ボルダリングをしていると、ホールドを掴む手に力が入り、気づけば手が手汗でびっしょりになっていることがありませんか?
手汗をかいていると、ホールドから手が滑ってしまい、クライミングに影響が出てしまいます。
ボルダリングの大敵でもある手汗にしっかりと対策をすることが、クライマーには求められます。
今回は、ボルダリングの手汗対策について、手汗をかいてしまう原因から主な手汗対策まで解説していきます。手汗のない快適なボルダリングを目指しましょう。
ボルダリングで手汗をかいてしまう理由を知ろう
ボルダリングで手汗をかいてしまう原因は、ホールドを持つ手に力が入るからという理由だけではありません。
ボルダリングは、地面から離れて壁を登っていくスポーツで、マットが敷いてあっても、「落ちたら危険だ」「手を離したら大変だ」と脳が感じる状況に置かれています。
どれだけボルダリングに慣れていても、状況に対して、交感神経が活発になれ、精神的発汗を促します。
手汗をかいてしまう状況が揃っているため、手汗はすべてのクライマーの悩みの種と言えます。
手汗対策で、手を滑らなくするだけで、ボルダリングの精度は上がるため、次に紹介する手汗対策をぜひ取り入れてみましょう。
ボルダリングの手汗対策1:チョークやチョーク下地を使う
ボルダリングジムでレンタルすることもできるチョークは、手汗を吸収し、手を滑りにくくする便利アイテムです。
粉末チョークやブロックチョーク、液体チョークなどのチョークを手につけることで、手汗の滑りを気にすることなく登ることができます。
「手汗が多くてチョークがつかない……」という方には、チョークがつきやすくなるチョーク下地がおすすめです。
チョーク下地のMAGMAは、チョークを付ける前に手になじませることで、チョークを長持ちさせることができます。
手汗を吸収する効果もあり、手汗対策にぴったりのチョーク下地です。
皮膚に浸透し、チョークによる手荒れも防ぐため、女性クライマーにも使いやすい下地となっています。
ボルダリングの手汗対策2:制汗剤で手汗を抑える
チョークのように、かいてしまった手汗に対処するのではなく、制汗剤で手汗をかく前から抑える方法もおすすめです。
手汗が抑えることで、手汗で滑る心配がなく、さらっと快適な手でボルダリングを楽しむことができます。
おすすめの制汗剤は、テサランという制汗ハンドクリームです。
テサランは、朝に一度塗るだけで、72時間汗が出ない状態を維持することができます。
防菌・防臭性能や肌に優しい成分で、どのような方でも肌への影響なく使えます。
手汗はボルダリング以外の場面でも対策したいものです。
ボルダリングの手汗対策と合わせて、日常の手汗対策もできるおすすめ制汗剤となっています。
ボルダリングの手汗対策3:医療的な治療をする
チョークや制汗剤で手汗が抑えられない方や手汗対策をせずに根本的に手汗を出ないようにしたいという方には、医療で手汗を治す方法があります。
電気を流して手汗を改善するイオンフォレトーシスや注射で改善を図るボトックス注射、交感神経を遮断するETS手術などが主な治療方法です。
どれも短い時間でできる治療ですが、チョークや下地よりもお金がかかる点や通院が必要な場合がある点などがデメリットです。
ボルダリングだけでなく、日常的にも手汗に困っている方におすすめしたい手汗対策となっています。
ボルダリングの手汗対策に手袋はあり?
手汗をかいて手が滑るなら手袋を履けばいいのではと思う方もいるかもしれません。
ボルダリングは、ホールドを掴む手の感覚が重要で、手袋をしてボルダリングをすることは基本的にはありません。
手袋をすることで、ホールドとの摩擦が減り、かえって滑りやすくなることも考えられます。
手汗対策は、チョークや制汗剤などで行い、手の感覚を大切にして、ボルダリングに取り組みましょう。
ボルダリングの手汗対策で快適なボルダリングを楽しもう!
ボルダリングで手汗をかいてしまう理由には、精神的発汗が挙げられます。
初心者だけでなく、ベテランクライマーも手汗はボルダリングを妨げるもので、しっかりと手汗対策をすることが大切です。
手汗対策には、チョークやチョーク下地、制汗剤が適しています。根本的に手汗を治したいという方には、医療的な施術も手段の一つです。
ボルダリングの手汗対策をして、手が滑らず、しっかりホールドを保持できる快適なボルダリングを実現しましょう。