「男と女は、考え方が違う」という事象について、様々な研究が進められ、注目されるようになってきましたね。
筆者もこれまで5,200件超の恋愛相談を行っていますが、本当にそうだと思うものの、実生活にその知識を生かせているカップルはまだまだほんの一部。
頭ではわかっていても、具体的にどうすればいいの?って、思いますよね?
そこで今回は、男女間ですれ違いが生じやすい“ネガティブモードになった時”の男女の違いと、それぞれへのハッピー対処術をお話します。
感情を開放するときにも、男女の違いがあります。例えば、カップルがケンカになったときや悲しみや怒り、辛さなどネガティブな感情を開放するとき、女性は“誰かに話したくなる”傾向があります。
誰かに話して、話を聞いてもらうことで感情をすっきりさせるのです。
これを読んでいる男性の皆さんは、彼女がネガティブモードになったら、とにかく話を聞いてあげましょう。
問題を解決する必要はありません。反論したいことがあっても、ただただ聞きましょう。
女性のあなたは「ただ話を聞いてほしいだけで、アドバイスはしないで」と、予め言っておいた方がいいかもしれません。特に、相手の男性の年齢が高ければ高いほど、アドバイスをしたくなってしまう人がほとんどですから。
女性が“しゃべる”のに対し、男性がネガティブモードになった時は、
・しばらく一人になって黙って気持ちを静める
・何か一人で出来ることに没頭して、気持ちを変換・解消する
こういうことによって、感情を開放していきます。
この違いも男女によって誤解を生みやすい部分なのです。
すれ違いでよくあるパターンなのですが、男性が機嫌が悪くなると気持ちを落ち着けようとして黙ってしまった時、女性は不安になって、「どうしてそんなに機嫌が悪いの?」とそれを何度も聞き出そうとしてしまう。すると、彼はもっともっと黙ってしまうのです。
そんなときの男性の“本音”は「放っておいてほしい」だったりするんです。彼は一人で自分の感情を処理して、そして、すっきりすればまた元の状態に戻ります。
彼が黙ってしまうとき……それは、彼がネガティブな感情を感じているときなのかもしれません。
そういうときは、そっと遠くで見守ってあげることが必要なので一緒に暮らしている場合は、いつも通り食事の支度などはして、あとは放っておきましょう。
男性のネガティブな感情は、必ずしもあなたが原因とは限りません。仕事など、別の問題を抱えてしまった場合も、似たような状況になる場合があります。
真面目なタイプの女性は、「彼の機嫌が悪いのは私のせい?」と、あれこれ構ってしまうことがありますが、ほとんどの場合、あなたは悪くありません。
彼は、彼の都合で機嫌が悪いだけですから、この場合も放っておくのがベストです。
信じられないかもしれないですが、無理に話させようとすると、ますます機嫌が悪くなってきたりするんですよね。
不思議なことに「放っておいてくれる=信頼されている」と勝手に思う男性は多いのです。長く愛される女性の条件の1つに“適度に彼を放置できる”というのは、確実にあると思います。
Written by 橘つぐみ