ボルダリングはジムで気軽にできるスポーツで、天候に影響されずに楽しむことができます。
ボルダリングジムの壁には、多彩なホールドがあり、取り組みやすい課題があることもおすすめです。
ボルダリングは室内だけではありません。外岩と呼ばれる外の岩を登るアウトドアなボルダリングもあります。
今回は外岩でのボルダリングの魅力や必要な準備をたっぷりと解説していきます。
外岩でのボルダリングとは?
外岩とは、文字通り、外にある天然の岩のことを指します。
ボルダリングジムの壁のようにホールドやクライミングのルートが整備されていないため、室内ボルダリングよりも保持力やムーブなどの技術が求められます。
難易度は高くなりますが、アウトドアでのスポーツは開放感もあり、気持ちの良いアクティビティともなります。
より自然に触れ合いながら、ボルダリングを楽しむことができる外岩で、新鮮なボルダリングを体験してみましょう。
外岩でのボルダリングに必要なものを揃えよう
ボルダリングジムでは、必要な道具はほとんどレンタルで利用することができ、動きやすい服装だけでも楽しむことができます。
外岩となると、シューズやチョーク、ブラシなどをしっかりと準備してチャレンジすることが大切です。外岩ボルダリングに必要なアイテムを順に見ていきましょう。
①クライミングシューズ
クライミングシューズは、クライミングに適した性能のあるシューズで、外岩ボルダリングには必須のアイテムです。
岩との摩擦力が強く、滑りにくくなっています。また岩に足を引っ掛けやすい形状や防水性なども備わっています。
②チョーク・チョークバッグ
チョークは手を滑りにくくし、岩を掴む保持力をアップさせることができます。ジムのホールドよりも形状が整っていないため、チョークアップは重要です。
外岩でボルダリングをする際には、チョークとチョークを入れるチョークバッグが必要となります。
チョークを選ぶ際には、外岩で禁止されている松ヤニ入りのチョークは避けましょう。コンパクトな液体チョークであれば、ポケットに入れて使うことも可能です。
③ブラシ
ボルダリングブラシは摩擦力をあげ、ホールドを掴みやすくする使い方が主流ですが、外岩でのブラシはマナーとして持っていくことが大切です。
チョークの付いた岩を綺麗にすることに使用するため、外岩クライマー全員が楽しむことができる環境づくりに役立ちます。
④ボルダリングマット
外岩では落下の危険もあり、危機管理も大切な準備です。ボルダリングマットを落下地点に敷くことで、もしもの落下に備えることができます。
外岩ボルダリングに適した服装にしよう
外岩ボルダリングは、動きやすい服装はもちろんですが、アウトドアに適した服装の準備が必要です。
外岩では、天候によって冷えることもあります。冷えは身体の動きを固くし、パフォーマンスを低下させるだけでなく、怪我の可能性も高まります。
登る前に体温を保持できるアウターを用意しておきましょう。肌の露出を減らし、怪我を防止することも必要です。
可動域の広いクライミングパンツもおすすめであるため、外岩に適した服装を揃えましょう。
外岩ボルダリングの注意点やマナーを知っておこう
外岩は、ジムのようにホールドなどがないため、滑って落下する危険もあります。岩に手や足をぶつけることも考えられます。
外岩ボルダリングを楽しむためには、怪我や危険への対策が必要です。
ボルダリングマットや長袖長ズボンなどの準備をしっかりとして、怪我対策をし、万が一の場合でも被害を最小限にできるようにしましょう。
外岩では他のクライマーに配慮して、気持ちよくボルダリングができるようにマナーを守ることも大切です。
主なマナーには、ボルダリングマットに土足で乗らないこと、岩をブラッシングすることが挙げられます。どちらも整った環境でボルダリングを楽しむ配慮と言えます。
ボルダリングジムと違い、限られた岩場でボルダリングをするため、クライマー同士のコミュニケーションにも注意しましょう。
挨拶やお礼など基本的な礼儀を守って、楽しく外岩に挑戦してみてくださいね。
外岩ボルダリングに強くなるには?
外岩には掴みやすいホールドがなく、限られたホールド、足場で登っていく技術が必要です。
小さなホールドでも保持できる技術や筋力、足場を確保するフットワークを身に付けることが外岩ボルダリングに強くなる秘訣と言えます。
外岩でボルダリングをしてみたいと思っている方は、ボルダリングジムでも手と足の感覚を意識して、取り組むとスムーズに外岩に挑戦できます。
あらかじめルートを確認するオブザベーションも欠かせません。ボルダリングの基本を強化することで外岩に活用できる技術が備わっていきます。
外岩でのボルダリングにチャレンジしてみよう
外岩のボルダリングは、難易度が高く、簡単には挑戦できないものというイメージがあります。
決して手の届かないものではなく、ボルダリングジムでの基礎づくり、適切な準備ができれば、誰でも挑戦することができます。
安全やマナーに配慮しながら、外岩でのボルダリングにチャレンジしてみましょう。