【ボルダリング】初めての「足限定」課題! クリアのコツは?

ボルダリングを始めて一ヶ月。グレードも少しずつ上がっていけば、いずれは挑戦することになる「足限定」課題。

初心者用のコースは「足自由」に設定しているジムも多く、足の置き場は気にしなくても大丈夫だったけど、「足限定」になってくると足の位置もしっかり確認していく必要があります。

「手元も足元も確認しないといけないなんて……。」今回は、そんな不安に感じているクライマーさんのために、「足限定」課題のクリアのコツをまとめてみました。

「足限定」課題とは?

【ボルダリング】初めての「足限定」課題! クリアのコツは?

そもそも「足限定」課題とはその名の通り、持っていいホールドだけでなく、足を置くホールドの位置も指定されているコースのことです。

「足限定」でないコースは「足自由」と呼ばれていますが、足自由か足限定の見分け方はボルダリングジムによって違ってきます。

足自由のコースは「足自由」と表記されて、何も表記されていないコースは「足限定」コースとなっているジム。

〇級以上のグレードは全て「足限定」に設定されているジムなどさまざまです。

「足限定」課題の特徴は?

足限定課題は、足の位置が指定されているのでムーブが限定されてしまいますので、体格の違いで攻略する方法が変わってきます。

他の人が手を伸ばせば取れるホールドが、体格の小さい人にとっては簡単には届かない場合があるのです。

その上、足を置ける位置も限定されていますので、限られた状況下、選択肢でいかに次のホールドを取るかが重要になってきます。(そこが面白い!)

体格が小さい人は不利?

「他の人が手を伸ばせば取れるホールドが、体格の小さい人にとっては簡単には届かない」というのを見て、「それじゃ体格が小さい人は不利なのか?」と思う人もいるでしょうから、ここで筆者の体験談をご紹介いたします。

筆者がボルダリングを始めたのと同時期ぐらいの女性がいました。

お互いに競い合うような関係でしたが、ある課題で、その女性が次のホールドが取れなくてなかなかクリアできないなかで、私は体格的に簡単に取れましたので、そのコースは難なくクリアし先に進みました。

しかし、その女性もそこで様々なムーブに挑戦し、見事その課題をクリアしたのです。そこから彼女の上達は早くなったのです。

ムーブを覚えなくても何となくコースをクリアしてきた私は、課題のレベルが上がりなかなかクリアできなくなりました。

しかし、彼女は早い段階からつまづいていたために基礎的なムーブをしっかり身につけていたので、気がつけば私よりレベルの高い課題もクリアしていたのです。

このように、ボルダリングは多少の違いがでるだけで、体格で有利か不利かが決まるスポーツではありません。

「足限定」課題クリアのコツは?

【ボルダリング】初めての「足限定」課題! クリアのコツは?

初めて「足限定」課題に挑戦する人のために、クリアするためのコツをご紹介します。

足の置き方をもう一度おさらい

足を置くホールドが限られてきますので、今までは足を置きやすいホールドを選んでいけばよかったのですが、そうはいきませんので足の置き方をもう一度おさらいしましょう。

ホールドに足を置くときは、親指の付け根あたりで踏み込むように置きます。これは、足の入れ替えや向きの変更を容易にするためです。

「足を置く」ことに縛られない

コース上に足を置くホールドが指定されているからといって、必ずそこに足を置かないといけないというわけではありません。

少し難しいかもしれませんが、コースによっては壁に足を置く「スメアリング」という技術や、バランスを取るために「あえて片足をフリーの状態にする」という場面がでてきます。

どうしても、次の一手が取れないとき「ホールドを全部使わなくてもいい」という柔軟な発想を持っていきましょう。

オブザベ力を強化

「オブザベ」とは、コースに登る前にあらかじめどのように登るのかを想定することです。

簡単なコースなら、曖昧でもゴールできたかもしれませんが、コースのレベルが上がると必ずオブザベが必要になってきます。

オブザベは繰り返し行うことで、オブザベ力が鍛えられていきます。

「足限定」だから難しいというわけではない

ちなみにですが、一概に「足限定」だから難しいというわけではありません。

意外かもしれませんが、人によっては足が限定されている方が、ムーブが決まりやすいのでやりやすいという人もいます。

「足限定=難しい」と感じてしまうのは、「足限定」が難しいというよりは、難しいコースに「足限定」が設定されているジムが多いからかもしれません。

ですので「足限定」にそこまで身構えなくても大丈夫です。最初は戸惑うかもしれませんが、この課題に挑戦することで上達が加速します。

ぜひ積極的にトライしてみましょう。

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