「うちに限って火事なんて……」と他人事のように考えていませんか? 火事は、誰の家でも起こり得る怖い事故です。
小さな不注意が、火事を引き起こす原因になってしまうことも。
そこで今回は、自宅で気をつけたい火事の原因や予防方法をご紹介します。ぜひ最後まで読んで、火事を未然に防ぐためのポイントを確認してくださいね!
家の中で火事が起こりやすい場所といえば、やはりキッチン。料理中に来電や来客があり、「少しくらい大丈夫かな?」と、火をつけたままにした経験はありませんか?
料理中にコンロのそばを離れるのは、火事の原因になります。目を離していたら、火が上がってもすぐには気づけないですよね。
コンロ周りに燃えやすい布巾や紙を置くのもかなり危険。引火し、火事が起こる可能性もあるんです。
また、コンロの火の消し忘れも火災の原因に……。ボーっとしていたり、疲れが溜まっていたりするときほど要注意です。
料理中はキッチンを離れず、消し忘れの確認も入念に行いましょう!
冬場に活躍するヒーターやストーブも、火事の原因になりやすいアイテムです。
「電気ストーブなら安全!」と考えていませんか? しかし、最近では電気ストーブによる火事も増えているんです。
近くに洗濯物やカーテンなどの燃えやすいものがあると、少しの熱で引火する危険性があります。乾燥機代わりにヒーターやストーブの前で衣類を干すのもNG行動。
筆者は一人暮らししたての頃、ストーブの前で洗濯物を乾かしていました。お風呂から出て「焦げ臭いな……」と思い、洗濯物を見ると、Tシャツが焦げついていたんです。
幸い火事にはなりませんでしたが、冬は暖房器具の使い方に注意すべきです!
たばこが火事の原因になるケースも少なくありません。灰皿に押しつけたつもりでも火が完全に消えていなかったり、吸い殻をゴミ箱に捨てたりすると、気づかないうちに火が燃え広がる危険性が……。
もちろん、寝たばこは絶対にNG! 寝ながらたばこを吸いたい気持ちは分かりますが、布団やパジャマに引火する可能性も否定できません。
1本のタバコが大惨事を引き起こす原因になり得るんです。寝たばこは絶対にやめ、火が消えているかもきちんと確認してください。
意外な火事の原因として注目されているのが、家電やコンセント周りのほこり。ほこりが溜まったコンセントに湿気が加わると、ショートして火が出る可能性があるんです。
中でもテレビの裏や冷蔵庫の下など、普段あまり掃除しない場所は要注意スポット! 「見えない場所だから」と放置せず、定期的に掃除をする習慣をつけましょう。
意外に見落としがちなのが、家電を長期間使用することで起こる火事。古い家電は、経年劣化により発火することがあります。
とくに10年以上使用している扇風機やエアコンなどの家電は要注意。「動いているから大丈夫」と油断せず、必要に応じて買い替えを検討しましょう。
また、たこ足配線による過電流も火事の原因に。筆者はドライヤーを使用した際、ボンッ! と大きな音が鳴り、火花が飛び散ったことがあります。
髪の毛に引火してもおかしくない状態だったので、みなさん注意してくださいね!
料理中は、不要なものをコンロの近くに置かないように心がけましょう。布巾や紙類などはすぐに火がつく可能性があるので、コンロから離れた場所に保管する習慣をつけてください。
また、コンロ使用中はその場を絶対に離れないように。予期せぬ電話や訪問があった際は、火を消す、または家族などに見てもらってくださいね。
ヒーターやストーブを使う際は、周りに燃えやすいものを置かないことが鉄則。カーテンや衣類だけでなく、雑誌や新聞紙なども危険です。
また、使用中は定期的に様子を確認するようにしましょう。
筆者は極寒の地に住んでいますが、寝るときはストーブを消しています。火事が怖いので、5~10分の外出でも消すことを徹底しています。
自宅にいないときは電源を切り、コンセントを抜く習慣をつけておくと安心ですよ!
たばこを吸う場合は、必ず火が完全に消えたことを確認してください。灰皿には水を入れておくと、万が一火が残っていても安全です。
また、たばこのポイ捨てによる火災も起きています。吸い殻の投げ捨ては絶対に避けましょう。
もちろん寝たばこなど言語道断。
筆者は喫煙者ですが、灰皿に強く押し当てた後、水をかけて火が消えていることをしっかり確認しています。
「たばこくらい……」と軽く考えず、マナーを守ることが大事ですよ!
溜まったほこりは、火事の隠れた原因です。コンセント周りや家電の裏側などは、定期的に掃除しましょう。
掃除はかなり面倒ですよね。しかし、こまめにやっておくことで、火事のリスクを減らせるんです。
掃除の頻度やタイミングをあらかじめ決めておけば、重い腰も上がるはず。また、家電の製造年を確認することも忘れずに!
今回は、自宅で気をつけたい火事の原因や予防方法をご紹介しました。
火事は「うちは大丈夫」という油断から起こりやすいものです。今回ご紹介した習慣を実践し、火事のリスクを減らしましょう。
日々の小さな心がけが、大切な家族と家を守る最もの方法です。ぜひ今日から、火事を防ぐ生活を心がけてみてくださいね。
Written by danon