「深い信頼関係を築くのが苦手」「パートナーや親友ができなくて寂しい」と悩むことはありませんか?
しかし、今、孤独を感じている人も大丈夫です。
まずは自分のなかにある原因に気付き、少しずつ行動していくことで、心地いい人間関係は築くことができますよ。
そこで今回は、「人間関係が希薄になってしまう人の特徴」と、その原因を深掘りしながら「いい人間関係を築く方法」をご紹介します。
自己肯定感が低く自信がない人は、自分をさらけ出すことを恐れているケースがあります。
これは、過去の経験から「ありのままの自分を見せたら嫌われるのではないか」という不安があるからです。
たとえば、身近な人から「こんな人だと思わなかった!」などと人格を否定されるような言葉を言われた人は、深い人間関係を築くことに対して強い恐怖心を抱くことも。
自分の心を守るために心を閉ざしてしまい、親密な関係になることを避けるようになります。
他人からの評価や評判を気にする人は、相手から嫌われることを必要以上に怖れている傾向があります。
その結果、深い人間関係を避けて表面上の付き合いだけになることも。
しかし、誰しもすべての人に好かれることは不可能なので、みんなに好かれようとすると自分が疲弊してしまいます。
自分が嫌いな人にまで好かれる必要はありません。自分が大切に思う人に好かれることこそが、心地の良い人間関係です。
自分を偽って相手に合わせてばかりいると、深い人間関係を築くことができません。
なぜなら、取り繕った自分で相手と接していると、必ず無理をすることになり疲弊するからです。
たとえば、料理が苦手な女性が初対面の男性に好かれようと、「私は料理が得意なんです」と嘘をついたとします。
デートを重ねるなかでも、女性はずっと「料理が得意な自分」を演じ続ける必要があるので、疲れちゃいますよね。
その結果、プレッシャーに耐えられず自分から離れてしまうケースも。
つまり、偽りの自分でいることに何もいいことはないと言えますね。
気配りができ過ぎる人は、人と一緒にいるだけで疲れてしまい、一人でいることを選びがち……。
周囲の状況や相手の感情を察することができるので、気を遣いすぎて疲れるからです。
相手のことを考えるあまり自分の本音を言えなかったり、我慢してまで人に合わせるため、ストレスを抱えてしまう人が多いことも特徴ですね。
その疲れが積み重なることで、「一人のほうが楽だ」と感じるようになり、結果的に新しい関係を築こうと思わなくなります。
自己受容とは、ありのままの自分を受け入れることを指します。
この自己受容ができていないと、他人を受け入れることも難しい状態になります。
つまり、「こんな自分ではダメだ」と自己否定感が強いと、他人を寄せ付けなくなる傾向があります。
ときには、自分に優しくしてくれる相手でさえも拒否してしまうことも。
気が合う人になかなか出会えないと思う人は、「自分は自己受容ができているだろうか?」と考えてみることが大切ですね。
心地よい人間関係を築くためには、恰好つけずに自分の弱点をさらけ出すことが大切です。なぜなら、弱点は魅力やチャームポイントになるからです。
漫画やアニメの主人公を思い浮かべてほしいのですが、完璧な主人公はいないはず。
みんな何かしらの弱い部分や、欠けている点があるからこそ、仲間がいて周囲の人に助けられていますよね。
自分を漫画の主人公に置き換えてみると、弱点も好きになることができるかもしれません。
自然体の自分で接することができる人とは、いい人間関係を築くことができます。
無理をせず、等身大の自分でいられると、安心感がありますよね。
ありのままの自分で接して、相手が離れてしまったのなら、それまでの関係だったと割り切ることも必要です。無理をしてまで付き合う必要はありません。
あなたに対して、思いやりを持って接してくれる人を大切にしてくださいね。
嬉しいときは「嬉しい」、楽しいときは「楽しい」と、素直に気持ちを伝えてみましょう。
相手にプレゼントを渡して、「ありがとう、嬉しい!」と笑顔で喜んでくれる人と、ポーカーフェイスで何も言わずに受け取る人、渡した側はどちらが嬉しいか一目瞭然ですよね。
両者とも内心では喜んでいる場合でも、自分の気持ちを伝えないと相手には伝わりません。
「言わなくてもわかってほしい」「雰囲気を見て、察してほしい」という気持ちは、一度捨ててみることが大事でしょう。
今回は「人間関係が希薄になる特徴」をご紹介しました。
いい人間関係を築く方法は複雑に考えてしまいがちですが、実はシンプルです。
大切なのは、ありのままの自分で相手と接すること。そして、素直に気持ちを表現することです。
そのためには、「今のあなたが素敵で魅力的であること」を自分で受け入れることから始めてみましょう。
Written by ゆいまる