あなたは親のどんなところを尊敬していますか? 普段は深く考えることもないけれど、大人になった今だからこそ親の凄さを実感できますよね。ここでは、偉大な親について著者の友人たちにエピソードを聞いてみました!
涙腺崩壊注意レベルで、読んでいるうちにご自身の親への感謝の気持ちが湧き上がってくるのではないでしょうか。また、そんな親のためにできる親孝行についてもご紹介します。
何も言わなくても、親は全てお見通しです。隠し事や嘘をついたものならば、無言の圧で責めてきますよね。どうして親には全てバレてしまうのだろう? そんなふうに不思議に思った経験、誰だってあるのではないでしょうか。
親は、子どもの顔色1つでその心中を察してしまうのです。普段から子どもの表情を見ていて、全てを把握し理解しているから。だから親には、かなわないのです。
お金がなければ、子どもを育てることもできません。私たちは当たり前のように親に育ててもらいましたが、そこには全てお金がかかっていました。洋服、ゲーム機、学校の給食費……。
社会人としてお金を稼ぐ大変さがわかり、同時に親の偉大さもわかりましたね。
どんな時でも、親は味方でいてくれます。たとえ子どもが道に迷っても、励まして常にサポートしてくれるのです。落ち込んでいたら何も言わなくても、「ゆっくり休んで」と好物を出してくれることでしょう。
あるいは、「へこたれるな!」と背中を押してくれるのではないでしょうか。子供のことを最もわかっているのは、育ててくれている親。その子にベストな方法で、必ず手を差し伸べてくれます。
子供を持つ親ならば、悩まされるのが毎日の献立です。子供の頃は、焼き魚は嫌だとか野菜炒めは食べないとか、わがまま放題言っていましたよね。今になると、そんな自分を叱ってやりたくなる人も多いでしょう。毎日の献立は本当に大変です。
それなのに振り返ると、お父さんやお母さんの手料理って本当に美味しくて懐かしいんですよね。また、毎日食べたくなる味。子供時代、毎日作ってくれていた料理のおいしさは、思い出すだけで心が豊かになります。
子供の頃は当たり前にしてもらっていた毎日の洗濯、料理、あらゆる身の回りの用事。これらは、すべてお母さんがこなしてくれていた母親業です。大人になった今、家事炊事がどれだけ大変なのか、身に染みてわかりますよね。
しかもお母さんは家事炊事しながら、子育てしたりお父さんのお世話もしています。昼間はパートに出かけ、それ以外の時間は全て家族に捧げて…… 24時間365日無給で働いているお母さんは、なんて偉大なんでしょう!
今から思えば、親って本当に我慢強いですよね。特に反抗期の思い出は、ひどいものがあります。それでも、親は毎日家族のために働いてくれるし、おいしいご飯を作ってくれる。洋服は洗濯してくれて、アイロンまでかけてくれる。
あんなに暴言を吐いたり生意気な態度をとっているのに、親はずっと諦めずに待っていてくれるのです。その我慢強さは、愛情のほかなりません。
残業でクタクタになっているはずなのに、あなたが悩んでいるときには箸の手を休めて話を聞いてくれたお父さん。休日は、前日の疲れを見せないようにテーマパークや遊園地、いろいろなところに連れて行ってくれましたね。
大人になり、社会に出る大変さや仕事の過酷さを理解した今だからこそ、疲れていても家族サービスできる親の偉大さが実感できます。
親と一緒にいるだけで、安心できるのはなぜなのでしょう。悲しみや絶望、不安感の中、お母さんが背中をさすってくれたり手を握り締めてくれたら、それだけで不思議と心が軽くなるのです。
いつでも絶対的に味方でいてくれて、守ってくれる。それがわかっているから、親の存在そのものが子供の癒しになるのです。
大人になったからこそ、ちょっと値のはるプレゼントができます。それが、旅行。連れて行ってあげるのもよし、手配してあげるのも良し。親世代になれば物よりも、心豊かになるような経験に価値を見出すでしょう。
だからこそ旅行と言うプレゼントは、ぜひやっていきたい親孝行の1つです。
100年時代と言われている今、健康寿命を伸ばさなければなりません。歳をとれば、誰だって病気の1つや2つかかってしまうでしょう。医療が進化している今は、病気になったって心強いものです。
しかし病気に打ち勝つためには、予防や早期発見、早期治療が重要。そのためにも、親には人間ドックを進めましょう。いろいろな検査がパックになっていて、5 万円位かかります。親はいつまでたっても自分に贅沢したくないものだから、その5万円をだし惜しむ傾向に。
だからこそ、大人になった子供たちが人間ドックをプレゼントしてあげるべきなのです。
親も健康でいなければなりませんが、何よりも子供である私たちが健康でいなければなりません。何歳になっても、親は親であり子は子です。あなたが中年だったとしても、病気になってしまえば親の悲しみは計り知れず、心労をかけてしまうこと間違いありません。
親が精神的に健やかな日々を過ごせるためにも、まずは私たち子供が健康を保つ必要があるのです。これこそがまさに、最大の親孝行かもしれません。
以上、親って偉大だなと感じたエピソードや、今だからできる親孝行についてお話ししました。子供だった私たちも大人になり、実家を出て一人暮らしを始めたり、結婚して家庭を築いたり。親元を離れたことで、親の凄さを実感できるようになりました。
それらは、無償の愛と言えます。今度実家に立ち寄ったときには、昔話に花を咲かせてみてはいかがでしょう。あの時は嬉しかったとか、あれって凄いことなんだねとか。きっと親からは、満面の笑み。
Written by みなみ