ホルモンバランスが乱れやすくなる40代。ただでさえ肌調子が揺らぎがちなのに、冬は特に気を使いますよね。
40代の肌を美しく保つには、肌コンディンションを安定させるための対策がポイントです。
ここでは、40代女性におすすめの、冬に実践したいスキンケアについてお届けします。
コラーゲン、ヒアルロン酸などは、年齢とともに減少します。
これらは、肌の弾力や潤いを保つ成分なので、減ってしまうことで肌がたるんだり、乾燥しやすくなったりします。
自ら潤う力が衰えるので、外から十分に保湿をする必要があります。
40代になると、ホルモン減少がチラホラはじまり出すのが更年期です。
更年期とは、閉経前後の10年間のことを指しますが、早い人では40歳前後から始まることがあります。
女性ホルモンには、肌の美しさを保つ働きがあります。
ですが、背景に向けてホルモンが減少してくることに加え、更年期ではホルモンの分泌バランスが乱れがちになり、肌が乾燥しやすくなって、トラブルを起こしやすくなります。
40代は、育児や家事に忙しい人が多く、子供が少し大きくなって多少手が離れていたとしても、思春期ならではの悩みに寄り添うなど、心休まる暇がありません。
また、仕事で責任のあるポジションを任されたり、家でも夫の単身赴任やシングルマザーとして家庭を支えたり、ストレスを抱えやすい年代だと言えるでしょう。
ストレスは自律神経のバランスを乱します。ターンオーバーが滞り、古い角質が溜まることでごわついて、乾燥しやすくなります。
加齢とともに代謝が落ちると、肌のターンオーバーも滞りがちになります。
ターンオーバーとは、肌の生まれ変わりのサイクルのこと。
通常であれば約4週間ですが、代謝が衰えると1ヶ月以上かかるようになり、古い角質が剥がれ落ちずにいつまでも肌の表面に残り続けます。
すると、肌の表面は荒れた大地のようになり、水分を与えてもそれを蓄えておくことがでません。
そうなると、肌表面がひび割れたようになり、表面から水分が蒸発するようになるので、肌が乾燥してしまいます。
クレンジングは、すべてのスキンケアの基礎となるものです。
クレンジングをきちんとしていないと、化粧水も美容液も十分に浸透しないし、肌トラブルの原因になることもあります。
肌が乾燥しやすい冬には、保湿しながら洗い上げることができるミルククレンジングがおすすめ。
角栓の詰まりや毛穴の黒ずみに効果的なオイルやバームは、最近は、乾燥肌や敏感肌の人にも使える保湿系のものが増えました。
毛穴の汚れをきれいにすれば、水分や成分の浸透力が上がり基礎化粧品の効果も高まります。
ターンオーバーの衰えで古い角質が溜まりやすくなる40代の肌には、古い角質を取り去るためのピーリングが有効です。
ピーリングはジェルやクリーム状のものが多く、肌の表面にたっぷり塗って優しくこすることで角質を柔らかくして落とします。
肌への負担が少ないフルーツ酸(AHA)を使ったものもあり、石鹸だと毎日の洗顔で使うことができます。
40代のスキンケアにぜひ取り入れてほしいのが。美容液です。
美容液には、保湿の役割もありますが、肌の栄養になる成分が多く、「お肌の栄養剤」として取り入れることで、悩みにダイレクトにアプローチすることができます。
エイジングケアには、ハリを与えるレチノールや肌の保湿力を高めるアスタキサンチンが入ったものがおすすめ。
毛穴ケアには、ビタミンCや植物由来のCICA(シカ)、肌調子が揺らぎがちならナイアシンアミドやセラミドなど、肌悩みに合わせて選ぶのがベストです。
セルフケアにはどうしても限界があります。そこでたまには、美容のプロにスペシャルケアをしてもらうことがおすすめです。
熟練のハンドテクニックや専用のマシンを使った施術は、仕上がりの違いを感じること間違いなし。
たまにはこういったスペシャルケアを取り入れることで、肌調子が上がり、スキンケアへのモチベーションも上がりますよ。
肌を擦ると、摩擦がダメージとなって肌荒れが起きやすくなります。
また、肌が刺激を受けたことでメラニン色素が濃くなり、シミやシワが増えることもあるので要注意です。
化粧水のパッティングなどで肌を叩く人は多いと思いますが、これもNG。毛細血管が切れてそれが肌ダメージにつながることがあるので、気をつけてくださいね。
40代の肌は乾燥しやすくなるので、徹底的に保湿をするのが最善策です。
ターンオーバーが滞りやすくなるので、ピーリングやクレンジングなどで古い角質をオフすることも大切です。
丁寧なケアが美肌のカギになります。ぜひ実践してみてくださいね。
Written by さあや