ネジで締めると、取り外しが難しく、ホールドの付け直しはほとんどできません。ホールドの位置を変えないという方は、スクリューオンタイプがおすすめです。
②ボルトオンタイプ
ボルトオンタイプは、ボルトとナットを利用して、ホールドを固定します。
取り付けは少々手間ですが、ボルトを緩めることで取り外しができるため、ホールドの位置を変えて、時々アレンジを加えたいという方に最適です。
自作クライミングウォールの壁をコンパネを利用して設置しよう
クライミングウォールを自作する際に、自宅の壁に直接ホールドを打ち込むという方法はあまり一般的ではありません。
基本的には、クライミングウォールの壁として、コンパネと呼ばれる板を使用します。
ベニヤ板であれば、釘打ちが必要ですが、コンパネはコンクリートパネルの略でもあり、ネジやボルトを打ち付けることが可能です。
コンパネを固定する土台を木材で組み、木材にコンパネを固定することで壁が出来上がります。
鉄パイプで骨組みを作った上で、板を固定する方法もあります。骨組みによって、傾斜を再現することができるため、トレーニング用におすすめの自作方法です。
木材を柱代わりにできるディアウォールでも壁を設置することができます。ディアウォールは、壁を傷つけることなく、柱を立てられるため、賃貸でも設置可能です。
クライミングウォールを設置する時に気をつけたいこと!
クライミングウォールを設置する際に気をつけることとして、まず設置したい場所を確認しましょう。屋内か屋外かによってもクライミングウォールの大きさなどに違いが生まれます。
設置したい場所に合わせて、どのくらいの大きさのクライミングウォールにするか考えたり、寸法を測ったりするなど設置に向けて計画を立てることが大切です。
また安全面の配慮も欠かせません。ボルダリングジムにはマットがひいてあり、落ちても衝撃を吸収できるようになっています。
自宅にクライミングウォールを設置する際にも、万が一のためにマットを設置しておきましょう。
子どもの遊び場として、クライミングウォールを設置することも多く、怪我がないように、マット以外にも周りに危険なものがないようにすることも求められます。
クライミングウォールを自宅に設置する費用が気になる!
クライミングウォールを自作するために必要な道具をおさらいすると、木材、コンパネ、ホールド、工具となります。必要な道具を揃えるために、どのくらいお金がかかるかはクライマーの皆様が気にするポイントです。
コンパネの土台となる木材は数本使用しますが、ホームセンターで1本500円~1,000円ほどで買えます。コンパネも大きさによりますが、1枚1,000円~2,000円とそれほど高くありません。
ホールドは、30個ほどのセットで5,000円~20,000円となっています。工具は、既にもっているものやホームセンターのレンタルを利用することで費用を抑えられます。
安く抑えると10,000円~20,000円で自作できますが、木材や板、ホールドの数量が増えると、費用も高くなります。設置したいクライミングウォールの大きさや予算を考慮して、自作してみましょう。
クライミングウォールを設置した実例をみてみよう
実際にクライミングウォールを自宅に設置した実例を見ていきましょう。
自分の家を想像しながら、どのようなクライミングウォールを作りたいか、イメージを膨らませてみてくださいね。
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自宅の子ども部屋に設置した実例です。カラフルなホールドを使うことで、可愛さも演出しています。
子どもの運動や遊びに活用でき、ボルダリングを習っているお子さんをお持ちの家庭におすすめです。
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自宅の細い壁を利用した実例です。2つの壁を利用することで、より高度なボルダリングができるようになっています。
普段使えないスペースを活用できるのも、自作クライミングウォールのメリットです。
自宅にマイクライミングウォールを設置してみよう!
クライミングウォールを自宅に設置することで、ボルダリングジムだけでなく、家でもボルダリングを楽しむことができます。
クライミングウォールを自作するためには、コンパネやパイプを利用した方法があり、ホールドのタイプ選びも重要な要素となっています。。
注意点や費用を考慮して、安全にお得に設置することも大切です。
自宅にクライミングウォールを設置して、トレーニングやフィットネスなどに活用してみてくださいね。