気がついたら「あいつバカだな……」というように、他人を見下していることはありませんか?
何かにつけて自分と他人を比較してしまう癖がある方は、実は意外な共通点があります。
今回は、他人を見下す奴の特徴と、他人を見下す癖を直すためにできることについてご紹介します。
まず初めに、他人を見下す奴の特徴6つについてご紹介します。
自分に自信がない方こそ、無意識のうちに他人を見下す傾向があります。
自分の中の知りたくない感情と直面するのを避けるために、他人を攻撃しています。
例えば、自分の理想とする人生を歩んでいる人を見れば、嫉妬心を自覚することを避けるために「汚い手を使った」「欲にまみれている」と思い込むことが。
自分の価値が揺らぐような場面こそ、より一層、他人に対して厳しい目線を持つことがあります。
実際に、見下される側にいて傷ついた経験を持つ方こそ、無意識のうちに他人を見下すことがあります。
惨めな気持ちを自分の中で上手く消化するために、今度は自分が見下す側に回り、気持ちに折り合いをつけます。
また、過去に嫌なことをされた相手に対しては、自分の中で「見下しても良い」と無意識のうちに思い込みやすいです。
他人を見下す奴の特徴は、自分の幸せを決める上で、人と比べてしまう癖がある方です。
自分が他人に勝っている要素を見つけると、自分の価値が高まったように感じて嬉しくなります。
このような方は、何か新たな物事を始める動機も「人から良く思われるから」と他人の目を気にしやすいです。
何をする上でも自分だけでは今いる位置がわからない方こそ、幸せを実感するためには他人を見下す暴挙に走ることがあります。
元々、人が嫌いな方も、何かと他人を見下すことがあります。
人の粗を探して馬鹿にすることに快感を感じるタイプです。
むしろ、人の短所を見つけると、人は完璧ではない事実を再認識できて、ホッとすることがあります。
他人を見下す奴の特徴は、プライドが高く、自分の失敗を認めない方に多いです。
負けず嫌いで、自分の理想が崩れるくらいなら、他人を馬鹿にしてメンタルを保つ方を選びます。
プライドが高い方こそ、例えば「頑固だね」「思いやり持ってよ」というような相手の何気ない一言も、ずっと覚えてることがあります。
何かにつけて他人の悪口を言う方こそ、満たされない気持ちがあります。
そんな自分と向き合うことを避けたい時こそ、必要以上に、他人に攻撃的になりやすいです。
例えば、「甘えてる」「かっこ悪い」と自分自身にかけたい言葉こそ、他人を見下すために言うことがあるでしょう。
人生、期待通りにいかないと、子どもが駄々をこねるように、ストレス発散をしたくなります。
続いて、他人を見下す癖を直すためにできること 4つをご紹介します。
自分と他人を比べることをやめると、気持ちが楽になりやすいです。
比べた先は「見下すか」「見下されるか」に、たどり着きやすいからです。
自分の人生に集中するほど、動揺するものがなくなり、広い心を持てるようになります。
人の短所ではなく、長所に目を向ける心がけを持ちましょう。
やはり普段から悪い部分を探すことにも長けていると、無意識のうちに他人を見下しやすいです。
例えば、「思いやりがある」「物知り」「明るい」「面白い」など、相手の良いところを探してみてください。
長所に目を向ける癖が身につくと、自然と人に対しても好意的な感情を持ちます。
自分に厳しい方こそ、他人にも同じ目線を持つようになります。
何よりも自分の気持ちを満たすことを優先すると、自然と人にも優しくできます。
そのため、嫌なことは嫌とはっきり言う努力が必要かもしれません。
とにかく毎日疲れている方こそ、できるだけ自分に優しくいましょう。
素直でポジティブな人と関わるほど、良い影響を受けやすくなります。
物事の捉え方について勉強になる場面も多く、他人を見下す癖が直ることがあります。
むしろ、ネガティブで人の悪口を言うのが好きな方と一緒にいると、さらに人に対しても厳しい目を持ちやすいです。
環境による影響は大きいです。「この人のようになりたい」と感じる人と、積極的に関わるようにしてください。
他人を見下す癖があるのは、人が嫌いだったり、満たされない気持ちがあったりするからかもしれません。
また、誰かに見下された悔しさからくるものということもあります。
原因を突き止めた上で、自分に優しく、他人の悪口を言う人とも距離を置くと、他人を見下す癖が直ることがあります。
Written by 森野有