「言わなくても分かってほしい」「私の気持ちを察してほしい」という気持ちが強い“察してちゃん”。身近にいると面倒くさく、振り回されることも多いですよね……。
そこで今回は、察してちゃんのあるある行動をエピソードとともにご紹介。察してちゃんの特徴もまとめたので、自分が察してちゃんになっていないかセルフチェックしてみてください。
「昔付き合っていた彼女は、思い通りにならないとすぐに不機嫌になる察してちゃんでした。デートで彼女の期待とは違う場所に行ったとき不機嫌アピールをされ、付き合うのが面倒になりました」(男性/30代/会社員)
察してちゃんが突然不機嫌になるのはかなりのあるある。自分からは意見を言わないくせに、勝手に進められるのは許せません。一度不機嫌になると無口になり喧嘩が長引くのもよくあるパターンです。
「元カノとデートをしていたとき『何食べたい?』と聞いたら『何でもいいよ』と一言。ラーメンを食べにに連れて行こうとすると『デートなのにありえない!』と怒られ、意味不明だと思いました」(男性/20代/会社員)
察してちゃんの「何でもいいよ」は何でもいいわけじゃない、というのはもはや方程式となっていますよね。計画は任せっきりのくせに、期待と違うと「それは違うって普通わかるでしょ」と怒り出します。
「夫は、体温が37度を超えたらこの世の終わりくらい弱り始めます。『やばい。36.9度だ』と言い始めたので無視していたら、わざとらしく咳き込んだりだるいアピールしたり……『大丈夫?』待ちなのが分かるので腹が立ちます」(女性/30代/主婦)
察してちゃんの体調不良アピールもあるある行動の一つ。「言わなくても気付いてほしい」「もっと心配してほしい」という気持ちが人一倍強いので、あからさまに咳き込んだり発熱していることを強調してきたりします。
「高校時代の友達は、SNSで意味深投稿がとにかく多いです。小さな文字で『もう疲れた』とかよく書いていて、みんなに心配されたい察してちゃんなんだろうなと感じます」(女性/20代/会社員)
察してちゃんは、本当にSNSへの投稿頻度が高いです。愚痴や不満が多く、心配されることで承認欲求を満たそうとします。
「会社の上司はかなりの察してちゃん。仕事が増えるとあからさまに大きなため息をつき、周りから『手伝いましょうか?』と言われるのを待っています。みんな分かっているので、本当にやめてほしいです」(女性/30代/会社員)
忙しくて手伝ってほしいなら、直接「助けてくれない?」と伝えてほしいものですよね。声をかけてもらおうとしているのが見え見えだと、周囲は手を貸したくなくなるものです……。
自分の素直な気持ちを上手く言葉で伝えられない人は、察してちゃん傾向が高めです。
「どうして私の気持ちを分かってくれないの!」という前に、思ったことをそのまま言語化すればすれ違いは無くなるでしょう。
しかし、察してちゃんタイプは口下手で小さなニュアンスまでは伝えられません。そのため思うように相手が動いてくれないことにもやもやして、つい不機嫌になってしまうのです。
素直な気持ちを言うと「嫌われるかもしれない」と思うあまり、察してちゃんになってしまう人もいます。
傷つくのを恐れ、人に拒絶されることを極端に嫌います。プライドが高い一面も持っているので、自分の意見を否定されるとなかなか立ち直れません。
恋人や友人にも本心を言えないけれど、どこかで「気付いてほしい」という気持ちがあるため、機嫌や行動で小さくアピールします。
察してちゃんは、「私が我慢すればいい」という恩着せがましい考えが強いのも特徴的です。
喧嘩やトラブルが起こったときに、いつも自分が折れていると思っていますが、自称・我慢強いタイプは、「この人はあのときもそうだった」と少しずつ不満を溜めていきます。
しかし、そんなに我慢の器が大きくないので限界に達するのは割と早め。一度怒りだすと「これくらい考えてやってよ」「どうして私の気持ちが分からないの」と察してちゃん発言を連発します。
察してちゃんといえば、承認欲求が強いのも特徴の一つ。SNSでの不満投稿や体調不良アピールで周りから心配されるのを待っています。
「パートナーがいつも私の体調不良に気付いてくれない」「メンタルがやられているのに友達はわかってくれない」などの不満を抱えている人は、承認欲求が強い察してちゃんタイプに該当している可能性が高いです。
察してちゃんのあるある行動や特徴に当てはまるものはありましたか?
察してちゃんほど、友達や恋人から面倒に思われることはありません。いくら仲が良い間柄でも、思っていることは言葉で言わなければ伝わらないのです。
傷つくことを恐れず自分のやりたいことや意見を伝える努力をしましょう。
Written by sumire