チンチラの鳴き声を聞いたことがありますか?
今回は可愛らしいチンチラが、鳴き声でどんなことを訴えているのかチンチラの気持ちをご紹介していきたいと思います。
チンチラの種類や意味も併せて解説します。
【動物好き限定!】サークルで友達をつくろう ▶1. チンチラってどんな動物?
チンチラは見た目はウサギのように見えますよね。
耳がピンと上に立っているところなんてそっくりです。ウサギにしては耳が短めだななんて思っている人もいるのではないでしょうか。
そう、実はチンチラはウサギではなくネズミの仲間なのです。ハムスターやモルモットの方が系統的に近いと言えます。
体調は大きめのもので22センチ~38センチくらいに成長します。
オスとメスでは体重の差はあまりなく、370グラム~500グラムと小型でマンションやケージのなかでも手軽に飼えるのが人気の秘密。
野生のチンチラは10年くらい生きるといわれています。
犬のように外に散歩に行く必要もないので手軽にペットを飼いたいという人にピッタリ。鳴き声も大きくないので近所の目を気にする必要もありません。
見た目の可愛らしさはもちろん、エサやケージ、お皿やペットシーツなどの飼育にまつわる道具もあまり高価でないこともチンチラ人気に火が付いた理由ともいえるでしょう。
2. チンチラの鳴き声で気持ちを知ろう
チンチラはあまり大きな声を出しません。小さな声で感情表現をするので耳を澄ませてよく聞いてみてください。
とても表情豊かな鳴き声を聞くことができますよ。
「きゅっきゅっ」
小さく短くきゅっきゅっとチンチラが鳴いているときは、「遊んでほしい」「抱っこしてほしい」「構ってほしい」と甘えています。
こんなときは話しかけたり、撫でたりするととても嬉しそうな表情をすることでしょう。
「プゥプゥ」
短くプゥプゥとチンチラが鳴くのは、おやつやご飯をおねだりしているときが多いです。
「おなかが空いたよ」「ご飯まだ? 」「もっとちょうだい」などと催促していることもあります。
「ギャギャッ」
低く短く鳴くときは、チンチラが嫌がっているときです。「触らないで」「怖い」「いやだ」という感情を表現しています。
ご飯を食べているのを邪魔したり、寝ているところにいきなり抱っこしたりするとこういう声を出すケースが多いです。
表情を見ても幸せそうにしている時や楽しいときとは全然違う顔をしているのですぐにわかると思います。
何をすると怒るのかはそのチンチラによって違いますので、よく観察してみてください。
「ぴーぴー」
赤ちゃんのチンチラがお母さんを呼ぶときにこの声を出します。
おっぱいが欲しかったり、甘えるときに出す声です。
「ピチチチ」
まるで小鳥が鳴いているような小さな声でチンチラが鳴いている時は、求愛のサインです。
しっぽを振りながっらこの声を出したら発情期が来ていることがわかります。
「グゥグゥ」
チンチラが低くうなるような声を出していたら、威嚇や警戒のサインです。「それ以上近づかないで」「怒っているぞ」という気持ちなので、無理やり近づくのはやめておきましょう。
チンチラもほおっておいてほしいときがあるのです。また、多頭飼いの場合には仲間に危険が近づいていることを知らせるという意味合いもあります。
チンチラが威嚇している時にはたとえ飼い主さんであっても噛まれることがあるので注意が必要です。
興奮しているチンチラは攻撃的な一面がみられますのでしばらくの間そっとしておいてあげましょう。
3. チンチラの種類はどんなものがあるの?
チンチラというと皆さんが思い浮かべるのはグレーの毛色ではないでしょうか。
実はチンチラにはグレーのほかにも黒、白、パイド、ベージュ、シナモン、バイオレット、ブラウンベルベット、ブラウン、サファイア、パール、アルピノ、ピンクホワイト、ゴールドバー、アンゴラ、カールなどの様々な毛色があります。
グレーの毛色が一番値段が手ごろなので目にする機会が多いのでしょう。珍しい毛色のものほど価値が上がり、値段も高くなる傾向にあります。
4. チンチラを飼育するときに注意点
チンチラは温度変化に弱く体温調節がうまくできません。そのため猛暑の時には食欲がなくなったり、熱中症を発症したりすることがあります。
夏場はエアコンをつけて室内を一定の温度で保ってください。
また、冬場もヒーターなどを入れて常に17度~23度にしてあげましょう。温度が下がりすぎると、冬眠することがあります。
冬眠というとクマのように暖かくなったら自然と目覚めると思う人もいるかもしれませんが、チンチラの場合は冬眠は仮死の状態と一緒です。
一度冬眠したら目覚める可能性は非常に低いので注意が必要です。
5. おわりに
いかがでしたでしょうか。モフモフで可愛らしい仕草が人気のチンチラ。見た目も小柄でつぶらな瞳が人を引き付けて離しません。
野生のチンチラは非常に数が少なく絶滅危惧種に指定されていますが、飼育用に繁殖したものはたくさん流通しているので飼うことができます。
お気に入りの毛色のチンチラを見つけてみてはいかがでしょうか。
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Written by miichikin