年齢を重ねるほど、結婚したい気持ちが強くなるもの。あなたも結婚の報告を見聞きするたびに、「私も幸せになりたい!」と思うことがあるのでは?
でも、結婚=幸せかというと、それはちょっと意味が一致しませんよね。幸せはふたりで作っていくもので、結婚したから幸せになるとは一概に言い難いものです。
というのも、結婚に対して強い憧れを抱き過ぎてしまうと、本来の結婚を見失ってしまうことがあるかもしれません。
今回はそんな本来の結婚の意味からちょっとズレてしまっている、結婚の目的について挙げてみましたのでご紹介します。
仕事が辛く感じられてしまうと、つい「もう結婚して仕事を辞めたい……。」という、気持ちに駆られてしまうものです。
でも、「働きたくない、仕事を辞めたい」という理由だけで、結婚をするのは大変なことですよね。
いうまでもなく結婚は、お互いの人生を大きく左右する出来事です。
本当に想い合っている関係で、ふたりの今後についてしっかりと話し合ったうえでの結婚なら、幸せな結婚になる可能性は高いでしょう。でも、それが不十分なうえに「とにかく仕事を辞めたい、働きたくないから」という理由だけで結婚してしまっては、幸せな結婚どころか不幸せになってしまうとも言い切れないものです。仕事を辞めるように、結婚は嫌になったから別れるわけにもいきませんよね。
特に最近は、男性の給与だけで家族を養うというのが難しい時代です。育児がひと段落したら、何らかの形で仕事をしなければいけないことも出てくるかもしれません。そうした時に今の仕事のキャリアが、数年後にどう生きてくるかに繋がってくるはずです。
結婚後、母親として子供をしっかりと育てていく女性になるためにも、今の仕事から少しでも女性として成長できるといいですよね。
年齢を重ねると親しい友達が結婚したり、身の回りの人たちが結婚を催促してきたりと、プレッシャーを感じることが増えてきませんか?人によっては結婚する相手もおらず、見えない将来に不安を抱いてしまうこともあるかもしれません。
だからといって焦って結婚したところで、不安が解消されたり、安心するわけではないはずです。
独身時代であれば自分ひとりの生活だけを考えていればいいですが、結婚するとなるとそうもいきませんよね。
相手のこと、家族のこと、相手の親御さんのこと。自由で気ままな独身時代と違って、煩わしくしがらみを感じることが増えてくることは大いにあるでしょう。
家族を守らなければいけない責任もあることで、独身以上に苦労や我慢を強いられることも出てくるかもしれません。
そうした苦労や我慢を共にできる相手かどうか。一時の焦りだけで結婚を決めず、くれぐれも慎重に、結婚について考える必要がありそうですね。
結婚に対する憧れが強いと、結婚することが目標になってしまっている節はありませんか? 確かに結婚は人生の一大イベントですが、結婚はゴールではなくあくまでスタートのはずです。
結婚をすることが目的ではなく、何のために結婚をするのか。
お互いにとって幸せな結婚をするためにも、その答えをしっかりと見つけておきましょう。そうすることで結婚を考えている彼とどうなりたいのか、将来のビジョンが詳しく見えてくるはずです。
結婚と聞くと、幸せなイメージが先行する女性も多いかもしれません。でも、目先の幸せではなく、もう一歩二歩先の幸せを考えてみてください。
そうすることでお互いにとって、結婚することが本当に幸せになるかどうか。冷静かつ客観的に見極められるはずです。
Written by 柚木深つばさ