ボルダリングでは、ホールドを掴む力が必要であるため、指の力を多く使います。そのため、指に痛みがでたり、マメができてしまったりしてしまいます。
指の痛みやマメがあると、ホールドを保持することができず、ボルダリングのパフォーマンスが下がり、楽しめなくなるため、対策が欠かせません。
指の痛みやマメを防ぐ対策として、指テーピングがあります。今回は、ボルダリングにおける指テーピングの効果や巻き方などを解説していきます。
ボルダリングで指を痛める原因を知ろう
指テーピングの解説の前に、ボルダリングで指を痛める理由を理解しておきましょう。
指の力に頼ってしまいがちな初心者の方に痛みやマメができやすいため、初心者の方は特にチェックが必要です。
ホールドの保持に指の力を多く使う
ボルダリングは、ホールドを掴みながら、ゴールへと登っていくスポーツで、ホールドを保持するために、指の力を多く使います。
指の曲げ伸ばしやホールドを握る時の負荷など負担がかかります。関節の痛みだけでなく、腱が伸びてしまうこともあり、ボルダリングで気をつけたい怪我の一つです。
ホールドで擦れたり、負担がかかりマメができる
マメは主に摩擦が原因でできてしまいます。
ホールドを掴む時に指が擦れることが多く、ホールドの掴み方がまだ上達していない初心者の方は、マメに悩まされることが多いです。
ボルダリングの指テーピングの効果とは?
ボルダリングの指テーピングは、指の保護、関節や腱の痛み予防に効果があります。
指は、ボルダリングにおいて重要な身体の部位であるため、しっかりと対策をすることが必要です。
指の保護・マメ予防ができる
指にテーピングをすることで、指の保護、マメ予防をすることができます。初心者の方は、指の皮がまだ薄くマメができやすいです。
皮膚の補強するためのテーピングで、マメを防ぎ、快適なボルダリングを楽しむことが可能になります。ホールドで擦りむいてしまうことも防げるため、初心者のうちから指テーピングは重要です。
関節や腱の痛み予防ができる
関節痛や腱の怪我は、ボルダリングでは最も気をつけたい怪我です。
テーピングにより、関節の動きをサポートすることができ、関節や腱の負担を軽減することができます。関節テーピングは、ボルダリングをする機会が多くなってきたら、必ずしたい指の痛み対策です。
ボルダリングの指テーピングのやり方を解説
ボルダリングの指テーピングの基本的な巻き方としては、ホールドに触れやすい第2関節、指の腹部分を巻いていく方法があります。
保護したい指の腹部分を、2周回るくらいのテープで巻きます。ホールドを掴む時に、指のどの部分がホールドに当たるかを確認して、保護したい場所に巻くようにしましょう。
ボルダリングの指テーピングが長持ちするコツを紹介
指テーピングは、普段ホールドに当たっている指の代わりになってくれるため、登っているうちに剥がれてくるのは避けられません。ただ長持ちする方法はあります。
3つのポイントをおさえて、長持ち指テーピングを身につけましょう。
巻き終わりを手の甲側にする
巻き終わり側が手のひら側にくると、ホールドで擦れてはがれやすくなってしまいます。
手の甲側に巻き終わりを持ってきて、ホールドなどに触れないようにすると長持ちします。
きつく巻きすぎない
テーピングは巻けば巻くほど効果があるものではありません。きつく巻きすぎると、指が圧迫され、かえって指を痛めてしまいます。
二周を目安にきつく感じない程度に巻くようにしましょう。
汚れや水分を落としてから巻く
テーピングする前の準備も大切です。
テープがしっかり肌につくように、汚れや水分をおとしてから巻くようにすると、指の保護をしっかりとすることができます。
ボルダリングの指テーピングは指関節にもおすすめ
指の関節痛予防にも、テーピングをしましょう。関節にテーピングを一周巻き、関節と関節をつなぐようにテープをまっすぐ貼ります。
指の裏も同じように貼り、その上から「Ⅹ」になるようにクロスさせて二本のテープを貼って完成です。
関節を保護しつつ、動きを阻害しない巻き方であるため、ボルダリングにおすすめのテーピングとなっています。
ボルダリングの指テーピングで快適なボルダリングを楽しもう!
ボルダリングの指テーピングは、指の保護やマメ予防、関節痛予防をすることができます。ボルダリングを楽しむ方にとって、指の痛みは避けたい怪我です。
指の腹部分や関節に指テーピングをして、指の痛みのない快適なボルダリングを楽しみましょう。