愛くるしいまなざしで大人気のカワウソですが、カワウソがどんな生き物かご存知でしょうか?
今回は大人気のカワウソの生態や魅力についてご紹介します。この機会にカワウソの魅力を再確認してみましょう。
1. カワウソってどんな生き物?
江ノ島の子たち、成長が進むにつれどんどん動きが速く激しくなり撮影が難しくなっていきました?
— のぶC (@lovepotemad) December 17, 2019
4枚目、カワウソ水槽は新しい&窓ガラスが頻繁に拭かれるのでリフレクションがきれいに?
うまく使えば面白い一枚が撮れそうです。#新江ノ島水族館 #コツメカワウソ #カワウソ pic.twitter.com/oaP3pUtYIX
水族館や動物園、動物カフェなどで触れる機会も多いカワウソは、愛らしい目とペットに最適なサイズ感で人気の動物です。
カワウソは、食肉目イタチ科カワウソ亜科の肉食動物であり、一般的によく見られるカワウソは「コツメカワウソ」と呼ばれる品種になります。
主に東南アジアが原産となっていて、魚やカエル、甲殻類などを捕食して河川付近に生息しています。
体長は41cm~64cm、体重は2.7kg~5.4kg、尻尾は25cm~35cmほどで、背面は灰色や黒っぽくなっていますが、喉周辺は白や薄グレーになっているのが特徴です。
流しカワウソ中 pic.twitter.com/hQWO6Z6KOd
— 癒しの動物画像@厳選版 (@iyasi_doubutu46) December 10, 2019
名前の通り爪が小さく、胴長短足の体で陸地でも水中でも生活しやすい被毛を持っていて、被毛は二層構造となっています。
野生のカワウソは平均10年程度、飼育されているカワウソは15年~20年くらいの寿命とも言われています。
捕食動物であるため天敵が少ないのですが、早く動けない子供のカワウソはヘビやワニの標的になってしまうこともあるようです。
繁殖に関しては、約60日の妊娠を経て1回の出産で3匹程度産みます。生まれたカワウソの赤ちゃんは体長30cm以下、体重200g程度で被毛は明るいグレーなのが特徴です。
生後1ヶ月を過ぎた頃から目が開き始め、3ヶ月頃になると泳げるようになってきます。この頃から被毛も濃い色へと変わっていくのが特徴です。
1歳前後で親元を離れ、2歳で性成熟となり、1年中繁殖できます。日本にも「ニホンカワウソ」という品種が生息していたのですが、開発や乱獲によって激減し、絶滅したとされています。
2. カワウソが得意なことは?
可愛いカワウソには、いくつか得意なことがあります。
泳ぎ
— カワウソ画像 (@otter_bot) January 8, 2020
カワウソの種類にもよりますが、基本的に河川周辺に生息しているため、泳ぎがとても得意です。
カワウソの手や足には水かきがある種類が多く、短い四肢に胴が長く、先に行くにつれて細くなっていく長い尻尾は、泳ぎやすいようにかじを取る役目があります。
目と耳、鼻はまっすぐに並んでいて、水の中で様子を見ながら泳ぐことができます。これはカピバラやカバと同じ仕組みです。
さらにカワウソは水中で鼻や耳に水が入らないように閉じて潜水できるため、アシカと同じ性質も持っています。陸上も水中も得意な珍しい生き物と言えるでしょう。
特殊な被毛
カワウソを思い浮かべた時、カワウソの被毛はどのように見えていますか?
普段見るカワウソは外側の防水性の高い被毛部分であり、内側にはびっしりと密度の高い毛が生えているのが特徴です。
約6cm四方の間に100万本の被毛があるため、水中に入っても肌を濡らすことなく体の熱も逃げにくくなっています。
毛と毛の間には空気が入って浮力を高められるようになっているため、水の中でも抵抗を受けにくいです。
体温の低下も防げる特殊な被毛が、カワウソには備わっています。実際にカワウソは水に入ると、空気が水面にポコポコと出てきます。
3. カワウソが可愛いと呼ばれる理由
カワウソが可愛いと呼ばれる理由は、どのようなことがあるのでしょうか?
鳴き声
いつもわちゃわちゃ元気で楽しい江ノ島コツメファミリー???
— のぶC (@lovepotemad) December 16, 2019
4枚目は優しいパパとママ。#新江ノ島水族館 #コツメカワウソ #カワウソ #otter #asiansmallclawedotter pic.twitter.com/ilxmvlyj7d
カワウソのコミュニケーション方法は、声を出してコミュニケーションをとると言われているため、他の動物に比べてよく鳴く印象があります。
カワウソの鳴き声は20種類以上あり、「キューキュー」や「ミャーミャー」、「ピーピー」、「グーグー」などの声を出します。
群れからはぐれないようにする習性もあるため、体のわりに大きな声が魅力的だと感じる方も多いようです。
食事の方法
寒くなってきましたので、体調管理気を付けていきましょう!#下田海中水族館 #下田水族館 #水族館 #伊豆 #伊豆観光 #下田 #コツメカワウソ #カワウソ #マメタ #aquarium #風邪ひかないで pic.twitter.com/4JfyPKSY0x
— 下田海中水族館 (@aquariumshimoda) December 17, 2019
肉食のカワウソは、主に魚や貝、甲殻類などを捕獲して食べていますが、エサを探す際にはひげを上手に使います。
また、非常に代謝が早いカワウソは、1日に数回食事を行います。体重の30%程度が目安であり、小さな体で大食いなところも可愛いと感じる部分でしょう。
食べ方がちょっとワイルドなところもキュンとするポイントです。
小さな手
短い四肢が特徴的なカワウソは、小さな手で食べたり動いたりする姿がとても印象的です。
常に開いたような手は子どものようで、些細な仕草も可愛いと感じてしまいます。
つぶらな瞳
真っ黒でつぶらな瞳は、可愛いという言葉しか出てきません。
カワウソはそんなつもりはないのかもしれませんが、訴えるようなまなざしで見つめられたら誰しもカワウソの魅力にハマってしまうことでしょう。
4. おわりに
今回はカワウソの生態や特徴、得意なことや可愛いポイントについてご紹介しました。
人気の可愛いカワウソは知っているけど、生き物としての生態や特徴については知らない部分も多いと思います。
しかし、人気の可愛いカワウソの魅力を生態からよく知ることで、さらに可愛いと感じたのではないでしょうか?
人気のカワウソは動物園や水族館でも会える機会が多いので、可愛い動物に癒されたくなったらカワウソに会いに行ってみましょう。
Written by 綾崎 リコ