初対面の人と話すときは意識して話そうと思えば思うほど、上手くいかないことを実感し、焦ってしまいます。本記事では、初対面の人と会話する11のコツや気になる相手との距離の詰め方について紹介していきます。初対面の人との会話が苦手な方はぜひ参考にしてみてください。
初対面の人との会話が苦手な人はいるでしょう。意識して話そうと思えば思うほど、上手くいかないことを実感し、焦ってしまいます。
初対面の人の心理状況は、「この人は私を傷つけないだろうか」「上手くコミュニケーションをとれるか」など何らかの不安な気持ちをかかえているケースが多いでしょう。人見知りで、人との会話に自信がない場合は、特に不安な気持ちは膨らみます。
この記事では初対面の人と会話するコツや、気になる相手との距離の詰め方について解説します。初対面の人との会話に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
はじめに、初対面の人との会話が苦手な人の特徴3つについて紹介します。苦手な原因がわかれば、初対面の人ともっと上手に会話ができるようになるでしょう。
初対面の会話が苦手な人の特徴に、上手く話すことに囚われているということがあります。上手く話そうと思い込むと、逆に失敗する可能性があるのです。
親しい人に対しては、上手く話そうと意識せず会話しています。お互いに笑顔で会話を楽しむだけで十分なのです。
初対面の人と会話するとき、プレッシャーを感じないようリラックスして話すことが大切です。会話そのもので失敗することはないと考え、その場を楽しみましょう。
会話するとき、相手の話に共感もせず正論ばかり押し付けていませんか。初めて話をする相手に正論を押し付けて話の腰を折ってしまうと、相手は不愉快になってしまいます。
会話するときは協調性を持って相手の意見に共感し、自分の意見を伝える姿勢が大切です。価値観は人によって異なるため、相手の話を謙虚に受け止めましょう。
初対面の人と会話が上手くいかないとき、自分のことばかり話していませんか。会話の相手も話を聞いてほしいと基本的には思っています。相手の話に耳を傾けながら会話するように心がけましょう。
会話の基本とは、お互いにやり取りをしながらコミュニケーションを取ることです。初対面の人の話をしっかり聞いてあげましょう。
初対面の人と会話するとき、どう話せば良いか気になりませんか。初対面の人と上手に話せることで、気楽に会話を楽しめるでしょう。
初対面の人と会話するときには、あまり緊張しすぎないことが大切です。会話の切り口として、自己紹介をすることも良いでしょう。
次は、初対面の人と会話する11のコツについて紹介していきます。初対面の人と会話するときの参考にしてください。
対人関係で礼儀正しくするのは当然のことです。それが初対面であればなおさらでしょう。丁寧さの加減がわからない場合は、相手の言葉遣いに沿わせる形で、返答していくことをおすすめします。
相手と「敬語はやめよう」という話になるまでは、基本的に会話は敬語でしょう。初対面から敬語を使わない人もいますが、人によっては失礼な人だなと感じられることもあります。
初対面の人と会話する場合、相手がどのような人物かわかりません。少しでも探ろうとするには、相手の話を聞くことが重要になります。自然なコミュニケーションの中で人間観察をしていくため、自分が話すよりも相手の話を聞くようにしましょう。
相手の話を聞き、相づちを打つことで共感を示します。相手も、自分の言うことを真剣に聞いてくれて頷いてくれる姿勢を見て、徐々に心を開いてくれるでしょう。相づちもやりすぎるとわざとらしさが出てしまい逆効果になるので、程よく自然な形を心がけてください。
会話が途切れるのが怖い人は、黙ることに抵抗があるかもしれませんが、あまりにもせわしなく言葉をかけられると相手は疲れてしまいます。
自分が話すターンは、2~3秒程度黙ってみましょう。会話の中に適度な間を作れば、相手も一息つく余裕が生まれます。不自然に沈黙すると相手を不安にさせてしまうので、頷く仕草などを入れても良いでしょう。
初対面の人と話をするとき、多くの人は緊張します。しかし、度が過ぎる緊張感を相手に見せてしまうと話しにくくなる可能性があるでしょう。
強い緊張感が伝わると相手も緊張してしまいます。お互いに緊張してしまって会話がますます弾まなくなってしまうのです。
初対面の人と上手に会話するためには、相手を緊張させないことも大切です。強い緊張感を見せないよう、打ち解けた雰囲気を出すようにしましょう。
会話の切り口として自己紹介する方法があります。自己紹介することで自分のことを開示し相手との心理的距離を縮めましょう。
例えば、お互いの出身地を紹介し合うことで観光地やグルメなど会話につながりそうな話題が見つかる可能性があります。
自己紹介をスムーズにおこなうためには、話す内容を事前にまとめておきましょう。事前に準備しておけば自己紹介を気軽にできるでしょう。
初対面の人と上手に会話するためには、共通の話題を探ることも大切です。共通の話題の一つに流行のネタが挙げられます。
ネタを仕入れるためには、インターネットやテレビ、雑誌や新聞等に普段から目を通しておくことが大切です。
ネタとしては、ドラマやスポーツ、映画やグルメなど多岐に渡ります。但し、スポーツでは応援しているチームがライバル関係の場合、敵対心を持つ可能性があります。ネタ選びには注意してください。
初対面の人と話をするとき、相手の話に興味を持って聞きましょう。相手が「興味を持って聞いてくれている」と思ってもらえるよう行動することが大切です。
初対面の人が話をしているとき、俯いたり、よそ見をしたりしないようにしてください。また、話の要所では軽くうなずいたり、相づちを打ったりすることも大切です。相手の話を「しっかり聞いています」というサインになります。
落ち着いた雰囲気にもかかわらず、初対面の人が気を遣っているようなら、「リラックスしている」ことを伝えましょう。あなた自身が落ち着いていても、初対面の人は会話を続けようと話題を一生懸命探しているかもしれません。
そのようなときに「リラックスしている」ことを素直に伝えれば、相手も安心して会話を楽しめます。お互いに気を遣う必要がなくなり、心理的距離も近くなるでしょう。
初対面の人と会話するとき、良いところを具体的に褒めることも大切です。どのような人でも、褒められて悪い気分になる人はいないでしょう。
初対面の人が素敵な服装をしていたら、ファッションセンスを褒めてみましょう。もし、寡黙な人だったら、奥ゆかしさをさりげなく褒めるのもいいでしょう。
初対面の人の意見や感想に同意を示す方法もあります。意見や感想に共感を得たことで好印象を持ってくれるかもしれません。
初対面の人と話をするとき、好印象を持ってもらえることも大切です。好印象を持ってもらうおすすめの方法は、笑顔で話しかけることです。
素敵な笑顔で挨拶をすれば、初対面の人も好印象を持ってくれるでしょう。初対面の人に人懐っこく接することもポイントです。笑顔で人懐っこく話しかければ、相手との心理的距離も縮まり会話がしやすくなります。
初対面の人と上手に会話するために「初対面は苦手」という感覚を共有する方法もあります。苦手意識を共有することでお互いに親近感が生まれる可能性があるのです。
もし、初対面の人が口数の少ないタイプならば無理に話すことでかえって気まずい雰囲気になるかもしれません。初対面が苦手なことを素直に伝えることで、お互いに共感し合い、好印象を持つ可能性があります。
次は、初対面で気になる相手との距離の詰め方3つについて紹介します。ぜひ読んで参考にしてみてください。
初対面で気になる相手との距離の詰め方として、合コンなど異性と交流がある場に参加するときは、異性の左側か端っこの席を確保しましょう。
多くの人は右利きであり、飲み物を持つ場合は右手で持つため、左側にいれば腕が間に入ることがなく、会話もスムーズにできます。もし気になる異性が左利きだった場合は、右側の席を確保しましょう。
端の席を確保する利点は、端なので誰とも上手く話せないとそのまま孤立して終わってしまいそうですが、端にいることで覚えやすく興味を抱いてもらえる可能性もあります。
人に挟まれる位置に座ると、コミュニケーション上手でないとノリが悪いことで目だったり、浮いてしまったりしますが、端であればそういうことも少なく、周りを見やすいため落ち着いた気持ちでいられるでしょう。
ミラーリングのテクニックとは、かがみのように相手の動作を真似ることです。接客業などでも使われる手法です。例えば、相手が料理を食べたら自分も料理を食べる、相手がゆっくり話しているなら、自分もゆっくりと深く相づちを打つ、などです。
相手と同調を見せることで、相手は自分を受け入れてくれる感覚になるため、心地よさを感じて親近感を抱きます。短時間で、居心地の良い相手だったと認識させることが可能です。
人に名前を覚えてもらうのは嬉しいことではないでしょうか。相手の名前はすぐに覚えましょう。逆に「誰でしたっけ」と、名前を覚えず聞いてしまうのは相手に関心がない証拠です。
また、相手の名前を呼ぶことでも相手を心地よくすることが可能です。名前を呼ばれることで心の距離が縮まり、打ち解けていくでしょう。
初対面の会話は緊張するので、NG行動をうっかりとってしまう可能性があるでしょう。最後に、初対面の会話でやりがちなNG行動7つについて紹介します。ぜひ読んで参考にしてみてください。
初対面の人と話をするとき、一方的な会話をしていませんか。相手の話に耳を傾けず、一方的に自分のことばかり話していると相手から嫌がられる可能性があります。
相手の話を自分の話に置き換えたり、自分の事だけ一方的に話したりしていると相手からの印象も良くありません。会話をするときはお互いにコミュニケーションを取ることが基本です。一方的に自分の話ばかりするのではなく、相手の話もしっかり聞くようにしましょう。
初対面の人に対して質問ばかりしていると尋問のようになってしまいます。初対面の人のことを理解しようと気を遣っているのかもしれませんが、質問攻めはよくありません。
相手によっては不快感を与えてしまう可能性があるので気をつけましょう。楽しく会話するためには、お互いにコミュニケーションを取ることが基本です。質問ばかりするのではなく、自己開示をしながらコミュニケーションを取りましょう。
初対面の人と会話するとき、あまりにも長い沈黙をしないようにしましょう。沈黙があまりにも長いとお互いの緊張度が高まったり、心理的距離が広がったりしてしまいます。
会話が続かず沈黙が長くなると「関心を持ってもらえない」と相手が思ってしまう可能性もあります。普段からコミュニケーションを高めるために雑談力を身につけることも大切です。
初対面の人との会話で聞き手ばかりに回るのもよくありません。会話が一方通行になってしまうので相手が不安になる可能性があります。
初対面の人と会話するとき、お互いに自己開示をしたり、共通の話題で盛り上がったりすることで心理的距離を近づけることが大切です。
お互いにリラックスして会話を楽しみましょう。聞き手ばかりに回るのではなく、自己開示や共通の話題、質問などを取り入れながら話をしてください。
容姿の話をする場合、褒める内容であれば良いですが、できるだけ避けた方が良いでしょう。初対面ということもあり、こちらが容姿を褒めているつもりでも、本人にとってはコンプレックスなこともあります。
会話するとき、相手の話に共感もせず正論ばかり押し付けていませんか。初めて話をする相手に対して否定する姿勢を見せて、話の腰を折ってしまうと相手は不愉快になってしまいます。
会話するときは、協調性を持って相手の意見に共感し、自分の意見を伝える姿勢が大切です。価値観は人によって異なるため、相手の話を謙虚に受け止めましょう。
相手を楽しませようとして、ユーモアを会話に取り入れようとする試みは悪いことではないでしょう。狙い通り相手が笑ってくれればお互いの距離は近づきます。
しかし、ユーモアは場合によっては相手を不快にする可能性もあります。初対面ではお互いの笑いのツボもわかっていない状態なので、無理にユーモアを持たせようとするのは危険です。
例えば、誰かの悪口など、批判するような内容であったり、ジョークのつもりで相手を冷やかしてしまったりすると、自分は面白くても相手が不愉快になっている可能性があります。
初対面の人と会話するとき、お互いの時間を楽しむ姿勢で臨みましょう。貴重な時間を共有するため、有意義な会話の場にすることが大切です。
初対面の人との会話を楽しむためには経験を積むことも必要です。苦手意識のある方は、会話が上手くいかない特徴やNG行動を参考にしてください。初対面の人と会話できるようになるコツを知り、初対面の人との会話を楽しみましょう。
Written by 前田 ヒロキ