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猫のしっぽの役割と感情表現とは?

  • 2020.01.08
猫のしっぽの役割と感情表現とは?

猫のしっぽの動きは可愛くて見ているだけでも、癒やしを与えてくれますね♪

そんな猫のチャームポイント的存在のしっぽには重要な役割があるって知っていますか?

今回は猫のしっぽの役割と感情表現についてご紹介します。

1. 猫のしっぽの構造は?

まず猫のしっぽはどんな構造なのか知っておきましょう。

しっぽの長さは様々ですが、一般的に尾椎(小さいな骨)18~22個から成り立っています。尾椎の周りに筋肉があり、しっぽの色々な動きをサポートしています。

しっぽをピンと立てたり揺らしたりするのは尾椎神経が指令を出しています。

この尾椎神経は下腹神経・骨盤神経・陰部神経など身体の重要な部分と繋がっているので頻繁に触られるとストレスを感じます。

しっぽはとてもデリケートな部分であることを知っておきましょう。

2. 猫のしっぽの役割とは?

マーキングしている

猫の体には匂いを出す「臭腺」がしっぽを始め、肉球や顔や肛門などにあります。

自分の臭いをマーキングするためにしっぽを使ってこすりつけます。

自分の縄張りを主張したり大好きなご主人様に甘えながら臭いをこすりつけて自分の飼い主だと主張しているのです。

猫がしっぽを巻き付けたりしていたら、自分の物だとマーキングをしていると思いましょう。

寒さ対策をしている

猫のしっぽはとても暖かくふわふわしていますね。実は猫のしっぽには寒さを予防する防寒の意味があります。

猫は寒さに弱いのでしっぽをマフラーのように巻き付けて暖かくしているのです。

寒くなると体を丸くしてしっぽに顔を埋めている姿をよく見かけると思います。このしぐさを見たら体を温めているんだと思って下さい。

バランスをとっている

猫のしっぽの重要な役割として体のバランスをとっていることも知っておきましょう。

猫は高い塀の上を歩き、身軽にジャンプして移動しますね。このような動きができるのも実はしっぽのお陰なのです。

しっぽは猫の体のバランスが崩れそうになるときに、瞬時にバランスをとり骨盤調整をします。この動きのお陰でいろんな場所に素早く移動することができます。

バランス調整のしっぽは、やはり長い方が有利なのでしっぽが短い猫は、高いところやバランスを有する場所は苦手です。

しかし、しっぽが短い猫も成長と共に、後ろ足の発達でバランスをとることができるようになります。

感情表現をしている

猫のしっぽは感情表現をしています。犬が嬉しいときにしっぽを振って飼い主にアピールする感覚と同じと思って良いです。

猫のしっぽの動き方でどんな気持ちなのかを知ってあげると距離がぐんと縮まりますね!

1. 大きくゆっくり動かす
猫がしっぽを大きくゆっくり動かしているときは、気分がいい状態の時です。落ち着いていて安心できています。またリラックスしている時なので、ちょっかいは出さずそっとしておきましょう!

2. しっぽをピンと立てる
猫がしっぽをピンと立てているときは、好奇心旺盛でテンションが上がっている時です。なのでえさをもらう前や遊んで欲しいときにしっぽを立てています。こんな時は一緒に遊んであげましょう。一緒に遊びながら近くに寄ってきて甘えてくることもあります。猫の機嫌はとてもいい状態です!

3. しっぽの先だけが動く
猫のしっぽの先だけが動くときは、眠くなってきているとか動きたくないタイミングの時です。面倒くさいけれど返事をしなくてはいけない時の人間の心理状態と同じだと思って良いです。名前を呼ばれるけど行きたくない、そんな時にしっぽの先だけを数回動かします。

4. しっぽを足の間に入れる
猫のしっぽを足の間に入れる仕草は、怖がっているときの表情です。体を小さく見せるために丸くなりしっぽを足の間に入れることで服従や敗北のアピールをしています。猫同士でけんかをしたときなど「攻撃して欲しくない」とか初めて会う人や動物などに警戒心を抱いている時にする行動です。

5. しっぽを逆立てて大きくする
猫のしっぽが逆立って大きくなっているときは、相手に対して威嚇や攻撃態勢になっています。しっぽや体を逆立てることによって少しでも大きく強く見せたいというアピールです。このような時に遊ぼうとすると、引っかかれたりするので注意が必要です。

6. しっぽを垂らしている
猫のしっぽが下にダランと垂れている時は、元気がない時です。体調不良や叱られてしょげている時にしっぽに張りがありません。日頃よく動くしっぽが垂れているときは、猫の体調も用心してあげて下さい。こまめにチェックして、長い間元気がないときは病院などへ連れて行ってあげましょう。

3. おわりに

<タウン>猫のしっぽの役割と感情表現とは?

猫のしっぽの役割と感情表現を紹介しましたがいかがでしたか?

猫のしっぽはとってもデリケートなので可愛いからとむやみに触らないようにしましょう。

今回紹介した猫のしっぽの特徴を知って接してあげて下さいね!! そうするとさらに猫も喜んでくれるはずです♪

 

Written by KKYOKO