【実録】どちらも大切な孫でしょ… 孫差別をする人の特徴5選

おじいちゃんおばあちゃんからすれば、たとえ目の中に入れても痛くないと言えるほどに可愛いはずの孫。しかし今、孫差別と言う言葉をよく聞くようになってきました。これは、祖父母が孫同士を比較して贔屓するような行為。

例えば、長女の方の孫だけ可愛がって次女の方の孫には冷たい態度を取ったり。あるいは、同じ両親から生まれた孫だとしても兄だけを可愛がり弟を邪険にするなど。このようなあからさまな孫差別、実は珍しくないのです。

これにより祖父母との関係がうまくいかなかったり、深刻な悩みとなっています。ここではそんな、孫差別をする人の特徴についてお話しします。また、筆者の友人に聞いた実際の対処法エピソードについても、ご紹介していきます。

孫差別をする祖父母の特徴

孫差別をする祖父母の特徴

祖父母の年齢を考えると、バリバリ昭和思考の人は多くいます。男性優位が当たり前、長男を大切にする、そのような風潮が現代でも当てはまると信じているのです。

そのように考え方の古い祖父母は、孫差別をしてしまいがち。長男の初孫を優先させる、男の子しか可愛がらない、これら時代錯誤の孫差別は未だ実在しています。

②嫁差別している

嫁が嫌いだから、孫差別してしまう祖父母もいます。嫁に意地悪したいから、嫌いな嫁が産んだ孫だから、差別してしまうのです。特に娘のいる祖父母は、嫁が産んだ孫よりも実の娘が産んだ孫の方が可愛いと感じてしまうケースは珍しくありません。

つまりは、内孫より外孫の方が可愛いのです。嫁との心理的な距離から、差別が発生してしまうこともあるのです。

③自己中心的

③自己中心的

普通年齢を重ねると、性格は丸くなっていくものです。しかし、短所が如実に出てしまうような人も少なくありません。自己中心的な祖父母は、幼い孫に対しても容赦がないでしょう。

「やんちゃ」「手がかかる」「なつかない」などの理由で、大人しく聞き分けの良い孫をえこ贔屓するのです。自分に都合の良い孫だけを可愛がる祖父母には、要注意。

④男女差別の意識

性差別を持っている祖父母は、あからさまに孫差別します。必ずしも男尊女卑だとは限らず、「女の子の方が可愛い」「男の子の方が遊びやすい」など性別に対しての思い込みがあるのです。

⑤自分を俯瞰できない

自分を俯瞰できない人は、自覚なく他人の嫌がることをやってしまいます。孫差別をする祖父母も、自身の言動で孫やその親に不快な思いをさせていると気づけないのでしょう。

はたから見ればひどい孫差別でも、本人たちは全く悪気がなくて気づいていないケースも少なくありません。

【実録】孫差別をされたときの対処法

遠回しに伝える

「うちには小学2年生の長男と、幼稚園年中の次男がいます。義母はおしゃべりで人当たりが良く、優しい人。孫も可愛がってくれるし、良い人なのは間違いないのですが、自覚なく孫差別をしてしまう人でもありました。ちょっと考え方が古いので、長男にだけお小遣いをあげて他の子には内緒にしておくとか、お菓子も長男にだけ多めとか。決定的だったのは、プレゼントの洋服。いつも長男には季節の変わり目に、洋服をプレゼントしてくれていました。でも、次男には、いとこからの古着ばかり。親戚の中でもうちの長男が年長だったので新品の服が必要だと言えばそうなのですが、次男には古着だけなんて……。だから先日、近所に大手の古着屋さんがオープンした話題が出たときに、古着は嫌いだから絶対に行かないとめっちゃアピールしておきました(笑)勘のいい人なので、それから古着のプレゼントはなくなり、新品をくれるように。遠回しに言うのは、角も立たないので使える方法です。」(20代/女性/事務)

夫に抗議させる

「義母から孫差別を受けていました。家には5歳の息子がいます。義母の実の娘である義妹には4歳の女の子がおり、義母にとって孫は2人。でも、義妹の子には優しい態度でうちの子には明らかに冷たい接し方。旦那に訴えても、実害があるわけではないので私の勘違いみたいな感じで、いまいち理解してくれませんでした。でも誕生日プレゼントが決定打に! うちの子と義妹の子は誕生日が近いのですが、義妹の子には高級なおままごとのキッチンセット、うちの子には数百円のトミカだけでした。さすがに旦那もわかってくれて、義母にきつく叱ってくれたようです。それから、あからさまな孫差別はなくなりましたが、わだかまりは消えません。」(30代/女性/主婦)

会わないようにする

「義父も義母も、孫同士を比較するタイプ。うちの子を『パパに似てスポーツが得意!』と褒めると同時に、義弟の子に『お前は運動神経が悪いなぁ』と言ったり。逆に、義弟の子に『賢くて自慢の孫だ』と褒めたかと思えば、うちの子に『頭が悪いんだからあいつを見習って勉強しろ』と言ってきたり。どちらが褒められても必ずもう片方がけなされるし、たとえうちの子が褒められている時でも嫌な気分で全く嬉しくありませんでした。何年たっても孫比較が収まるどころか、新しい孫ができるたびにさらに孫比較が過激になっていって……。最終的に、孫を祖父母に会わせなくなりました。部活をしていたので、それを理由にほとんど帰省させず。今では夫だけの帰省が当たり前になっています。」(50代/女性/パート)

孫差別被害は各地で多発している

以上、差別する祖父母や対処法についてお話ししました。その他対処法としては、嫌味を言い返すなどの強者も……! 祖父母の性格や人となりによって、対処法も変わってくるでしょう。

自分のことならばまだしも、我が子である孫差別をされると、親としては我慢になりませんよね。特に女性側が、義理の親に対して孫差別被害に遭うケースが多い印象です。こちらの記事が、そんな孫差別の理不尽さを少しでも解消する一助となれば、幸いです。

Written by みなみ

およそ半数が結婚後後悔… 後悔しない結婚をするためのチェックリスト ▶

みなみの他の記事を読む