「ぼっちボルダリング」とは、一人ぼっちでボルダリングをすること。
心細くない? 一人で楽しめるの? と思われがちですが、ぼっちだからこそのメリットがあります。
一人でボルダリングに行きたいと思っているけど正直不安……と思っている方はぜひ、参考にしてください。
ぼっちボルダリングって実際に多いの?
ボルダリングジムに行くと、グループで来て楽しんでいる人達だけではなく、男女問わず一人で来ている人も結構な数います。
特にジムが閉店間際になるまで登っている人のそのほとんどが一人で来て打ち込んで登っている人たちです。
しかし、一人で来ている人が多いのに傍から見ると一人で黙々と登っている人があまりいるように見えません。
それはそれぞれ一人で来た人たちがそのジムで知り合いになったり友達になって一緒に登っているだけなのです。
男女の比率でいくと9:1もしくは8:2くらいで男性が多い印象ですが、最近は一人で来て登っている女性クライマーも前よりも多く見かけられるようになりました。
どんな人がぼっちでボルダリングしているの?
ぼっちボルダリングをしている人の特徴ですが、上級者から初心者まで様々います。
まず上級者ですが、そのボルダリングジムの常連の人か、常連ではないがたまに来たり、始めてそのジムに来た人の2通りに分かれます。
ジムの常連の人であれば、もしそこに知り合いがいれば一緒に同じ課題にトライする「セッション」をしたり、ジムのスタッフさんと話をしたりしています。
常連ではない人の場合は、一人で黙々と登っている人もいれば、常連さんを中心とした「セッション」に混じって一緒に登っていることもあります。
初心者の場合は、最初はグループで来たものの自分一人でも続けたくなり、一人で来始めた、という人がほとんどです。
シューズもレンタルしている人も多く、たまにピカピカの買いたてのシューズの人もいます。
また、もちろん一回目から一人で来ている人もいますが、日曜の午前中などあまり人がいない時間に来て短い時間で帰っていくケースが多いように思います。
ぼっちボルダリングのメリットは?
では、ぼっちボルダリングをやるメリットとは何があるのでしょうか?
まず初心者以外の場合の最大のメリットは集中して自分が登りたい課題に打ち込める、ということだと思います。
グループで来るとどうしてもレベル感もバラけるので、自分がトライしたい課題とは違う課題を見たりする必要が出てきてしまい満足できない、ということもあります。
ですが、一人で来れば自分の好きな課題に好きなタイミングで集中して登ることができます。
続いて初心者ですが、初心者こそぼっちボルダリングをやることに多くのメリットがあります。
初心者以外の場合と同じく集中して自分が登りたい課題に打ち込めるのはもちろんですが、一人だと声を掛けられやすいので、周囲の上級クライマーから登り方のアドバイス等をもらいやすくなります。
グループで来て楽しんでいる人たちには上級クライマーも邪魔はしたくないので、「こう登ればうまく登れるんだけど」と思いながらも声をかけません。
また、上級クライマーとの交流だけではなく、同じレベル感の人通しでも声をかけやすくなり、一緒の課題を取り組む中で友達になることもあります。
そしてそこで出来た友達と別のジムに遠征しに行くなど楽しみも増えます。
ぼっちボルダリングで気をつけること
ぼっちボルダリングと言っても、誰も寄せ付けないオーラを出していると誰も話しかけてくれませんし、そうすると初心者の場合はせっかく上級者から教わるチャンスがあるにも関わらず、上達の障害になってしまいます。
もちろん自分で考えて登ることも上達する上では重要ですが、初心者のうちは体の使い方などの引き出しを増やす意味でも上級者や周囲からアドバイスをもらった方が良いので、「ぼっち」であることを活かしてどんどん周囲とコミュニケーションをとっていきましょう。
もちろん、集中したくてぼっちボルダリングをしに来ている人もいますので、コミュニケーションをとる際にはその点にも気をつけましょう。
ぼっちは恥ずかしくない! 思い立ったらボルダリングジムへ行こう!
みんなでボルダリングやって楽しかったけど、一人で行くのはハードルが高い、と思ってもなかなかボルダリングジムに行けない人も多いかと思います。
しかし、ボルダリングをすでにやっている人やジムの店員さんは一人で来てくれる人に優しいですし、その人達もかつてはぼっちボルダリングからスタートしているので、同じ気持ちをわかってくれます。
是非思い立ったら一人でボルダリングジムに行ってみましょう!!